「名馬」を語る ダンスディレクター〜史上初のシルクロードS連覇、2年越し8歳にして辿り着いた最高の舞台~ 2021年1月31日 2018年3月25日、中京競馬場のパドックには馬番11の8歳馬が登場した。身にまとう濃い青のゼッケンには「ダンスディレクター」あるいは「DANCE DIRECTOR」の文字。彼はようやく──本当にようやく、悲願の高松宮記念出走を果たしたのだった。 前走は、2017年末の阪神カップ。引退レースであったイスラボニータとの競... フロリダ
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]レース史上最遅決着でアリストテレス勝ち名乗り~2021年・AJCC~ 2021年1月27日 1960年に中山2000メートルで始まったアメリカジョッキークラブカップは、今年で62回目を迎えた。過去の優勝馬には、タケホープやグリーングラス、ミホシンザン、スペシャルウィークなどが名を連ね、古くからGI優勝馬の始動戦に選ばれている伝統GIIである。 今年は17頭が出走。明け4歳世代から4頭が乗り込む。GI馬の参戦こ... フロリダ
ニュース・ブログ レース回顧 [レース回顧]名手と、中京の勾配を駆ける。〜2021年・紅梅ステークス〜 2021年1月22日 紅梅ステークスは例年京都競馬場芝1400メートルで行われる、3歳牝馬限定のリステッド競走。1998年に紅梅賞から名を改めて始まった本レースからは、これまでに牝馬三冠を達成したスティルインラブ(2003年)、秋華賞などGIを3勝したスイープトウショウ(2004年)などが出世している。近年であれば、2016年に優勝したシン... フロリダ
ニュース・ブログ レース回顧 [レース回顧]初の中京「すばるS」を制覇したのは4歳馬〜2020年・すばるステークス〜 2021年1月14日 すばるステークスは2017年以降、1月中旬に行われているオープン競走。2019年からはリステッド競走に指定の上、別定戦で行われている。 フェブラリーハンデキャップがGIIに昇格し、フェブラリーステークスと名称が変わった1994年以来、主に、京都競馬場ダート1400メートルで行われてきた。1989年に始まった本レース。実... フロリダ
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]東西30歳騎手の競り合いを制したのは、西の三冠ジョッキー~2021年・中山金杯~ 2021年1月8日 中山金杯は毎年およそ1月5日、年の初めに行われる名物重賞である。1952年に中山競馬場芝2600メートルの条件で開催されて以来、今年は記念すべき70回目を迎えることとなった。 過去にグルメフロンティア(1998年)やシャドウゲイト(2007年)、ラブリーデイ(2015年)やウインブライト(2019年)などが、後に同じ年... フロリダ
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]絶対王者不在のなか、新王者誕生〜2020年・中山大障害〜 2020年12月31日 143回目を迎えた中山大障害は、下半期のジャンプ王決定戦に位置付けられる、ジャンプグレードのGI競走。今年は2歳GIホープフルステークスの手前、第10競走にて行われた。近2年は、連覇していたオジュウチョウサンの出走がなく、ニホンピロバロンやシングンマイケルという新たなGI馬が誕生した。しかし、その2頭はすでにターフを去... フロリダ