「名馬」を語る ファレノプシス〜可憐なる輝き〜 2016年7月14日 2016年7月1日。ファレノプシスの訃報が届いた。 その報らせを受けた時、私は少し息をのんだ。 21歳。大往生である。胡蝶蘭(ファレノプシス)と名付けられた馬は、長く可憐に咲き誇った。 「幸せが飛んでくる」という花言葉を持つファレノプシスは、丈夫で生命力が強く世話しやすい事から、新たな門出を祝う贈答花としても有名である... 横山オウキ
「名馬」を語る 史上23頭目の二冠馬~ドゥラメンテ~ 2016年7月9日 ドゥラメンテの荒々しく、はっきりと刻まれた競走馬生~第2の馬生へ その馬は、観衆にはっきりとその名を印象付けた。日本競馬史上23頭目の二冠馬、ドゥラメンテ。セントポーリア賞での5馬身差圧勝劇、並み居るディープインパクト産駒たちを超える切れ味で差し切った皐月賞、父キングカメハメハを超えた圧巻のダービーレコードと、勝利の数... ウマフリライター
「名馬」を語る モーリスについて 2016年6月26日 2015年JRA賞年度代表馬と最優秀短距離馬に輝いたモーリス。年間無敗という金字塔を打ち立て、今ではアジアのマイル王と称されている。今回は私の目線から、モーリスの魅力についてを様々な視点から語ってみたい。 まずはモーリスの血統について。父はジャパンカップを人気薄で制したスクリーンヒーロー、母はメジロ牧場の血を5代に渡っ... ウマフリライター
「名馬」を語る サナシオン~飛越の華~ 2016年6月19日 2015年・東京ハイジャンプの5号障害。一瞬にして、目を奪われた。一瞬にして、その飛越の虜になった。 その馬のゼッケンに書かれた名前は「サナシオン」。 「飛越に華がある」 それが彼に対する第一印象だった。 そのまま軽快な飛びを魅せての逃げ切り勝ち。やっぱり、飛越に華がある。 飛越の上手い障害馬。それは騎乗者の技術、管理... ウマフリライター
「名馬」を語る カネヒキリ〜不屈の魂〜 2016年5月30日 「最高に競馬が面白かった時代」はいつだろうか? 芝でその時代を決めるのならば、たくさんの意見が出てきて議論も白熱するだろう。私自身もあの時代やあの時代、そしてあの時代もよかったと、目移りする。 ──では、ダートは? 私に言わせれば、それは議論にすらならない。 王者カネヒキリが君臨していた、あの時代だ。 カネヒキリと三冠... 横山オウキ
「名馬」を語る 金沢の古豪、ナムラダイキチについて 2016年5月14日 金沢競馬の古豪、ナムラダイキチの紹介をしていこうと思う。地方でも魅力的な馬が活躍していることが知られていくことを願う。ナムラダイキチ(牡・8歳・鹿毛) 父スパイキュール母ナムラビャクレン母父チーフベアハート デビューは2010年12月5日。中央、阪神競馬場(ダート1800m)。 スタート良く2番手追走も、勝負処で交わさ... ウマフリライター