[新馬戦回顧]ジャスタウェイ産駒ヒヒーンが見事にデビュー勝ち! -メイクデビューの勝者たち(2023年6月10日)

2021年産駒達のJRA新馬戦が始まって2週目。
今週から3場開催となります。

今回も世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬3頭を紹介していきたいと思います。

2023年06月10日(土)

函館5R 芝1000 曇・稍重 11頭

スカイキャンパス

牝馬
ファインニードル×アポロフィオリーナ
母の父:スニッツェル
所属:美浦)武井亮厩舎
生産:平野牧場
鞍上:横山武史騎手
422㎏ 1番人気 7枠8番

ファインニードルの2世代目産駒から、最初の新馬戦ウィナーが誕生しました。

今年のJRA北海道開催最初の新馬戦。
スカイキャンパスは好スタートを切るとそのままスピードに乗って前へ。
先頭に立ちレースを進めていきます。

後続を引き付けながら4コーナーを回ると、上り最速タイとなる34.2秒の脚を披露して最後まで先頭を譲らず。
2着ドランクマンに2馬身半差をつけて1番人気に応えました。

勝ち時計は57秒5。

オーナーのMYレーシングは嬉しい中央初所有馬初勝利となりました。

阪神5R 芝1600 曇・良 10頭

ヒヒーン

牝馬
ジャスタウェイ×イイナヅケ
母の父:ワークフォース
所属:栗東)須貝尚介厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:酒井学騎手
460㎏ 5番人気 8枠9番

2022年G3函館2歳S勝ち馬ブトンドールの半弟フェンダーが人気を集めた一戦でしたが、今までいそうでいなかった馬名の牝馬が勝ち上がりを決めました。

馬のいななきから名付けられたというヒヒーンは、スタートややバラついたなかで好発進。
外枠から勢いそのままに、やや頭を振りながらも2番手にポジションをとりレースに入っていきます。

そのまま直線を迎えると力強く脚を伸ばして先頭に立ち、2着ナムラエイハブに1と3/4馬身差をつけてゴールしました。

勝ち時計は1分36秒6。

父ジャスタウェイ、母イイナヅケのオーナーでもあった大和屋暁オーナー。
喜びも3倍(?)の新馬勝ちとなりました。

東京5R 芝1600 曇・良 12頭

ゴンバデカーブース

牡馬
ブリックスアンドモルタル×アッフィラート
母の父:ディープインパクト
所属:美浦)堀宣行厩舎
生産:白老ファーム
鞍上:D.レーン騎手
462㎏ 2番人気 6枠8番

G1レーシング所属馬から、この世代の勝ち上がり第1号誕生です。

好スタートを切ったゴンバデカーブースは、二の脚を利かせて先頭に立つとそのまま逃げの体勢に入っていきます。
軽快にレースを進め余力を残したまま直線に入ると、残り400mを切った辺りからグッと加速。
ヴィクトワールピサ産駒ララヴィエルジュの追撃を1と3/4馬身抑えて逃げ切り勝ちを決めました。

勝ち時計は1分34秒8。
新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒は早くも2頭目の新馬勝ち。鞍上D.レーン騎手はこの勝利で今年の新馬戦4戦4勝となりました。

以上、6月10日開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を紹介しました。

この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。

写真:かぼす、ナミノオト

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