巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
今日は福島牝馬Sを特集します。
福島牝馬Sとは
その名の通り、例年は福島競馬場で行われる牝馬限定のG3レース。
今年は2月13日に発生した福島県沖地震の影響で、新潟での開催となりました。
過去、ウマ娘のモチーフになっている馬の勝利はありませんが、昨年は父方の祖母がエアグルーヴ、母方の祖父がアグネスタキオンと言うフェアリーポルカが勝利しました。
今年もまた、多くのウマ娘関連馬が出走を予定しています。
アバルラータ
アバルラータの母の父は、エルコンドルパサー。ウマ娘の中では「自分こそが世界最強のウマ娘」と自称していますが、実際のエルコンドルパサーも、そんな彼女の発言を裏付けるような強さを示していました。
2歳（現年齢表記）のダート戦でデビューしたエルコンドルパサーは、そのレースを4コーナー最後方から驚異的な末脚で7馬身差圧勝で飾ると、その後破竹の5連勝でNHKマイルカップを制覇。その年の秋には日本調教の3歳馬としては初めてジャパンカップを勝利して日本最強を証明しました。
4歳シーズンになると拠点をフランスに移し、凱旋門賞を目標に定め調教を開始。フランスのG1サンクルー大賞を制するなど3戦2勝2着1回の好成績で凱旋門賞に出走すると、果敢に逃げるレースでゴール寸前まで先頭をキープするも最後の最後で当時のヨーロッパ最強馬モンジューに差されて2着に敗れました。とは言え、その強さを示す見事なレースぶりに「今年はチャンピオンが2頭いた」と、事実上、世界最強馬と肩を並べるほどの評価をされました。
もちろん種牡馬としても期待されましたが、種牡馬に上がってから3年後の夏に腸捻転のため、わずか7歳にして死去。産駒を3世代しか残せませんでした。そんな中からでも、父として菊花賞馬のソングオブウインドやダートG1を9勝したヴァーミリアンを、母の父として2016年の宝塚記念を制したマリアライトや2019年のチャンピオンズカップを制したクリソベリルを輩出し、そのポテンシャルの高さを見せつけています。
アバルラータは今年で7歳のベテラン。
早くして亡くなった祖父の分まで頑張っていますので、エルコンドルパサー推しの方はぜひ応援してみてください。
ミスニューヨーク
ミスニューヨークは、母の父がマンハッタンカフェ。母の名前がマンハッタンミートなので祖父の代からニューヨーク関連の馬名が続いています。
マンハッタンカフェは、アグネスタキオンと同世代。春は弥生賞でアグネスタキオンと戦い敗れていますが、アグネスタキオンが戦線を離脱した夏以降にその素質が開花。菊花賞・有馬記念・天皇賞春とG1を3勝し、スピードとスタミナを兼備したステイヤーとして名を馳せました。
一方でこのミスニューヨークは長距離ではなく「芝1800m」が大得意。過去6戦して4勝2着1回3着1回と一度も馬券圏内を外したことがなく、芝1800mで行われるこのレースでも期待できるのではないでしょうか。
その他の主なウマ娘関連馬
- アフランシール：母方の祖父がサクラバクシンオー
- アブレイズ：母エディンの母方の祖父がタイキシャトル
- カリオストロ：父がエイシンフラッシュ、母アルピナブルーの父かフジキセキ、母方の祖母がヒシアマゾン
- ディアンドル：父方の祖母がエアグルーヴ、母方の祖父がスペシャルウィーク
- パッシングスルー：父方の祖母がエアグルーヴ
- パラスアテナ：父方の祖母がエアグルーヴ、母方の祖父がスペシャルウィーク
- ムジカ：父エピファネイアの母方の祖父がスペシャルウィーク
- リュヌルージュ：母方の祖父がメジロマックイーン
開発：Cygames
ジャンル：育成シミュレーション
プラットフォーム：iOS/Android/PC
配信：日本
利用料金：無料（一部有料コンテンツあり）
URL：
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
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