「road to the future」未来へ続く道。

このコーナーでは、週末の新馬戦を勝ち上がった馬たちを取り上げていきます。
ここから、クラシック戦線で活躍する名馬や、古馬になって活躍する名馬が、きっと現れるはずです。
今週は、どのような期待馬がデビュー勝ちを収めたのでしょうか?

1月30日(土)

東京2R メイクデビュー東京・ダート1400m・1:25.5

トゥーパンクス

牡馬(6番人気)
父:Garswood
母:サウンタ
母父:Invincible Spirit
生産牧場:臼杵牧場(浦河町)
所属:田村康仁厩舎(美浦)
鞍上:内田博幸騎手

好センスの競馬を披露し新馬勝ちです。
スタートセンス良く、逃げる事も出来そうでしたがあえて控える競馬を覚えさせる余裕ぶり。
ラスト150mから一気に加速し後続を3馬身引き離しました。

父Garswood(ガーズウッド)は英国馬で、日本ではシーキングザパールが制したことで馴染み深いモーリス・ド・ゲスト賞の勝ち馬です。
今日のレースぶりからはマイルまで十分守備範囲でしょうし、次走の走り次第ではこれからも注目の1頭になりそうな存在です。

東京6R メイクデビュー東京・芝1600m・1:36.0

ラヴォルタ

牝馬(1番人気)
父:ロードカナロア
母:フロアクラフト
母父:フジキセキ
生産牧場:ノーザンファーム(安平町)
所属:田村康仁厩舎(美浦)
鞍上:C.ルメール騎手

田村厩舎の新馬戦連勝となりました。
父ロードカナロア×母父フジキセキの組み合わせと言えば、同じキャロットファームの先輩アンフィトリテがデビュー3連勝でマーガレットSを制しています。

今日のレースぶりを見るとスピードがありますし、最後の直線での弾け方を見るとマイルももちろん守備範囲ではありそうですが、本質的には1,400mくらいがベストのように見えます。
今回はスピード力でそのまま先行した感じでしたので、差す競馬をした際にどの様な脚を使うか見てみたい1頭です。

中京4R メイクデビュー中京・ダート1800m・1:55.7

ルーチェット

牝馬(5番人気)
父:Kizuna
母:Amour Briller
母父:Smart Strike
生産国:英国産
所属:松永幹夫厩舎(栗東)
鞍上:岩田望来騎手

重馬場の中京ダートを完勝です。
横文字になっているためパッと見では気づきにくかった方もいるかもしれませんが、母は地方交流重賞6勝をあげたアムールブリエです。英国で出産した産駒の為、逆輸入状態となりました。
今日のレースはとても新馬とは思えない走りで内をつき後続を離す強い内容でした。

最後は無理をさせなかったように見えますし、タイムや着差は気にする事は無いでしょう。
今日の走りを見ると母同様にダート適性はありそうですし、地方の砂を苦にする事も無さそう。
幅広い活躍が期待できそうな1頭だと思います。

1月31日(日)

東京6R メイクデビュー東京・芝1800m・1:51.0

エクランドール

牝馬(2番人気)
父:ディープインパクト
母:リュヌドール
母父:Green Tune
生産牧場:ノーザンファーム(安平町)
所属:手塚貴久厩舎(美浦)
鞍上:C.ルメール騎手

GⅠ3勝馬フィエールマンの全妹エクランドールが満を持して新馬勝ちです。
最後は脚色優勢にハナ差で差し切りました。
当然、先々を大きい所を狙いたい素材の1頭です。

今日のレースだけではまだ兄と比べるのはかわいそうかもしれませんが、少なくとも良血馬らしい良い走り方とトビは見せてくれたと思います。
まだ馬体が小さい事等、先にも書いた様に先々に良くなってきそうな逸材。
長い目で見ていきたい1頭だと思います。

中京6R メイクデビュー中京・芝2000m・2:05.4

アナレンマ

牡馬(1番人気)
父:ディープインパクト
母:ワイ
母父:Galileo
生産牧場:追分ファーム(安平町)
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
鞍上:福永祐一t騎手

前半65.3秒の超スローペースの中、しっかり我慢して新馬勝ちです。
父ディープインパクト×母父Galileoといえば真っ先に思いつくのはローズSなど重賞2勝のカンタービレ。他にも青葉賞馬ヴァンキッシュラン等、早い時期から活躍する馬が輩出されています。正直、勝ち上がり率は決して高くは無い組み合わせですが、勝ち上がってさえしまえば重賞戦線まで駒を進める馬が多い事も事実です。
道中を含めて課題も見えましたが、後続が迫った際の反応等切れ味は相当な魅力を秘めていると思います。

小倉5R メイクデビュー小倉・芝1200m・1:11.0

コスモダイジョッキ

牡馬(1番人気)
父:ヘニーヒューズ
母:チャームポット
母父:フジキセキ
生産牧場:フジワラファーム(新ひだか町)
所属:南井克巳厩舎(栗東)
鞍上:国分優作騎手

接戦を制し新馬勝ちです。
この血統を見るとダート路線を想像しましたが、母である芝オープン馬・チャームポットの良さがでたのでしょう。
鋭く伸びて一度は後ろに交わされそうになったところから一気に盛り返しました。
今日のレースが出来るならば芝の短距離でも走れるでしょうし、ダート路線でも見どころがあるレースが出来そうに映りました。

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