例年「最強馬決定戦」ともいえる豪華メンバーが集う天皇賞(秋)。2023年は、グレード制導入以降レース史上最少の11頭立てとなったものの、文字どおり少数精鋭のメンバーが顔を揃えた。 また、天皇賞(秋)といえば、数々の名場面が生まれてきたレース。「永遠のライバル」ウオッカvsダイワスカーレットによる究極の名勝負をはじめ、近...
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「もうソロソロかもしれません」と滋さんから電話がかかってきました。乳房が硬くなりつつあり、この後、乳首の周りに乳ヤニと呼ばれる液体がつくと、出産間近のサインです。予定日まであと4日ですから、たしかにソロソロです。 「乳ヤニがついたらすぐに連絡しますから、準備しておいてくださいね」 「分かりました」 と言葉を交わして、電...
実に23年ぶり──今世紀初めて、皐月賞馬とダービー馬が再戦する舞台となった菊花賞。2頭は春二冠で1、2着を分け合っており、同世代の中でも実績では一枚抜けている、まさに「二強」と呼ぶに相応しい存在だった。 この「春二冠の1、2着を同じ2頭が分け合った」例は珍しく、95年の皐月賞馬ジェニュインとダービー馬タヤスツヨシ以来2...
「ここで馬が走るんだ?競馬場って思ったよりも小さいんだね」 初めて競馬場に連れて来られたと思わしき女の子が無邪気に聞くと、 「アハハ、そんなわけないじゃん。ここはパドックと言って、馬の下見をするところ。実際のレースは向こうでやるんだ」と男は笑いながら本馬場の方を指差す。 「へぇー、そうなんだ。知らなかった~。どおりで小...
2021年産駒達のJRA新馬戦も150レース以上が終了。2023年の開催もあと10週となりました。今回も世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬5頭を紹介していきたいと思います。 2023年10月15日(日) 東京4R ダ1600 雨・不良 16頭 ミッキーファイト 牡馬ドレフォン×スペ...
2021年産駒達のJRA新馬戦も150レース以上が終了。2023年の開催もあと10週となりました。今回も世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬5頭を紹介していきたいと思います。 2023年10月14日(土) 東京3R 芝1400 晴・良 18頭 ソンシ 牡馬Night of Thund...
次に配合する種牡馬を考えがちですが、繁殖牝馬セールで購入した場合、今お腹に宿っている仔の父親も気になるものです。たとえばダートムーアはニューイヤーズデイを受胎している状態で購入しましたが、ニューイヤーズデイの仔がお腹にいるからというわけではなく、むしろ買うまではニューイヤーズデイの存在についてほとんど知りませんでした。...
読者の皆様、前回はお休みをしてしまい申し訳ありません。 しかし、この1か月の間に水面下で模索していたことが、ようやく概要レベルでご報告できるようになりました。 今回は特別編として、当プロジェクトが予定している社会貢献活動についてご報告したいと思います。 ──なぜ社会貢献活動なのか、と思われる方も多いかと思います。順を追...
秋華賞が、3年ぶりに「三冠馬誕生の地」京都競馬場に帰ってきた。 前回、三冠馬が誕生したのも同じく3年前の2020年で、牡、牝馬ともに無敗三冠が達成されるという、ともすれば、一生に一度あるかないかの出来事が起こった年。そのとき牝馬三冠を成し遂げたデアリングタクトは、残念ながら先日引退が発表されたばかりだが、それからおよそ...
年末になると、来年度の種牡馬の種付け料が発表され始めます。社台スタリオンステーションが先陣を切って発表すると、優駿スタリオンステーションやアロースタッドなど、他のスタリオン(種牡馬の繋養所)も後に続きます。生産者にとっては、来年、自分の繁殖牝馬にどの種牡馬を配合しようかおおよその見当はつけている時期ですから、種付け料の...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~