[函館SS&エプソムC2021]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜函館SS&エプソムC編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今週は2つの重賞それぞれでぜひ紹介したい馬がいます。少し変則的になりますがそれぞれの重賞から1頭ずつ注目馬をピックアップしました。

カレンモエ

函館スプリントステークスに出走するカレンモエ。お母さんは、ウマ娘内では「フィーユ・エクレール」の二つ名で登場するカレンチャンです。カレンチャンは芦毛の可愛らしい姿と愛らしい名前で当時人気を博していた名スプリンター。2011年のスプリンターズステークスと2012年の高松宮記念、2つのG1を勝利しました。

2012年のスプリンターズSではスプリントG1・3連覇をかけて1番人気で出走しましたが、同じ安田隆行厩舎の1歳年下の牡馬ロードカナロアに敗れ大記録を逃しています。その後ロードカナロアはカレンチャンの意志を引き継ぐように2013年の高松宮記念、2013年のスプリンターズSを勝利。カレンチャンの成し遂げられなかったスプリントG1・3連勝を達成し、「同一厩舎所属馬によるスプリントG1・5連勝」と言う大記録も達成しました。

その2頭の配合で生まれたのが今回函館スプリントステークスに出走するカレンモエ。所属厩舎は当然偉大な両親と同じ安田隆行厩舎です。ハワイ語で「夢」を表す「モエ」と名付けられたことからも分かる通り、スプリント路線の夢の配合と言える同馬。その期待を如実に示すように過去10戦のレースは全て単勝1番人気に推されています。

ここ2戦の重賞挑戦はいずれも2着と惜しいところで勝ち切れていません。今回は念願の初重賞タイトルを狙っています。

ニシノデイジー

エプソムカップに出走するニシノデイジー。彼の祖先にはアグネスタキオン、ニシノフラワー、セイウンスカイの3頭のウマ娘モデル馬がいます。

ニシノデイジーの曽祖父に当たるセイウンスカイは現役時代に菊花賞を当時の世界レコードで逃げ切るなどスピードにもスタミナにも秀でた馬でした。競走馬としては華々しい成績を飾ったセイウンスカイですが、決して流行の最先端を行く血統でも近親に活躍馬が多数いる良血でもなかったためか、種牡馬としては質量ともに恵まれた繁殖牝馬を集めることが出来ず結局産駒からJRA重賞勝ち馬を出すことは出来ませんでした。

そんな中でもセイウンスカイの馬主である西山茂行氏はセイウンスカイの種牡馬入り初年度にG1・3勝の名牝ニシノフラワーを配合し生まれた子供に「輝かしい未来に羽ばたいでほしい」との願いからニシノミライと名付けるなど期待を寄せていました。事実、ニシノミライの子孫は孫世代まで全て西山茂行氏所有でJRAデビューしています。

そのこだわりの結晶のひとつがニシノデイジー。

2歳時は札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sの2つの重賞を制し、3歳時もダービーで5着に入賞するなど活躍を見せていましたがここ最近は2桁着順が続いています。とはいえ、持っている実力は確かなものがあります。6月10日に育成ウマ娘としてセイウンスカイが実装されたこのタイミングで劇的復活があっても不思議ではない存在です。

開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC
配信:日本
利用料金:無料(一部有料コンテンツあり)
URL:
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume
・DMM GAMES
https://dmg.umamusume.jp
© Cygames, Inc.

あなたにおすすめの記事