[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達 - 2023年01月14日(土)-

2020年産駒達もいよいよ3歳に。新馬戦も260戦を越え、残り少なくなってきました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した3歳馬達を紹介していきたいと思います。

2023年01月14日(土)

中京4R ダ1400 小雨・重 16頭

ディクレアブルーム

牝馬
デクラレーションオブウォー×タイキエイワン
母の父:フサイチコンコルド
所属:栗東)辻野泰之厩舎
生産:ビクトリーホースランチ
鞍上:岩田望来騎手
462㎏ 1番人気 7枠13番

重馬場での開催となった、この週最初の新馬戦。
大樹ファーム所属馬から世代2頭目の新馬戦勝ち馬が出ました。

まずまずのスタートを切ったディクレアブルームはスムーズにスピードに乗り、馬群の中程、外めを回ってレースを進めます。
直線に入ったところで7-8番手。
早めから仕掛けられるとしっかりと脚を伸ばして行き、内の先行勢をまとめて交わし1番人気に応えました。

勝ち時計は1分27秒2。
辻野泰之厩舎はこの世代の新馬戦での嬉しい初勝利となりました。

中山4R ダ1800 小雨・良 16頭

エントラップメント

牝馬
マジェスティックウォリアー×ルーレットクイーン
母の父:ドリームジャーニー
所属:栗東)清水久詞厩舎
生産:桑田牧場
鞍上:津村明秀騎手
442㎏ 1番人気 7枠14番

オーナーの株式会社OUMAと生産の桑田牧場にとって、嬉しいこの世代の新馬勝ち馬が誕生です。

悪くないスタートを切ったエントラップメント。
返し馬で左に張る素振りを見せたということで一気に内に入っていき、左隣に馬を置いた状態でレースを進めます。
ずっと内を走っていましたが最終コーナーを迎えるとスッと外に進路をとり、直線早い段階で先頭へ。
そのまま抜け出していきます。
最後は1番イリュージョンが素晴らしい脚色で迫りましたが、これをアタマ差で凌いでゴール。

勝ち時計は1分57秒9でした。

距離はこのくらいまで、芝の方が良いかもとのコメントも出ていて、次走のレース選択に注目です。

中山5R 芝1600 小雨・良 16頭

ポルカリズム

牝馬
ロードカナロア×フロアクラフト
母の父:フジキセキ
所属:栗東)中内田充正厩舎
生産:ノーザンファーム
鞍上:津村明秀騎手
474㎏ 1番人気 7枠14番

37歳、20年目の津村騎手が新馬戦2連勝となりました。

7枠からのスタートとなったポルカリズムは馬群中程から。
外めで折り合いレースを進めていきます。
3-4コーナー回りながら少しずつ前との差を詰めていくと直線に向いた時には4番手。
余力十分のポルカリズムは残り200付近から力強く加速し、先に抜け出していたビービーラドンをゴール前で捉え、アタマ差交わして1番人気に応えました。

勝ち時計は1分36秒8。
所属のキャロットファームはこの世代の新馬戦7勝目となりました。


以上、1月14日開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を紹介してきました。

この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。

写真:ちぇりー

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