子どもの頃、わたしにはたくさんの友達がいた。猫に犬、うさぎにペンギン。少女だったわたしは、たくさんのぬいぐるみに名前をつけて遊んでいた。 もうどんな名前をつけていたかほとんど忘れてしまっているが、今でも覚えている2人の友達がいる。うさぎのジュリエットと、水色の馬のミホノブルボンだ。 ミホノブルボンのことは、今でも時々思...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
年間無敗。重賞8連勝。G1、5連勝。古馬中長距離G1、完全制覇。 新世紀の幕開けで世間が沸いていた2000年、偉大なる記録をたった1年で連発した名馬がいた。テイエムオペラオー。強力な世代に挟まれながら、1年間を通じて"競馬界最強"という称号を守り抜いた、絶対的王者だ。 17年越しのドラマ このドラマは、1982年から始...
大接戦のオークス──その言葉で、あなたはどのオークスを思い浮かべますか?怒涛の追込みからのハナ差決着。長い写真判定の末の同着。5着までが横一列でのゴールイン……。誰もが勝利を確信する圧勝劇も気持ちが良いものですが、手に汗握る大接戦のゴール前はまた違った熱狂があるかと思います。 オークスという一世一代の大舞台で繰り広げら...
「うわ~人がいっぱいだね~!!」「このころから競馬ってあったんだ~」「え~!?ジョッキーってこんなに体重軽いの!?」 こんな驚きの声が私の周りにあふれたのは、2018年5月6日の事です。NHKマイルカップ開催当日の東京競馬場。 その日は私にとって、忘れられない1日となりました。 現在大学生の私は「一橋乗馬&競馬サークル...
とある本によると、競馬発祥の国イギリスで初めて「ザ・ダービーステークス」が開催されたのは1780年だそうだ。その2年前に創設されたセントレジャーステークスに続いて行われたクラシックレースだった。当時1マイルで開催された「ザ・ダービーステークス」は当初、権威あるレースとは考えられていなかった。3歳クラシックレースが権威を...
はじめまして。私は、岐阜県にある笠松競馬場で誘導馬をしている「ウイニー」を応援している『ウイニーファンクラブ』の管理人です。 今回はウマフリ編集部さんからこのような機会をいただいて、私たちの愛するウイニーを紹介していきます! ウイニー ウイニーは芦毛のイケメンポニーです。ポニーで、誘導馬──おそらく、日本で1番小さい誘...
高知競馬場は四国唯一の競馬場として、レースが開催されています。 一時期は経営が非常に苦しいところまでいきましたが、ネット投票の普及、地方競馬史上初となる通年ナイター開催(夜さ恋ナイター)、全国区で活躍する馬や人の登場、その他関係者の様々な努力・工夫なども相まって、経営状況は大幅に改善してきています。そのため、賞金も底を...
幾多の名馬が障害コースを駈け抜けてゆく。障害王者のバトンが、次世代へと託されてゆく──。 長年、障害競走の歴史を見続けた彼。自身もまた、その障害界の中心として君臨し続けた。 2012年から2018年、6年に渡り障害界の第一線で活躍した名馬──彼の名は、サンレイデューク。 時は遡り、2014年・東京ハイジャンプ。中団を走...
2018年4月27日、1頭の名馬がこの世を去った。その馬は、常に勝利してきたわけではない。中には、現役時代を通じて一度も勝てないライバルもいた。 しかし気が付けば、彼は『日本の総大将』として、レースに出走するほどの存在になっていた。日本有数の名牝系の末裔。 東京優駿(日本ダービー)に外国馬の出走が認められるようになった...
2度目の骨折と低迷期 フェブラリーステークス連覇の直後の事でした。またしてもコパノリッキーの骨折が判明。今度は左前足のトウ骨の骨折で、半年間の休養を余儀なくされてしまいました。 そして迎えた復帰戦、10月上旬の日本テレビ盃。同期のクリソライトの厳しいマークに苦戦し、3着に沈みます。4歳のフェブラリーステークスでGIを勝...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~