「名勝負」を語る [スワンS]スプリント王vsマイル女王、1400mでの決闘。 - 1994年スワンステークス・サクラバクシンオー 2021年10月26日 中央競馬の芝で行われるレースの距離帯に1400mと1800mがある。しかし、それらの距離で行われる重賞競走は複数あるものの、GⅠレースは行われていない。1200m・1600m・2000m・2400mを根幹距離と呼ぶのに対し、これらの距離は非根幹距離と呼ばれるが、逆にこれら非根幹距離を得意とする名脇役がこれまでにも多数い... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]惜敗続きの才女が、念願の重賞初制覇~2021年・富士ステークス~ 2021年10月25日 2020年からGⅡに昇格した富士ステークスは、関東で行なわれるマイルチャンピオンシップの前哨戦。過去には、エイシンアポロンが当レースと本番を連勝し、トウカイポイント、ダノンシャーク、ペルシアンナイトが、ここをステップに本番を制している。 2021年の出走馬は17頭。そのうちGI馬は3頭と、好メンバーが顔を揃えた。ただ、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]一族の悲願成就のとき~2021年・秋華賞~ 2021年10月18日 レース史上初めて、阪神競馬場で行われる2021年の秋華賞。フルゲートは例年から2頭減り、16頭が大舞台に顔を揃えた。 3歳牝馬の限定戦とはいえ、臨戦過程は様々。前走トライアル組はもちろんのこと、オークスからの直行組や、札幌記念を勝って臨む桜花賞馬。そして、条件戦から挑んでくる馬など、実にバラエティー豊かなメンバーとなっ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 競馬ノート [秋華賞]ブゼンキャンドルにブラックエンブレム…。 秋華賞の波乱を彩った乙女たち。 2021年10月16日 現在の牝馬三冠における最終戦・秋華賞が創設されたのは1996年。2021年で、ちょうど四半世紀が経過したことになる。それまでの最終戦はエリザベス女王杯で、距離は2400m。3歳秋とはいえ、オークスと同様、乙女たちにはまだまだ厳しい条件で、ホクトベガやタケノベルベット、さらにはサンドピアリスが制したレースでは、伝説レベル... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]好素材が揃った屈指の出世レース~2021年・サウジアラビアロイヤルC~ 2021年10月13日 サウジアラビアロイヤルCは、主要4場で最初に行なわれる2歳重賞。重賞としての歴史は浅いものの、前身のいちょうステークスを勝ったメリーナイス、エアグルーヴ、メジロドーベル、イスラボニータが、2歳GIや翌年のクラシックを勝利。重賞に昇格後も、2017年から3年連続で勝ち馬が後にGIも制し、出世レースとなっている。 また、昨... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]天国の偉大な作曲家に捧ぐ、白秋の好レース~2021年・毎日王冠~ 2021年10月12日 1着馬には、天皇賞秋の優先出走権が与えられる伝統の重賞、毎日王冠。 過去には、オグリキャップやサイレンススズカ、グラスワンダー、ダイワメジャーなど、幾多の名馬がこのレースを勝利してきた。 近年は、天皇賞秋よりもマイルチャンピオンシップと関連性が強くなっているが、豪華メンバーが集う点は例年と同じ。2021年も、出走頭数は... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る [京都大賞典]現役最後にして完成されたメジロマックイーン。衝撃のレコードVを振り返る。 - 1993年・京都大賞典 2021年10月4日 過去に中央競馬で記録された芝2400mのレコードタイムで、見る者に大きな衝撃を与えたタイムがいくつかある。1989年、ホーリックスが記録した2.22.2。その16年後、永遠に破られないと思われたそのタイムをアルカセットが0秒1更新した2.22.1。そして、まだ記憶にも新しい2018年、その年の三冠牝馬アーモンドアイがア... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]23年ぶりの快挙。その裏で繋がった血と人のドラマ~2021年・スプリンターズS~ 2021年10月4日 国内最速の短距離王を決めるスプリンターズS。2021年は、出走16頭すべてが関西馬という、珍しいメンバー構成となった。 その中身は、春のスプリント王に、久々のGI戴冠を目指すかつての2歳女王。さらには、母仔制覇を目指す馬や、GIでの1着降着から立ち直り、今度こそビッグタイトルを獲得したい馬など、バラエティーに富んだメン... 齋藤 翔人
インタビュー [インタビュー]母父キングヘイローが大ブレイク! 血統評論家・栗山求氏の考える「ブレイクの要因」とは。 2021年10月2日 競馬を語る上で外すことができない、重要な要素の一つが「血統」だ。GIで実績を残した馬や、良血馬のDNAが後世へと引き継がれていく血のドラマは、競馬の大きな魅力の一つでもある。 今回は、日本を代表する血統評論家の栗山求氏にインタビューを敢行。 にわかに母の父としてブレイクし始めたキングヘイローについて、お話を伺ってきた。... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 競馬ノート [スプリンターズS]フラワーパークにアストンマーチャン……。スプリンターズステークスで男勝りのスピードを発揮した快速牝馬たち。 2021年10月1日 近年は「牝馬が強い時代」といわれ、それが世界的にトレンドとなっている。 日本の競馬も例に漏れず、過去10年(2011年〜2020年)の年度代表馬のうち半分が牝馬。そして、2020年に行なわれた芝の古馬かつ牡・牝混合のGIは、天皇賞・春のフィエールマンを除き、すべて牝馬が勝利した。 もちろん、日本の長きにわたる競馬史を紐... 齋藤 翔人