ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]20年ぶりの逃げ切り勝ち 中京巧者が念願の重賞初制覇~2021年・中日新聞杯~ 2021年12月14日 中京競馬場で、年間の最後に行われる重賞が中日新聞杯。多頭数のハンデ戦で、毎年のように人気は割れるものの、上位人気馬がその評価どおり好走するのが近年の傾向だった。 前年に続き、2021年もフルゲートの18頭がエントリー。人気は割れ、単勝10倍を切ったのは5頭。その中で、1番人気に推されたのはアドマイヤビルゴだった。 20... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]新時代の到来を予感させる2歳女王が誕生~2021年・阪神ジュベナイルフィリーズ~ 2021年12月13日 2歳女王を決める、阪神ジュベナイルフィリーズ。 近年の勝ち馬では、ソダシやラッキーライラックが、翌年以降もGI勝利を積み重ねてスターとなり、2着に敗れたリスグラシューやクロノジェネシスは、後に牡馬を負かしてグランプリを連覇している。「強い牝馬」を象徴する、男勝りの強豪が続々と誕生している。 2021年も、無敗馬が複数エ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]ベールを脱いだ関東のスター候補~2021年・チャレンジカップ~ 2021年12月8日 72回目を迎えた、伝統の重賞チャレンジカップ。このレースを勝利した後、チャレンジャーからチャンピオン=GIウイナーに上り詰めた馬は多数いる。昭和の時代には、ナスノコトブキ、タニノチカラ、ヒカリデュール、ニホンピロウイナーなどが、後に旧八大競走やGIを制覇。平成に入っても、マーベラスサンデー、タップダンスシチー、スズカマ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]凱旋門賞に縁のある血が、マラソンレースを制覇~2021年・ステイヤーズS~ 2021年12月6日 国内の平地競走では、最長距離のステイヤーズS。年に1度しか行なわれない条件ゆえスペシャリストが生まれやすく、このレースを2回以上勝利した馬は6頭。中でもアルバートは、ムーア騎手とのコンビで三連覇を達成している。 2021年の出走頭数は13頭。ただ、連覇を目指したオセアグレイトは故障が判明し、残念ながら回避となってしまっ... 齋藤 翔人
インタビュー [インタビュー]血統のスペシャリスト・栗山求氏に直撃! 好きな種牡馬や理想の種牡馬、輸入して欲しい海外種牡馬とは? 2021年12月4日 「現役の頃からファンだった」「産駒の馬券を買ったら万馬券が的中した」などなど……好きな種牡馬や"推し"種牡馬をもつ競馬ファンは、決して少なくないだろう。 では、いわゆるその道のプロ──血統のスペシャリストにとっての好きな種牡馬は、果たしてどの馬なのだろうか。今回は、日本を代表する血統評論家の栗山求氏にインタビューを敢行... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]向かい風を切り裂く壮絶な叩き合いの末に~2021年・ラジオNIKKEI杯京都2歳S~ 2021年12月1日 ラジオNIKKEI杯京都2歳Sは、関西で行なわれるホープフルSの前哨戦。京都競馬場が改修工事のため、今年も、阪神競馬場での開催となった。 例年、少数精鋭で行なわれているこのレース。今年も10頭立てと少なく、全馬が、前走で初勝利を挙げたばかり。実績だけを見れば横一線で、単勝オッズ10倍を切ったのは5頭だった。 その中で、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]受け継がれし最強馬の称号~2021年・ジャパンカップ~ 2021年11月29日 ショウナンパンドラが勝った2015年以来、6年ぶりのフルゲート。そして、3年ぶりに外国調教馬が複数頭出走した、2021年のジャパンカップ。複数ある見どころの中でも特に注目すべき点は、引退レースとなるコントレイルが有終の美を飾るのかどうか。そして、4世代のダービー馬が、それぞれどういったレースを見せるかだった。 圧倒的な... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]出世レースを制したのは、新種牡馬期待の産駒~2021年・東京スポーツ杯2歳S~ 2021年11月22日 創設から四半世紀を迎えた2021年、GⅡに昇格した東京スポーツ杯2歳S。このレースを勝利した馬はもちろんのこと、敗れた馬からも、後のGI馬が多数誕生している。とりわけ、2歳GIや牡馬クラシックと相性が良く、2019年の勝ち馬コントレイルは、無敗で牡馬クラシック三冠を達成。敗れた馬からも、サニーブライアンとメイショウサム... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]いざ、世代の頂点へ ~2021年・デイリー杯2歳S~ 2021年11月16日 関西で唯一の2歳限定GⅡ・デイリー杯2歳S。朝日杯フューチュリティSや阪神ジュベナイルフィリーズへのステップとして出走する馬が多いが、一方で数は少ないながらも、ホープフルSのステップとして出走する馬もいる。2017年の勝ち馬ジャンダルムは、本番でも2着と好走した。 例年、少頭数で争われるこのレース。2021年は、その近... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]疾風のごとく、みちのくの直線を一人旅~2021年・福島記念~ 2021年11月15日 2021年で57回目を迎える、伝統の福島記念。ローカルのハンデ重賞=波乱の決着をイメージしがちだが、近年は意外にも荒れていないのが、このレースの特徴といえる。 出走頭数は16頭で、重賞勝ち馬が半数の8頭。さらに、それ以外の4頭にも重賞2着の実績があった。人気は割れ、最終的に単勝オッズ10倍を切ったのは6頭。その中で、1... 齋藤 翔人