ステイゴールドの2014年産駒、ウインブライト。
同期のステイ産駒にはスティッフェリオ(重賞3勝)、クレッシェンドラヴ(重賞2勝)がいますが、2頭とも4歳秋以降に成長しての活躍で、3歳クラシック戦線には参戦できませんでした。
ブライトは、同期の出世頭と呼べるでしょう。
ステイゴールドファンから見たデビュー前のブライトの印象は、かなり良いものでした。
全姉のウインファビラスが、新潟2歳S・阪神JFで2着と善戦していたため、期待度は高かったのです。
2016年6月の新馬戦でデビューしたウインブライトは、未勝利勝ちに3戦を要しましたが、その後500万特別2着をはさんで出走した若竹賞、直線馬なりで先頭に立ち、松岡騎手が後ろを振り向くほどの余裕で着差以上の完勝。
2勝ともに上がり最速という堅実な末脚を見せ、いよいよ皐月賞トライアル・スプリングS(GⅡ)へ駒を進めます。
ブライトは当日5番人気。
1番人気は前年の最優秀2歳牡馬で、朝日杯FSを勝って5戦3勝のサトノアレス。2番人気が、ひいらぎ賞でブライトに完勝しているアウトライアーズ。
レースは終始後方3番手辺りを追走し、4角手前で一気に大外から進出。内から抜け出したプラチナヴォイスを坂上で交わし、アウトライアーズの追撃を1/2差凌いで見事に1着!
重賞初勝利を飾り、クラシック戦線へ名乗りをあげました。
余談ですが、このレース、ブライトより上位の3番人気で5着だったのが、同じステイ産駒で3戦2勝のトリコロールブルーです。重賞にはあと一歩手が届いていませんが、ブライト同様にここから息の長い活躍をすることになります。
そして迎えたGI皐月賞。
「ステイ産駒としてオルフェーヴル、ゴールドシップ以来3頭目の皐月賞制覇を!」と、期待は大きかったのですが、17番枠から終始大外を回らされる展開が響いたか、4角5番手まで押し上げるも直線で失速。
残念ながら0.5秒差8着に終わりました。
その後、ダービー15着、古馬と初対戦の毎日王冠10着と2桁着順が続き、「成績的には少し頭打ちかなぁ……」と思ってしまうほど、ファンとしては悔しい完敗が続きます。
そんな中、陣営は次走に、ローカル重賞の福島記念(GⅢ)を選択します。
個人的には、未勝利戦こそ東京で勝ち上がったものの、3歳以降の中山と東京での走りがあまりに違ったため「もしかすると、右回りの方がいいのでは?」と、福島での復活を期待していました。
同様の期待を持ったファンが多かったのか、2番人気で迎えた福島記念。
2枠3番から、内枠を利して3番手の好位につけた松岡騎手。
直線、逃げるマイネルミラノを早々に交わし、そのまま押し切ってのゴール!
皐月賞以降3連敗から見事に巻き返し、復活の重賞2勝目をあげ、2017年を終えます。
古馬になって大きな飛躍を期待した2018年、ブライトは新春早々の中山金杯(GⅢ)
で始動。戦前に「相手は4戦3勝で1番人気のセダブリランテス一頭!」と考えていた通り、直線半ばで先頭に立ったウインブライトでしたが、ゴール寸前でセダブリランテスに交わされ、惜しくもクビ差2着。
ただ、悔しさの中でも、重賞連戦で1・2着の好走に、やはり右回りなら確実に走ってくれるなと、確信をもった一戦でもありました。
そして翌2月、舞台は同じ中山の、中山記念(GⅡ)に出走します。
ブライトは2番人気でしたが、このレース、1番人気は前年皐月賞2着、マイルCSでGI初制覇後初戦のペルシアンナイト。他にも秋華賞・ドバイGIを制したヴィブロス、NHKマイルC勝ちのアエロリットなど、錚々たるメンバーが揃い、正直苦戦を覚悟していました。
レースは、マルターズアポジーが59秒台で飛ばし、アエロリットが2番手。この2頭が後続を大きく引き離す展開となります。
ブライトは4番手追走から4角手前で一気に差を詰め、直線入口では早くもアエロリットをかわします。最後は粘るマルターズアポジーをゴール寸前交わし、1着でゴール!
2着にはしぶとく伸びてきたアエロリットが入り、GI馬3頭を相手に一歩も引かない、価値ある重賞3勝目を手にしました。
次走、豪州のレースにも登録をしていたブライトですが、この勝利で優先出走権を得た大阪杯(GI)を選択。
9番人気ではありましたが、中山記念の内容からも悲願のGI制覇は射程圏内に思えていました。大きな期待を持って見ていましたが、結果は12着惨敗。好位につけながらも、4角で既にムチが入り、レース後松岡騎手も「3角辺りからついていけなくなった。相手が強かった」とコメントしています。前走で完勝していたペルシアンナイトが2着だっただけに、ファンとしては悔しさの残る一戦となりました。
そして右回りだったこの一戦の完敗で、「もしかしてブライトって、右回りが得意というより、中山だけが極端に強い馬なのでは?」という想いが強くなっていきます。
約半年の休養後、陣営は富士S(GⅢ)からマイルCS(GI)と、マイル戦線に舵を切りますが、9・10着と見どころなく完敗。ファンとしてはモヤモヤが残ったままの状態で2018年を終える事になります。
「果たして、ウインブライトは今後どういう路線を進むのか?」と、不安な想いで迎えた2019年。この年、ブライトは大きな飛躍を遂げる事になります。
昨年同様中山金杯→中山記念のローテが決まり、迎えた中山金杯。前年より少し後ろの位置取りから4角手前で松岡騎手の手が激しく動きます。正直「これは昨年より2キロ増のトップハンデ58キロが堪えたか……厳しいレースになったな」と思いました。直線に入ってもまだ中団の位置。ハンデを加味すると、かなり厳しいポジションです。
──ところが残り200m。
鞍上の激しいアクションに応えグイグイ伸びるブライト!
そしてゴール寸前、ステイフーリッシュを差し切り、薄氷の重賞4勝目。
しかも我々ステイファンにとっては、ステイ産駒のワンツーで決まるという、新年早々から縁起のよい結果に!
苦しいレース内容だっただけに喜びも倍増で、まさに「金杯で乾杯!」となりました。
ところが翌日、一転して暗雲がたちこめます。
松岡騎手がパドックで騎乗予定馬に蹴られるというアクシデントが発生。右尺骨を骨折してしまったのです。この時点で次走予定だった2月24日の中山記念の騎乗は絶望かと思われました。ところが松岡騎手は、中山記念から逆算し「できれば2週前の追い切りから乗りたい」と手術を決断。「ブライトには俺が乗らないといけない!」という彼の強い想いが実ったのでしょう、なんと事故から約1ヶ月後の2月10日に復帰を果たします。
そして迎えた、連覇を狙う中山記念。
ブライトは5番人気でした。
前年覇者であり、前走も重賞を勝利しているブライトだけに、この人気は意外と思われるかもしれませんが、この年は前年を超える超豪華メンバーが揃っていました。
秋華賞馬にしてドバイGI3着、国内重賞2連勝後に香港カップ2着という素晴らしい実績を持ち、ここが年明け初戦となる1番人気の女傑ディアドラを筆頭に、前年のGI王者がずらり。
マイルCS制覇ステルヴィオ、大阪杯制覇から安田記念・ジャパンCで3着スワーヴリチャード、皐月賞馬エポカドーロ、そして秋華賞9着から巻き返しを狙うラッキーライラック。
このメンバーなら、5番人気も仕方なし、といったところでした。
正直、ステイゴールド一族のファンとしては、近走不振のエポカ・ラックの復活を祈る面もありました。ただ「中山であれば、この豪華メンバーでもブライトは一歩も引かない!」という想いもあり、複雑な気持ちでレースを迎えました。
レースは大方の予想通り、マルターズアポジーが58秒台のハイペースで引っ張り、後続はバラバラの縦長の展開。5馬身差の2番手にラッキーライラック、また大きく離れてエポカドーロ、ウインブライトの位置取り。4角手前から仕掛けたラッキーライラックが直線入口でマルターズアポジーを交わし先頭へ。
一旦はラッキーライラックが完全に抜け出し、石橋騎手してやったりのレースになるかと思われましたが、ゴール寸前にウインブライトとステルヴィオが強襲。結果はウインブライトがラッキーライラックをクビ差差し切って、中山記念連覇を達成!
ステルヴィオは届かず3着となり、中山金杯に続くステイ一族のワンツーフィニッシュに歓喜しました。
そして何より、松岡騎手の執念の復帰が実っての勝利。ブライトと強い絆に、涙しました。
それにしても、昨年に続き並み居るGI馬を蹴散らしての中山記念連覇。
「やはりブライトは中山では別馬になるのだ」と、前年の大阪杯後に感じた想いが、確信に変わった瞬間でもありました。
さぁ、ここで気になってくるのが、次走のローテです。
大阪杯で昨年のリベンジを狙うのか?
それとも──。
陣営は早々に香港・クイーンエリザベスⅡ世カップ(GI)への挑戦を宣言。
出走まで約2ヵ月あったため、ブライトは放牧に出ました。
ステイゴールドファンとしては、父がラストランで悲願のGI制覇を達成した香港・シャティン競馬場で、その仔ブライトが初GIへ挑むという、興奮せずにはいられないシチュエーションです。
しかし、そこは海外GI。当然ながら一筋縄ではいかないメンバーが待ち受けているわけです。
まずは、既に香港GIを経験している日本馬が2頭。
上述しましたが、前年にドバイ・香港と転戦し、ドバイターフ3着、香港カップ2着と海外経験豊富な女傑・ディアドラ。
同じく前年末の香港ヴァーズ2着で、後にこの年のJRA年度代表馬となるリスグラシュー。
そして最大の難敵は、地元勢にいました。
香港ヴァーズでリスグラシューとの壮絶な叩き合いを制した香港のトップホース、エグザルタント。
このメンバーに対し、初の海外遠征となるウインブライトが果たしてどこまでやれるのか?
正直、半信半疑の想いでした。
ただ、一縷の望みとして、父ステイが海外無敗の強さを誇っただけに、ブライトも香港の地で中山で走る時の力が出せれば……と、希望を持って、当日を迎えます。
ウインブライトは最内の1番枠と、香港2000mでは最高の内枠を引いていたのですが、まさかの出遅れ。
一転して好枠が仇になる展開か……と思われましたが、スタート後9番手辺りのポジションだったウインブライトを、松岡騎手は焦って押していくこともなく冷静な騎乗を見せます。
前がバラけた事もあって最内をスムーズに馬なりで押し上げ、5番手辺りを確保。4角を絶好の手応えで回っての直線、前が壁になったかと思った一瞬、ポッカリ開いたスペースへウインブライトが進出します。
松岡騎手がウインブライトを鼓舞するように豪快に追いまくり、それに応えるように
ブライトも素晴らしい末脚を見せ、逃げるパキスタンスターをかわして先頭へ!
すると外からエグザルタントとリスグラシューが併せ馬で強烈に追い込む!
しかしブライトの脚色は衰えず、ゴール手前で松岡騎手が左手をあげて、先頭でゴールイン!
ウインブライト、香港・クイーンエリザベスⅡ世カップを制覇!
もう……画面の前で号泣でした。
そう、父ステイのあの日と同じように。
香港挑戦が決まった時、勿論期待はありました。
でも……まさか父と同じ香港の地で、18年後に、その仔ウインブライトも初GI制覇を達成するなんて、そんなにドラマみたいに上手くいくわけないよな、という想いもあったのです。
でも、この血はそういうドラマを実現してしまうんですね。
幾多のサプライズを見させてもらった、ステイゴールドの血。
また一つ、とんでもないものを見せてもらった瞬間でした。
レース後には、恒例の馬上インタビュー。
勿論、通訳なし。
何食わぬ顔で、流暢な英語でスラスラと答える松岡騎手の姿が印象的でした。
レース前、畠山調教師は地元記者に「何故鞍上はルメールや武豊じゃないのか?」と
質問されたのだとか。
レース結果も、レース後の姿も「俺がブライトのベストパートナーだ!」と言わんばかりに、不躾な質問への答えを見せつけた松岡騎手。
ブライトが2歳時、既に「GIを勝てる器」と語っていた、その評価が正しかった事も証明しました。
この上なくカッコいいではありませんか。
これで2019年は重賞3連勝となり、帰国後そのまま休養に入ったブライト。
迎えた秋初戦、得意の中山。
オールカマー(GⅡ)、9着。
「中山と言っても、2200mは長いよね……」
天皇賞・秋(GI)、8着。
「東京の重賞は過去15・10・10着。合わないコースでの8着は大善戦!」
もう、こういう負けは全く心配しなくなりました。
狙うは、暮れの香港カップ!
少なくとも僕自身は、そういう想いでした。
……とはいえ、同一年の「クイーンエリザベス2世C&香港カップ」ダブル制覇となれば、
地元・香港馬でも過去2頭しか達成していない大記録。
しかも戦前には、アーモンドアイの参戦も伝えられていました。
ただ、松岡騎手は「負けるつもりは全くない」と自信をみせ、
個人的にも「中山と香港では、どんな馬が相手であろうが勝機十分!」と、
なんだかよくわからない自信に満ちていたのを覚えています。
以前とは違い、そういう意識に変わっていました。
結局、アーモンドアイが輸送直前の熱発で回避し8頭立てとなった香港カップ。
エグザルタントは香港ヴァーズに回ったため、
8頭中4頭はクイーンエリザベス2世Cで既に先着した相手。
レーティングも出走馬中トップで、
流れは、ブライトに向いているように思われました。
但し今回は不利な外枠。「QEⅡの時のように出遅れだけはしないでくれ……」
と祈っていました。
にもかかわらず、不安は的中。
ウインブライトはスタートで大きく出負けします。
外枠&出遅れという大きなビハインドから、レースを進めることになりました。
ところが、少頭数だった事、平均ペースだったことが幸いし、
QEⅡ同様、松岡騎手は慌てずスムーズに3番手の位置を確保。
絶好の手応えで4角を回り、直線へ。
──迎えた直線。
残り200mまでは横一線の叩き合い。
そこからウインブライトとライズハイの2頭が抜け出す形に。
そしてブライトがライズハイを競り落とし、内から鬼脚で突っ込んできたライアン・ムーア騎手のマジックワンドをわずか短頭差凌ぎきったところがゴール!
史上3頭目となる『クイーンエリザベス2世C・香港カップ連覇』という偉業が達成されたのでした。
しかもタイムは2:00:52のレースレコードでの決着。
文句なしの内容で、香港を制圧したのでした。
この日は、
香港ヴァーズ:グローリーヴェイズ(J・モレイラ騎手)
香港マイル:アドマイヤマーズ(C・スミヨン騎手)
香港カップ:ウインブライト(松岡正海騎手)
と、日本馬が3勝をあげましたが、これは2001年以来18年ぶり2度目のこと。
その2001年当時の勝ち馬は
香港ヴァーズ:ステイゴールド(武豊騎手)
香港マイル:エイシンプレストン(福永祐一騎手)
香港カップ:アグネスデジタル(四位洋文騎手)
でした。
そう、奇しくも父ステイゴールドが先陣を切って香港ヴァーズで初GI制覇を遂げた2001年。それ以来2度目の「香港GI3勝」を締めくくったのが、ステイ産駒ウインブライト。
もう何もかもがドラマという状態です。
あと、2001年との比較で感じるのが「当時は日本の主戦騎手でチャレンジしていたんだな」ということ。
勿論日本馬の評価も今とは雲泥の差でしたから単純な比較はできませんが、やはり「日本人騎手で勝ってこそ!」と感じるファンは多いのではないかと思います。
だからこそ、ブライト&松岡騎手のコンビが
ひときわ価値のあるものに感じるのです。
翌年2020年2月8日、松岡騎手は落馬事故に遭い、左大腿骨骨折の重傷を負います。
ベストパートナーを失ったブライトは、3連覇に挑んだ中山記念でまさかの7着。
そして松岡騎手を追うように自身も爪に空洞ができる「蟻洞」という病気を患い、
長期休養に入ります。
松岡騎手は術後の経過が思わしくなく、再手術を受ける等、思いのほか回復が遅れていました。一時引退も考えたという報道もあったほどです。
それでも、ブライトが天皇賞・秋で復帰する事が決まると、まだ万全な体調ではない中「ブライトに対する責任を果たす」と復帰を決めた松岡騎手。
正直、天皇賞・秋は叩き台で、大目標は香港カップ連覇にあるのは明らかだったので、一ファンとしては「天皇賞は無理して乗らなくても……」という想いはありました。
それでも、天皇賞当日、鞍上には彼の姿がありました。
結果は10着。でも着順なんか関係なく、心が震えました。
外国人騎手中心に回っていると言っても過言ではないような今の競馬界にとって、こんなにも素晴らしい騎手と馬のコンビを見られる幸せを感じたのです。
そして「さぁ次が本番や!」と。
香港カップで、このコンビが再び輝く姿を見たい!
そして父と同じく、ラストランを勝利で飾る奇跡を!
2020年12月13日。香港・シャティン競馬場。
香港カップ連覇を狙って、ウインブライト&松岡正海のコンビが
ラストランを迎えます。
そこには昨年以上の強敵が待っていました。
欧州GI7勝。9月にはあのガイヤースを捻じ伏せて愛チャンピオンSを連覇した名牝マジカル。
それでも、ウインブライトは前走と明らかに違う素晴らしい調教で、完璧に仕上がっていました。「得意の香港なら、どんな相手でもかかってこい!」という心境です。
そしてラストランのゲートが開きます。
昨年同様、大外枠を引いたものの、今年は好スタートからスッと好位4番手を追走。4角手前で、松岡騎手の手が激しく動き、一瞬「この手応えはどうなんだ?」と不安がよぎる中、運命の直線へ。
まずダノンプレミアムが抜群の手応えで先頭に。一方ブライトはムチの連打で鞍上が追いまくります。
残り200m、ブライトがノームコアと馬体を併せて伸びる!
2頭でダノンプレミアムを交わしますが、ノームコアに僅かに前に出られたところがゴール!
ただ、内から猛追してきたマジカルに差させなかったところに、ウインブライトの現役最後の意地を見ました。
戦前から「勝っても負けても号泣だな」とわかり切っていましたが、想像を超えるブライトの頑張りに、涙腺決壊しました。よくぞここまでブライトを立て直してくれた陣営と「ブライトがいなかったら騎手続けてなかったかも」とまで語った松岡騎手には、心の底から感謝の想いでいっぱいです。
父ステイのように大団円の引退にはなりませんでしたが、おそらく香港の空から「よく頑張ったな」と、ステイが声をかけているはず。
そしてブライトには父ステイの後継種牡馬として、血を繋いでいく仕事が待っています。
数年後、ブライトの仔が 香港の地で父仔3代香港GI制覇することを夢見て。
ありがとう──そしてお疲れ様、ウインブライト。
写真:三木俊幸、かぼす