平成から令和へと元号が変わる少し前のある日、僕はとある資料を読み更けていた。『東京競馬場開場当時の思い出 ──目黒から府中へ──』昭和43年の2月某日、東京競馬場会議室で行われた座談会をまとめたものだ。 その座談会の主な出席者は、東京競馬場が府中に開設された昭和8年当時の関係者たち。競馬場側の関係者が3名、そして府中町...
ウマフリライター
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ウマフリライターの記事一覧
日本の競馬では、26レースものG1レースが行われている。 もちろんどのレースも格式が高く、簡単に勝てるレースなどは一つもない。 しかし毎年5月に行われる日本ダービーだけは、どのホースマンも口をそろえて「絶対に勝ちたいレース」というレースである。 元々ダービーというレースは英国で誕生したものだ。世界各国で、それに倣い、そ...
樫の女王を決める伝統の一戦、優駿牝馬。 3歳牝馬の頂上決戦ということもあって、これまで数多くの名勝負が繰り広げられてきた。記憶に新しいオークスと言えば2018年・アーモンドアイが制したオークスだろう。昨年クラシック戦線を1度も落とすことなく駆け回り、牝馬三冠達成後には驚異的なタイムでジャパンカップを制覇──。さらには翌...
とてつもない熱意をもって、クラシックを目指す一口クラブがある。それが、DMMドリームクラブだ。巷では「バヌーシー」の呼び名の方が浸透しているだろうか。 2017年、夏。彗星のごとく現れたのが、DMMドリームクラブだった。 DMMドリームクラブは北海道で行われたセレクトセールにて、初年度から3頭の競走馬を購入。 その購買...
競馬にはクラシック競走という伝統的な競走がある。日本ダービーやオークスなどのこれらのレースは3歳馬しか出られないため、各レースとも挑戦権は1回のみ。だからこそ、クラシック競走の勝ち馬はクラシックホースとして多くの人々の記憶に残ってゆく。 しかし2012年にクラシック競走を駆け抜けた馬の中には、1度も勝てなかったにもかか...
はじめまして、しがないと申します。 2003年から一口馬主を始めて16年(諸先輩方からするとまだまだ新参者とは思います)が経ちました。一口馬主ではリアルインパクトを筆頭に、大変すばらしい馬たちに巡り合うことができた私ですが、一口馬主としての馬選びのスタンスは「とにかく毎週楽しむことができること」です。 短距離向き・長距...
有馬記念を連覇したグラスワンダー。スプリンターズSでタイキシャトルを撃破したマイネルラヴ。英仏のG1を制覇したアグネスワールド。有馬記念でも2着に食い込んだ重賞4勝馬、アメリカンボス。 1995年生まれの「マル外」は、本当に素晴らしい馬が多かった。 「マル外」がクラシック競走に参戦できなかった当時、外国生まれの3歳馬(...
赤ちゃんはコウノトリが運んでくると言われるが、我が家の場合は馬だった。早朝4時。みんなが寝静まった頃、じわっと水の漏れる気配を感じて飛び起きた。 まさか三十過ぎになって粗相だなんて──と思ったが、冷静に考えてみるとそうではない。当時わたしは妊娠中で、臨月に入ったばかりだった。咄嗟に「破水」という単語が脳裏を過る。 トイ...
馬の毛色は全部で8種類。その中でも特にバリエーションが豊かな毛色といえば、芦毛ではないでしょうか。今回はそんな芦毛馬たちの毛色の違いを写真で見ていこうと思います。 個性あふれる芦毛馬の魅力をお楽しみください! 馬体は黒、たてがみは白。 モノトーンをお洒落にきめて、パドックはまるでランウェイ?! こちらはどこまでも、白。...
3歳のマイル王決定戦「NHKマイルカップ」。 過去にはエルコンドルパサーやクロフネ、キングカメハメハといった日本競馬史に名を残す名馬が、このレースを勝っている。このレースでは、多くの「G1初制覇」が見られる。近年でも藤岡康太騎手や秋山真一郎騎手、藤岡佑介騎手らがここでG1初制覇を達成。今回の物語の主役である柴田大知騎手...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]キズナ産駒リラエンブレムが、デビュー2連勝で出世レースを突破!~2025年・シンザン記念~
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[重賞回顧]復活と希望の勝利!北村友一騎手とクロワデュノールがホープフルSを制覇~2024年・ホープフルS~
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~