![[リーディング]武豊騎手が絶好調! 土日重賞制覇に週間4勝の大活躍](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/04/202604286.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 大竹正博師が週間3勝で5位タイに浮上
先週は日曜福島2Rの3歳未勝利芝1200m戦(ララルカー・藤懸貴志騎手)、9Rの飯盛山特別(4歳上1勝 芝2000m戦 アリスメティーク・杉原誠人騎手)に加え、日曜東京12Rの4歳上2勝クラスダ1400m戦(スナッピードレッサ・ダミアン・レーン騎手)で週間3勝を挙げた大竹正博師が5位タイに浮上した。

同師は今年、春の福島開催で複勝率63.6%という数字を記録したが、これは10回以上管理馬を福島で出走させた調教師の中ではぶっちぎりのトップ。出走数を5回以上に広げても、上原佑紀師(9回出走)に次ぐ2位となっている。
これで一昨年の7月、昨年の11月に続いて3年連続、福島競馬場での複勝率50%以上キープの記録も作った同師。夏の福島開催でもこの安定感を持続できるか注目だ。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 24勝(+2勝) 先週1位
2位 矢作厩舎 21勝(+1勝)先週2位
3位 池江厩舎 19勝(+0勝) 先週3位
4位 藤原厩舎 18勝(+0勝) 先週4位
5位タイ 手塚久厩舎 16勝(+0勝)先週5位
5位タイ 寺島厩舎 16勝(+1勝) 先週6位タイ
5位タイ 大竹厩舎 16勝(+3勝) 先週10位タイ
8位 福永厩舎 15勝(+0勝) 先週8位タイ
9位タイ 鹿戸厩舎 14勝(+1勝) 先週10位
9位タイ 高野厩舎 14勝(+0勝) 先週9位タイ
9位タイ 大久保厩舎 14勝(+0勝) 先週8位タイ
9位タイ 上原佑厩舎 14勝(+2勝) 先週10位タイ
TOP10以外では、高橋康之師が週間4勝と気を吐いて51位まで進出。土曜の東京で鎌倉ステークスを制したペイシャケイプ(横山典弘騎手)はオープン入りを飾った。その勝ち方は大外一気と非常に鮮やかで、ひと足先に昇級を果たしているエナジーグランやカネフラ、スリールミニョンといった厩舎のオープン馬たちより先に現級で勝利を挙げることも夢ではないと思えるほどの末脚である。この先のレース選択が楽しみだ。
■騎手リーディング まさに武豊騎手ウィーク!週間トップの4勝に加え土日の重賞を連勝
またひとつレジェンドが数字を積み重ねた。土曜東京11Rの青葉賞(G2 3歳オープン 芝2400m戦 ゴーイントゥスカイ・上原佑紀師)で勝利を挙げた武豊騎手は、続く12Rの4歳上2勝クラスダ1600m戦(コーカサスゴールド・加藤和宏師)も連勝。
勢いそのままに臨んだ日曜京都では5Rの3歳未勝利芝2000m戦(ロングホリデー・茶木太樹師)を勝つと、11Rの読売マイラーズカップ(G2 4歳上オープン 芝1600m戦 アドマイヤズーム・友道康夫師)も制して、同騎手にとっては2006年以来となる土日の重賞制覇を飾ってみせた。
前回、土日で重賞を連勝した時もまさにこの時期で、土曜日の青葉賞をアドマイヤメイン、日曜日の天皇賞(春)をディープインパクトで制しているが、今回は青葉賞をディープインパクトの孫、日曜の重賞を「アドマイヤ」で勝利。どこか20年前との縁も感じるような重賞連勝である。やはりこの人は「持って」いるのだろうか。

先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 61勝(+1勝)先週1位
2位 岩田望騎手 51勝(+1勝)先週2位
3位 松山騎手 46勝(+0勝)先週3位
4位 横山武騎手 42勝(+2勝)先週4位
5位 西村淳騎手 40勝(+1勝)先週5位タイ
6位 川田騎手 39勝(+0勝・日曜海外遠征)先週5位タイ
7位タイ 戸崎騎手 30勝(+1勝)先週7位
7位タイ 坂井騎手 30勝(+2勝)先週8位
9位 丹内騎手 29勝(+1勝)先週9位
10位 武豊騎手 27勝(+4勝)先週10位
先週をもって春の福島開催が終了。福島リーディングには3週間で7勝を挙げた小林美駒騎手が輝き、JRA騎手としては藤田菜七子元騎手、永島まなみ騎手に続く史上3人目の競馬場リーディングを獲得した。

この勢いのまま春の新潟でも大暴れなるか、はたまた東京や京都でも存在感を見せつけてくれるのか。楽しみは尽きない。
また、2年目の舟山瑠泉騎手も福島リーディング3位にランクイン。同期の田山旺佑騎手も8位タイにつけており、若手の成長も着々と見える3週間だった。
■種牡馬リーディング リアルスティールが再度TOP10に浮上
再びリアルスティールがTOP10に躍進。先週は土日で3勝を挙げ、日曜京都10Rのセンテニアル・パークステークスでイガッチがオープン昇格を果たしている。

先日、彼の代表産駒であるフォーエバーヤングの秋のローテーションも発表されたが、国内に目を向けても今年の春はレーベンスティールやビダーヤ、ウィクトルウェルスを筆頭に楽しみな素質馬も数多くスタンバイ。ここからのG1シーズン、彼らの活躍次第では上位勢を脅かす存在となり得るのではないだろうか。
先週終了時点の順位は以下の通り。
1位 ロードカナロア 33勝(+0勝) 先週1位
2位 キズナ 53勝(+3勝) 先週2位
3位 キタサンブラック 36勝(+1勝) 先週3位
4位 エピファネイア 34勝(+0勝) 先週4位
5位 ドレフォン 33勝(+3勝)先週5位
6位 レイデオロ 34勝(+3勝) 先週6位
7位 モーリス 29勝(+2勝)先週8位
8位 ドゥラメンテ 13勝(+0勝)先週7位
9位 リアルスティール 15勝(+3勝)先週11位
10位 ブリックスアンドモルタル 20勝(+0勝)先週10位
現在3位のキタサンブラックは、今週の天皇賞(春)に産駒のクロワデュノールが出走予定。もし1着賞金3億円を加算すれば、2位のキズナとの差は大分縮まる。追われるキズナにとっては息子であるサンライズソレイユと、土曜東京メインの京王杯スプリングカップに出走するアサカラキングの着順がひとつのキーを握りそうだ。来週のリーディングで、キズナとキタサンブラックの差がどのように変わっているかは注目点となるだろう。
■生産者リーディング 千代田牧場は約1年ぶりの重賞制覇 夢の舞台へ機運高まる
土曜東京11Rの青葉賞を制したゴーイントゥスカイは千代田牧場の生産馬。同牧場からJRAの重賞ウィナーが誕生するのは、昨年5月の新潟大賞典を制したシリウスコルト以来およそ1年ぶりとなる。

同馬はこれで、5月末に行われる日本ダービーへの優先出走権を獲得。もし無事に出走が叶えば、千代田牧場にとっては、2015年に5着となったコメート以来、11年ぶりに生産馬が競馬の祭典へエントリーすることとなる。果たして1973年、あの元祖アイドルホースであるハイセイコーの登場に沸いたダービーでタケホープの3着となったイチフジイサミの着順を超え、その手に栄冠をつかむことができるだろうか。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 191勝(+5勝)先週1位
2位 社台ファーム 84勝(+9勝)先週2位
3位 社台コーポレーション白老ファーム 29勝(+4勝)先週3位
4位 三嶋牧場 21勝(+0勝)先週4位
5位 下河辺牧場 21勝(+1勝)先週5位
6位 ケイアイファーム 12勝(+0勝)先週6位
7位 ノースヒルズ 22勝(+1勝)先週7位
8位 辻牧場 22勝(+2勝)先週9位
9位 追分ファーム 19勝(+1勝)先週8位
10位 ダーレー・ジャパンファーム 23勝(+1勝)先週10位
先週の週間リーディングは9勝を挙げた社台ファーム。読売マイラーズカップを制したアドマイヤズームを筆頭に、ここから先のG1に向けて楽しみな馬はまだまだスタンバイしている。依然首位を独走するノーザンファームに、どこまでこの7週間で肉薄できるかが楽しみだ。

今週から競馬界は6月2週目までノンストップのG1シーズンに突入する。ここで成績を残すことや、賞金を加算することが上半期を良い状態で締めくくり、ひいては夏や秋への弾みとなるのは間違いない。毎週のG1含め、各陣営から目が離せない。
写真:mosan、かずーみ、すずメ、ぼん(@Jordan_Jorvon)
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