![[今週の競馬]今週の中央競馬は3日間開催! 東西でクラシックを占う重要な一戦](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/01/モノポリオ_1-scaled.jpeg)
今週は土日月と中央競馬は3日間開催。重賞は日曜に中山で3歳牝馬限定のG3・フェアリーステークス、月曜には京都で3歳混合のG3・シンザン記念が行われ、東西の各場において春のクラシックを見据える上で重要な競走が連続する。
◯フェアリーステークス 初の重賞制覇を狙う少女たちが集結
フェアリーステークス (G3)
中山11R 15:45発走
芝1600m・外 (右)サラ系3歳牝馬限定 オープン 定量
本賞金 1着3800 2着1500 3着950 4着570 5着380(万円)
■レースの歴史、位置付け
1984年に創設された「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」が前身。創設当初から中山芝1600mで行われていたが、1991年に一旦、芝の1200m戦に距離を短縮した。1994年に現在のレース名に改称され、2007年までは12月に行われる2歳牝馬限定の短距離重賞であった。
2009年に1月上旬に移設され、距離が再度芝の1600m戦に。以降、牝馬クラシック路線のプレップレースとして確立し、多数の有力馬を桜の舞台へ送り込んでいる。
ちなみに第2回の覇者メジロラモーヌは翌年に桜花賞を勝利し、その後日本競馬では史上初となる牝馬三冠の偉業を達成した。だが第3回以降、このレースの勝者から桜花賞馬は現れていない。
■前年のレース模様
レース前はデビュー15年目、初の重賞制覇がかかる嶋田純次騎手の騎乗するレイユールに注目が集まり、1番人気の評価を受けていた。しかし、1着でゴール坂を駆け抜けたのはデビュー勝ちから駒を進めてきたエリカエクスプレス。レース史上最速の勝ち時計である1分32秒8で駆け抜けた彼女は、続く桜花賞でも1番人気に。秋には秋華賞で2着と好走し、牝馬三冠路線を盛り上げた。
■今年の出走馬
集まった若き牝馬たちのなかで注目を集めるのが、ギリーズボール。
9月の新馬戦以来の出走となる彼女だが、このレースではラストの上り3Fで34秒台ジャストを記録して勝利。その内訳は12秒2-11秒8-10秒8というかなりの加速ラップだったことからも、相当な瞬発力を持っているようだ。近親にはオークスで3着となったバウンスシャッセなどもいる良血で、いきなりの重賞制覇を期待するファンも多いだろう。

また、函館2歳ステークスでは上り最速で2着まで追い込んだブラックチャリスや、牡馬混合のG2戦である京王杯2歳ステークスで3着に入線したトワニなどの実績馬もスタンバイ。
さらに、道営・門別からの中央転入初戦となるビッグカレンルーフもおり、なかなか色濃いメンバーが顔を揃えることとなりそうだ。
◯シンザン記念 2年ぶりの京都開催
シンザン記念 (G3)
京都11R 15:45発走
芝1600m・外(右)サラ系3歳限定 オープン 定量
本賞金 1着4100 2着1600 3着1000 4着620 5着410(万円)
■レースの歴史、位置付け
日本の競馬においては史上2頭目となる三冠を達成した名馬・シンザンの功績をたたえて1967年に設立。1984年に顕彰馬に選定されたシンザンは京都競馬場に銅像が建てられており、以後、彼が三冠を達成したその地で、次代のクラシックや3歳マイル路線へ挑む名馬たちの誕生を見届けている。

設立当初から多くの馬たちがこのレースをステップにクラシックへと挑んでいったが、長らくシンザンのように三冠を達成する馬は現れなかった。しかし、2011年に3着となったオルフェーヴルが同年の三冠馬に輝くと、翌年の勝ち馬であるジェンティルドンナが牝馬三冠を達成。5年後の勝者であるアーモンドアイも牝馬三冠を獲得しており、シンザンに匹敵する伝説級の名馬が何頭もこのレースから誕生している。
■前年のレース模様
阪神競馬場のスタンド改修工事により、中京競馬場での開催となった2025年のシンザン記念。前年の朝日杯フューチュリティステークスでも1番人気に推されたアルテヴェローチェがここでも1番人気に推されたが、勝利したのは新馬戦勝ちから転戦してきたリラエンブレム。やや荒れた馬場を豪快に駆け抜け、重賞初タイトルを手にした。3着には14番人気のウォーターガーベラが入ったが、彼女の兄は2024年のこのレースで17番人気ながら3着に入線したウォーターリヒト。兄妹で波乱を演出した。
■今年の出走馬
登録段階で2勝を挙げている馬が1頭しかおらず、かなりの混戦模様となりそうな気配。
そのなかでも注目されそうなのは3頭の重賞馬が姉にいるモノポリオだろう。前走のアイビーステークスでは3着に敗れているが、+20キロの馬体増も問題なくしっかりと切れた。上り33秒台の脚が使えるのは大きな魅力で、ここでも有力馬となりそうだ。

また、姉にG1馬のレシステンシアを持つバルセシートも話題を集めそうな1頭。
前走の京都2歳ステークスでは出遅れて7着となってしまったが、新馬戦では一気にギアを上げて勝ち切っており、その素質は示している。巻き返しも可能だろう。

他にも兄にG3馬のいるリアライズブラーヴや、母が中山芝1600mのレコードホルダー・トロワゼトワルのピエドゥラパンなど多くの良血馬が登録しており、面白い一戦となりそうだ。
正月競馬が終わったものの、今年は息つく間もなく中4日で土曜日が訪れる。そしてそのまま3日間開催に入り、3歳限定の重賞2つが控えているが、東西共に春を見据える上ではかなり重要な1戦となりそうだ。2歳王者が決まったとはいえ、まだまだその王座が確定したわけではないこの時期、春の主役を狙える存在となるのは果たしてどの馬となるだろうか。
写真:INONECO、koh、うみ、すずメ
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