[グッズ]裁縫未経験者でも簡単!? 公式グッズ未発売の"推し"馬のぬいぐるみを手作りしてみた。

ウマフリ読者の皆さん、こんにちは。
あでのいと申します。

突然ですが皆さんはこんなことを思ったりした経験はありませんか?

「あーあ、あの馬のぬいぐるみがあったらなあ」

と。

私はあります。というか競馬ファンの大部分が一度や二度……いや、三度や四度や五度や六度は思ったのではないでしょうか。

そうは言っても、無いものは無いのでどうしようもありません。企業も慈善事業でぬいぐるみを製作販売している訳ではないのですから、採算ラインに持っていけるか微妙な馬の製品化は当然避けざるを得ません。

しかしです。かつて北海道が誇る某ビール会社はこう言っていました。

「ないものは、つくるしかない」

そうです。無いなら作れば良いのです。
幸いにして、馬というのはそこまで個体形状に大きな差がある訳ではありません。我々人類による馬の区別は、概ね体毛や流星で行われていると言っても過言ではありません。

そのためアイドルホースシリーズをはじめとした馬のぬいぐるみについても、基本的には色彩およびゼッケンやメンコなどで区別化されていて、馬本体の形状そのものはほぼ全て同一のものが使われております。
然るに。体毛の似ている馬のぬいぐるみさえあればちょっとした改造で欲しい馬のぬいぐるみが実質的に手に入る訳ですよ!

──という訳で本日は、中学卒業以来20年近くまともに裁縫一度もしてない筆者が、どーしても欲しい馬のぬいぐるみをどーにかして自力で手に入れるまでの製作記を紹介してみたいと思います。
どの馬を作ろうとしているかは今の時点ではちょっと秘密にしてみますので、製作途中の画像から推理してみてください。

まずは園田のアイドル、マコーリーのぬいぐるみを用意します。

単に芦毛の馬ならゴールドシップあたりが入手しやすい所でしたが、この真っ白な体毛が必要だったのでマコーリー君に犠牲(?)になって貰います。今ならソダシがいるのでそちらでも良いですね(製作時期は2020年の春)。

手芸店で適当な生地をいくつか用意します。

ちなみに今回大活躍するのはこちら。
布ボンドです。

上述の通り筆者は自宅にミシンどころかアイロンすら無く、裁縫は中学卒業からこっちボタンの付け直しまでが限界というレベルですが、布ボンドさえあれば意外と大体なんとかなります。

では作業に入りましょう。

黄色のフェルト生地から適当に4枚長方形を切り出し、黒リボンを2本貼りつけます。

輪っかにします。

こちらの輪っかをまずは足につけます。

さあ、この辺でどの馬か分かった人もひょっとしたらいるかも知れません。

お次はメンコです。

新聞紙でメンコの型を作ります。

実際にぬいぐるみの頭部に被せてみてトライアンドエラーを繰り返し、良い感じの形に整えます。上手くできたと思ったら目の部分の穴も開けておきます。

新聞紙の型ができたら、これをなぞって布生地からメンコを切り出します。

この時も実際にぬいぐるみに被せてみて、微調整しつつトライアンドエラーです。一発で上手くいくとは思わず根気良く試しましょう。

端をくっつけて形にし、着脱できるよう顎の部分にマジックテープを貼り付けます。

同じ布生地から円錐を作ります。また、レザー生地から工の字状の何かを作ります。

全部くっつけてメンコを完成させます。

装着!

ここまで来るとそろそろ分かった人も多くなってきたんじゃないでしょうか?

ちなみにメンコの形状は既製品のぬいぐるみを結構参考にしました。折角なので参考にしたメンコと一緒に撮影。

自作してみると改めて既製品のクオリティの高さに気付けますね。

さあ、残りはゼッケンだけです。

布製のプリント紙に馬名と主な勝ち鞍とその時の馬番を印刷します。

適当な形に切り出してレザー生地から作った紐を貼り付けます。

はい。もう皆さんお分かりですね!

完成! アップトゥデイト君です!

前から見たアップトゥデイト
横から見たアップトゥデイト
ライバルと一緒に……

本当欲しかったんですよ、アップトゥデイト!
オジュウチョウサンのぬいぐるみがかなり売れたみたいなんですが、オジュウのぬいぐるみ買った人も「隣にアップを並べれたらなあ」と思った人は私以外にも結構多くいたのではないでしょうか?
いやー、満足満足!

と、思ったんですが……。

何か足りないと思いませんか?
折角この2頭が揃ったんですよ?
ちょっとこのままじゃ寂しくないですか?

──という訳で、勢いに任せてホームセンターで色々と買い込みます。

適当な大きさに切った段ボールを重ねて良い感じのブロックを作って、それを包むように人工芝シートを貼り付けます。

プランターの底を切り抜きます。

フリー素材のレンガ画像を印刷し、プランターに貼りつけます。

組み合わせると中山大障害コース名物、赤レンガの大生垣の完成です!

同じように良い感じのブロックを作って、これに木目地のカットシートを貼り付けます。(段ボールを重ねるのが思ったより面倒だったので、2個目は雑誌から作成)

竹手箒をバラして、竹枝を針金で先ほどの芯に括り付けます。

中山大障害とグランドジャンプのロゴを適当に作って印刷します。 ちなみに使用ソフトはPowerPoint。

大竹柵下部のロゴは毎年デザインが違うのですが、個人的に気に入ってる17年の大障害と18年のグランドジャンプのデザインを採用しました。両方負けたレースでゴメンなアップ。

いよいよ、中山大障害コース名物、大竹柵の完成です!

裏面もオジュウと一緒に。

2頭揃えて飾りましょう!

そんなこんなで我が家では、部屋の片隅にてアップトゥデイトがオジュウチョウサンと一緒に日々大障害をステップジャンプしている訳でありますが、いかがでしたでしょうか?

大生垣と大竹柵はともかくとして、メンコとゼッケンくらいなら本当に意外とやってみたら難しくないので、皆さんも是非トライしてみてはどうでしょう。ただしその時は、馬身御供になってくれた元の馬への感謝を忘れずに!

以上、アップトゥデイト製作記でした!

ちなみにですが、この記事に見覚えのある方も一定数いるかも知れません。こちらの記事は去年某匿名掲示板のスレッドに投稿したものを加筆してまとめ直したものです。当時は流れて消えてく程度のレポートで良いかなーと思ってましたが、折角なのでウマフリ様に掲載させて貰うことにしました。
ウマフリ様の中ではちょっと変わった記事だったかも知れませんが、楽しんで頂けたり参考にして貰えたりしたら幸いです。

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「あーあ、あの馬のぬいぐるみがあったらなあ」

と。

私はあります。というか競馬ファンの大部分が一度や二度……いや、三度や四度や五度や六度は思ったのではないでしょうか。

そうは言っても、無いものは無いのでどうしようもありません。企業も慈善事業でぬいぐるみを製作販売している訳ではないのですから、採算ラインに持っていけるか微妙な馬の製品化は当然避けざるを得ません。

しかしです。かつて北海道が誇る某ビール会社はこう言っていました。

「ないものは、つくるしかない」

そうです。無いなら作れば良いのです。
幸いにして、馬というのはそこまで個体形状に大きな差がある訳ではありません。我々人類による馬の区別は、概ね体毛や流星で行われていると言っても過言ではありません。

そのためアイドルホースシリーズをはじめとした馬のぬいぐるみについても、基本的には色彩およびゼッケンやメンコなどで区別化されていて、馬本体の形状そのものはほぼ全て同一のものが使われております。
然るに。体毛の似ている馬のぬいぐるみさえあればちょっとした改造で欲しい馬のぬいぐるみが実質的に手に入る訳ですよ!

──という訳で本日は、中学卒業以来20年近くまともに裁縫一度もしてない筆者が、どーしても欲しい馬のぬいぐるみをどーにかして自力で手に入れるまでの製作記を紹介してみたいと思います。
どの馬を作ろうとしているかは今の時点ではちょっと秘密にしてみますので、製作途中の画像から推理してみてください。

まずは園田のアイドル、マコーリーのぬいぐるみを用意します。

単に芦毛の馬ならゴールドシップあたりが入手しやすい所でしたが、この真っ白な体毛が必要だったのでマコーリー君に犠牲(?)になって貰います。今ならソダシがいるのでそちらでも良いですね(製作時期は2020年の春)。

手芸店で適当な生地をいくつか用意します。

ちなみに今回大活躍するのはこちら。
布ボンドです。

上述の通り筆者は自宅にミシンどころかアイロンすら無く、裁縫は中学卒業からこっちボタンの付け直しまでが限界というレベルですが、布ボンドさえあれば意外と大体なんとかなります。

では作業に入りましょう。

黄色のフェルト生地から適当に4枚長方形を切り出し、黒リボンを2本貼りつけます。

輪っかにします。

こちらの輪っかをまずは足につけます。

さあ、この辺でどの馬か分かった人もひょっとしたらいるかも知れません。

お次はメンコです。

新聞紙でメンコの型を作ります。

実際にぬいぐるみの頭部に被せてみてトライアンドエラーを繰り返し、良い感じの形に整えます。上手くできたと思ったら目の部分の穴も開けておきます。

新聞紙の型ができたら、これをなぞって布生地からメンコを切り出します。

この時も実際にぬいぐるみに被せてみて、微調整しつつトライアンドエラーです。一発で上手くいくとは思わず根気良く試しましょう。

端をくっつけて形にし、着脱できるよう顎の部分にマジックテープを貼り付けます。

同じ布生地から円錐を作ります。また、レザー生地から工の字状の何かを作ります。

全部くっつけてメンコを完成させます。

装着!

ここまで来るとそろそろ分かった人も多くなってきたんじゃないでしょうか?

ちなみにメンコの形状は既製品のぬいぐるみを結構参考にしました。折角なので参考にしたメンコと一緒に撮影。

自作してみると改めて既製品のクオリティの高さに気付けますね。

さあ、残りはゼッケンだけです。

布製のプリント紙に馬名と主な勝ち鞍とその時の馬番を印刷します。

適当な形に切り出してレザー生地から作った紐を貼り付けます。

はい。もう皆さんお分かりですね!

完成! アップトゥデイト君です!

前から見たアップトゥデイト
横から見たアップトゥデイト
ライバルと一緒に……

本当欲しかったんですよ、アップトゥデイト!
オジュウチョウサンのぬいぐるみがかなり売れたみたいなんですが、オジュウのぬいぐるみ買った人も「隣にアップを並べれたらなあ」と思った人は私以外にも結構多くいたのではないでしょうか?
いやー、満足満足!

と、思ったんですが……。

何か足りないと思いませんか?
折角この2頭が揃ったんですよ?
ちょっとこのままじゃ寂しくないですか?

──という訳で、勢いに任せてホームセンターで色々と買い込みます。

適当な大きさに切った段ボールを重ねて良い感じのブロックを作って、それを包むように人工芝シートを貼り付けます。

プランターの底を切り抜きます。

フリー素材のレンガ画像を印刷し、プランターに貼りつけます。

組み合わせると中山大障害コース名物、赤レンガの大生垣の完成です!

同じように良い感じのブロックを作って、これに木目地のカットシートを貼り付けます。(段ボールを重ねるのが思ったより面倒だったので、2個目は雑誌から作成)

竹手箒をバラして、竹枝を針金で先ほどの芯に括り付けます。

中山大障害とグランドジャンプのロゴを適当に作って印刷します。 ちなみに使用ソフトはPowerPoint。

大竹柵下部のロゴは毎年デザインが違うのですが、個人的に気に入ってる17年の大障害と18年のグランドジャンプのデザインを採用しました。両方負けたレースでゴメンなアップ。

いよいよ、中山大障害コース名物、大竹柵の完成です!

裏面もオジュウと一緒に。

2頭揃えて飾りましょう!

そんなこんなで我が家では、部屋の片隅にてアップトゥデイトがオジュウチョウサンと一緒に日々大障害をステップジャンプしている訳でありますが、いかがでしたでしょうか?

大生垣と大竹柵はともかくとして、メンコとゼッケンくらいなら本当に意外とやってみたら難しくないので、皆さんも是非トライしてみてはどうでしょう。ただしその時は、馬身御供になってくれた元の馬への感謝を忘れずに!

以上、アップトゥデイト製作記でした!

ちなみにですが、この記事に見覚えのある方も一定数いるかも知れません。こちらの記事は去年某匿名掲示板のスレッドに投稿したものを加筆してまとめ直したものです。当時は流れて消えてく程度のレポートで良いかなーと思ってましたが、折角なのでウマフリ様に掲載させて貰うことにしました。
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