[新馬ニュース]ファンディーナの初仔エルチェリーナがデビュー。

谷川牧場に生まれ、デビューから3連勝で重賞馬となったファンディーナ。その身体に流れる血を受け継ぐ馬たちがいます。その初仔であるエルチェリーナが、1/29中京競馬場の新馬戦(芝2000m)でデビューを迎えます。

ファンディーナの兄弟たち。

1歳上の半兄ナムラシングン(父ヴィクトワールピサ)はJRAでのデビューから大井→門別→高知→佐賀→金沢と地方競馬を駆け抜け、60戦16勝。直近では昨年10月に出走して5着と、現在も現役で頑張っています。

半弟グランソード(父ハーツクライ)も4歳から障害戦に挑戦すると、2021年夏に主戦の難波騎手とのコンビで障害オープン戦を勝利。レース後に骨折してしまい、1年2ヶ月後に復帰しましたがそこで再び骨折・靭帯損傷を負ってしまい、引退となりました。

元気に走れば地力の強さがある血統な反面、体質の弱さに泣く産駒も多く、2016年産駒クードメイトル(父ヴィクトワールピサ)が2勝したのを最後に、その弟レヴトゥギャルソン(父ハーツクライ)、レアリサンド(父ディープインパクト)は未勝利引退。現4歳のキングレリック(父キングカメハメハ)も3歳10月にデビューし現時点では未勝利と、苦戦しています。
現3歳のコンクイスタ(父ロードカナロア)こそは元気に出走を、と期待されています。

ターファイトクラブで走る、2頭の産駒たち。

ファンディーナは引退後、生まれ故郷の谷川牧場に帰り繁殖牝馬になることが出来ました。

衝撃と夢を私たちに与えてくれた2017年から早6年の月日が経ち、この冬、初仔のエルチェリーナが遂にデビューを迎えます。

また、2番仔のロードカナロア産駒の牡馬も、2022年夏にターファイトクラブの1歳馬追加募集に名を連ねています。

エルチェリーナは当歳馬募集時に抽選で即日満口、弟も多くの一口オーナーの期待を背負って満口になりました。種牡馬が変わって走り方や距離適性の違いが出るのか気になりますね。

私も、ファンディーナの引退が発表されたときから抱いていた「ファンディーナの初仔を一口で持ちたい!」という夢が叶い、産駒デビューまでの様子をターファイトクラブのホームページで確認する日々を楽しんでいます。

ファンディーナで見た夢の続きをエルチェリーナやこの後に続く産駒たちで見られるでしょうか。そのデビュー戦に、ご注目ください。

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写真:かぼす

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