1964年に皐月賞・日本ダービー・菊花賞の「牡馬三冠レース」を制し、翌年の1965年には天皇賞・秋と有馬記念を制し「五冠馬」として歴史に名を残したシンザン。そのシンザンの功績を称える意味で1967年に設けられたレースが、このシンザン記念である。 ところがこのシンザン記念には、あるジンクスが存在していた。「シンザン記念を...
おかの ひろのぶ
1978年に福岡県北九州市生まれ、埼玉育ち。父親の影響か、小さい頃より競馬というものが存在していた。初めて見たG1レースは1993年の天皇賞(秋)、高校1年生の時。(もちろん馬券というのは買っていません)
大学が東京競馬場近くの立地にあるので、大学生の頃は土曜授業・昼から競馬という贅沢な環境で4年間を過ごす。(もちろん馬券というのは買っておりません)
好きな騎手は藤田菜七子騎手、Mデムーロ騎手。馬券よりも競馬の魅力を伝えるのをモットーとする。
おかの ひろのぶの記事一覧
競馬ファンは勿論の事、多くの日本人に年末の恒例行事として知られている有馬記念。2020年の有馬記念のレース売り上げも464億円と、数多くのJRAのレースの中でも売り上げがひとつ抜けている。「競馬はあまり詳しくはないけれど、日本ダービーや有馬記念は知っている」「毎年このレースだけは見ている」という人もいるだろう。 有馬記...
12月の中山競馬開催は、魅力的なレースが沢山ある。有馬記念はもちろんの事、ホープフルステークスや中山大障害といったG1並びにJ-G1レースも魅力のひとつ。 そんな12月の中山開催の幕開けといえば、中山競馬場内回りのコースを約2周する「ステイヤーズステークス(以下ステイヤーズSと略)」であろう。障害のない平地コースで行わ...
1984年、日本中央競馬会(のちのJRA)が大きな改革を実施した。 1つ目が重賞競走にG1、G2、G3を設けるグレード制の導入。今までの八大競走(皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞・春、天皇賞・秋、有馬記念)をはじめとした、15個の重賞競走がG1レースとして格付けされた。 もう1つは短距離レースの競...
京王杯2歳Sの前身である京成杯3歳Sが創設されたのが1965年の事である。当時は中山競馬場の芝1200mで行われていたが、1980年からは東京競馬場・芝1400mでの開催が定着した(2002年は東京競馬場改修のため、中山競馬場・芝1200mで開催)。朝日杯3歳S(現在の朝日杯フューチュリティS)や阪神3歳牝馬ステークス...
古くからの競馬ファンにとって富士ステークス(以下富士Sと略)はジャパンカップに出走する馬の前哨戦のイメージが強かった。1984年から始まった富士S。1987年にはG1レース8勝を挙げ「鉄の女」と呼ばれていたフランスのトリプティクが驚異的なレースぶりで優勝した。 その後1998年に芝1400mの重賞競走に昇格。2000年...
サウジアラビアロイヤルカップ(以下サウジアラビアRCと略)は2021年で7回目を迎える2歳馬重賞で、比較的新しいレースだ。しかし、過去6年の勝ち馬からはダノンプレミアム(2017年)、グランアレグリア(2018年)、サリオス(2019年)と後にG1ホースとなった馬が3頭輩出している。そしてサウジアラビアRCの歴史を辿っ...
神戸新聞杯が、現在の芝2400mに距離が変更されたのは2007年。2007年以降の神戸新聞杯を制した馬の父親を調べていくと、1つの傾向が見えてくる。勝利数ではディープインパクトが1位だが、同一でステイゴールドが入っているのが大きな特徴だ。 しかも、ディープインパクト産駒は26頭出走し、3勝2着2回3着5回で連対率は11...
中山金杯ってどんなレース? 1952年に4歳以上のハンデキャップの重賞競走「金盃」として創設されたレースです。当初は中山競馬場の芝2600mで行われました。 その後、1954年に負担重量が別定に変更されましたが、1961年にはハンデキャップに戻され、芝2000mに距離が短縮されています。 また、同年より開催時期を1月の...
有馬記念ってどんなレース? 1955年まで、暮れの中山競馬といえば中山大障害が最大の呼び物でした。当時、JRAの理事長であった有馬頼寧(ありま よしやす)氏が、中山競馬場の新スタンド竣工を機に、暮れの中山競馬にも日本ダービーに匹敵する大レースをと提案。戦前に野球球団を所有していた有馬氏は野球のオールスターゲームから着想...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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