競馬ニュース レース回顧 [重賞回顧]四度目の正直で悲願成就〜2020年・チャンピオンズカップ〜 2020年12月11日 その名のとおり、ダートの日本一を決めるチャンピオンズカップ。名称と舞台が中京競馬場に変わってから今年で7回目を迎え、すっかり定着した感がある。例年、好メンバーが集まる一戦ではあるが、今年は、GⅠや統一GⅠ勝ち馬が8頭出走と、いつにも増して大変豪華なメンバーに。現在ダート中距離路線で活躍している馬は、ほとんどが集まったと... 齋藤 翔人
競馬ニュース レース回顧 [重賞回顧]名牝系に新たな重賞馬が誕生〜2020年・ステイヤーズステークス〜 2020年12月7日 ステイヤーズステークスは、日本の平地競走で最長距離を誇る。中山内回りコースを2周し、直線の急坂を三度も上らなければならない過酷なレースだ。そのため、『マラソンレース』とも呼ばれるが、年に1度の珍しい条件で行われるため、このレースを愛するファンは少なくない。 そんな特殊な条件下で行われる本レースだからこそ、今年も9歳馬な... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る メジロブライト 雨を引き裂く閃光の末脚〜1997年・ステイヤーズS〜 2020年12月6日 中央競馬の平地重賞において、勝ち馬が2着以下に『大差』をつけて勝利した例はほとんどない。年間100以上行われる平地重賞の中でも、平成以降ではたった3例しかない。2020年11月末現在、サイレンススズカがレコードで圧勝し伝説となった、1998年の金鯱賞が最後となっている。 今回は、そのサイレンススズカの同期にあたる馬が、... 齋藤 翔人
競馬ニュース レース回顧 [重賞回顧]1200mで覚醒したオーストラリアの血〜2020年・京阪杯〜 2020年12月2日 京都競馬場の年間のフィナーレを飾る重賞として定着していた京阪杯だが、2020年は京都競馬場の馬場改修工事のため、阪神競馬場で実施されることとなった。過去10年の連対馬からは、後にロードカナロアやビッグアーサーがGⅠを制し、ハクサンムーンやダノンスマッシュがGⅠで2着するなど、出世レースの側面もある。 一方で、毎年のよう... 齋藤 翔人
競馬ニュース レース回顧 [重賞回顧]さよならパーティーは笑顔で〜2020年・ジャパンカップ〜 2020年11月30日 デアリングタクト、史上初・無敗の牝馬三冠達成。コントレイル、史上初・無敗の父子三冠達成。アーモンドアイ、史上初・芝のGⅠ8冠達成。 この秋、中央競馬では史上初の偉業が3週連続で達成された。さらに、記録を達成したこれら3頭の陣営が、揃ってジャパンカップに参戦することを表明し、その直後から『空前絶後』『百年に一度の戦い』『... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る 『伝説のレコード』が塗り替えられた日〜2005年・ジャパンカップ〜 2020年11月29日 日本の競馬でマークされたレコードタイムのなかで、個人的に大きな衝撃を受けたタイムがいくつかある。 1989年のジャパンカップで、ホーリックスがマークした2分22秒2。1997年のシルクロードステークスで、エイシンバーリンがマークした1分6秒9。2001年の武蔵野ステークスとジャパンカップダートで、クロフネがマークした1... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る "GⅠへの登竜門"の真骨頂〜2013年・東京スポーツ杯2歳ステークス〜 2020年11月20日 数ある2歳重賞の中でも、出世レースとして名高いのが東京スポーツ杯2歳ステークスではないだろうか。2019年の勝ち馬コントレイルが、翌年に史上初となる親子二代無敗の三冠を達成。2005年から実に12年連続で当レースの出走馬が後にGⅠを制していて、2018年の出走馬からGⅠ勝ち馬が出ればこの記録はさらに伸びることとなる(2... 齋藤 翔人
競馬ニュース レース回顧 [重賞回顧]偉大な父の背を知る、名手と共に〜2020年・福島記念〜 2020年11月17日 2020年の福島記念は、5年ぶりに開催最終週に行われることとなり、福島競馬の年間のフィナーレを飾るレースとなった。「ローカル重賞」「多頭数」「ハンデ戦」と、予想を難しくしそうな要素がたくさん詰まったレースではあるが、意外にも過去10年で馬連万馬券や3連単の配当が10万円を超えたレースは共に2回だけ。実はさほど荒れずに、... 齋藤 翔人
競馬ニュース レース回顧 [重賞回顧]横綱相撲で連覇達成〜2020年・エリザベス女王杯〜 2020年11月16日 秋の女王決定戦・エリザベス女王杯は、京都競馬場の改修工事により、2020年は阪神競馬場の内回り2200mで行われることとなった。いわゆる『非根幹距離』の2200mで行われるGⅠは、他に宝塚記念しかなく、共にリピーターが多いレースとして知られている。 しかし、2020年は競馬場だけでなく、外回りから内回りに変わることもあ... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る 日本の競馬ファンを震撼させた脅威の末脚〜 2010年・エリザベス女王杯〜 2020年11月15日 エリザベス女王杯は、非根幹距離と呼ばれる2200mで行われる。同距離で行われるGⅠは他に宝塚記念しかない。2000mや2400mと比べてマイナーな条件だからこそ、この距離を得意とするリピーターが、過去に何頭も活躍してきた。また、その異質な条件を求めるのは日本国内の馬に限らない。時には、遠く数千キロ離れたヨーロッパから遠... 齋藤 翔人