[石神深一ブログ]調教助手となって始める、新たな挑戦

ウマフリ読者の皆様、こんにちは。
元障害ジョッキーで、現在は調教助手をやっている、石神深一です。
今週からウマフリにて、本腰を入れてブログ発信をしていきたいと思います。
毎週土曜の夕方に更新予定ですので、よろしくお願いいたします。

今年の4月に引退してから、仕事や環境がどのように変化したか、質問をいただくことがあります。
今回はそうした僕の新生活についてご紹介していけたらと思います。

起きる時間は1時間早くなりました。
騎手時代は馬に乗る前に自分の準備ができていれば問題ないので、午前5時半に厩舎に到着するようなスケジュールです。
ただ現在は、その前の準備があるため、1時間早く4時半には厩舎に到着するようにしています。早く到着した分は、ミーティングや厩舎作業、馬の調教準備と、色々とやっています。厩舎ミーティングでは、午後も含めた1日の流れを共有。ここでは他の助手さんの馬についてもどう進めていくかを把握する必要があります。自分のことはスッと頭に入ってくるものの、他の人の予定となるとなかなか把握するのが難しく、慣れるのに1ヶ月ほどかかりましたね…。

馬の世話については問題なく、すぐに慣れたのですが、苦戦していることが二つほどあります。
一つは、手続きなどの事務的な対応。「入厩」「検疫」「退厩」「出走手続き」など色々あり、まだ慣れそうにありません。同僚に教わりながら覚えていくしかありませんが、馬に乗るのとは違って座学の「お勉強」に近いので、ちょっと苦手意識もあります(苦笑)

もう一つ苦戦しているのが、馬の脚を触って状態を調べることです。
これまでも調教の際に馬の状態は気にしてきましたが、それはあくまで「馬に乗った状態」でのこと。馬に跨ってから「昨日とはここが違う」「ここのバランスがおかしい」という指摘をしていました。
ですが、今は厩舎にいる馬の脚を触りながら異常がないかを調べる役割です。
「ほら、この馬は左右でバランスが違うでしょ」と言われると「なるほどな」とは思うんですが、言われるまではなかなか気がつけません。
周囲からは「毎日触っていると慣れてわかるようになる!」と言われているのですが…。

馬の世話をするなかで、小さな変化を察知するのは非常に重要なことです。
乗っていない状態で馬の腫れを触って、元々ある腫れなのか、厩舎内で過ごすうちに何かあったのか、追い切りによる変化なのかを知るのは馬の健康面のリスクを下げるので、しっかりと経験を積み上げて、理解を深めていきたいと思っています。自分にとっては大きな挑戦ですが、新しい環境でも頑張っていきたいですね。

余談ですが、いま、周囲から一番かけられるのは「黒ヘルメットが似合わないな! 誰だかわからなかったよ!」という言葉。調教の時、騎手は青ヘルメットなんですが、調教助手は黒ヘルメットなんです。まだ自分でも「しっくりこないな〜」と思いますが、これもまた「慣れ」です。早く溶け込んでいけるようにがんばります!

引き続き応援、よろしくお願いいたします。

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