園田チャレンジカップ:園田 1400m

2003年に創設された短距離重賞です。
秋の兵庫ゴールドカップ(1230m)や、冬の交流重賞・兵庫ゴールドトロフィー(1400m)を目指す、短距離の精鋭が揃います。

牝馬の強い重賞で、2008年フサイチミライから2013年キューティガビーまで牝馬による6連覇が達成されています。その間には、ホールドマイラヴの連覇や人気のトウホクビジンの勝利なども含まれています。
人気馬の安定感が見られるレースですが、2018年勝ち馬センペンバンカは重賞初制覇初勝利であったり、逆に2017年勝ち馬トウケイタイガーは同年の交流重賞・かきつばた記念を制覇してから秋冬レースの初戦として出走していたりと、勝ち馬の背景はバラエティに富んでいます。

園田の短距離重賞と言えば初夏の820m戦・園田FCスプリントがあります。距離が全然違うので無関係と思いきや、意外なほど深い関係があったりします。2019年勝ち馬エイシンエンジョイは同レースを2着、2016年勝ち馬ランドクイーンは同レースを勝利しています。園田の「短距離重賞カテゴリ」としてまとめられているだけあって顔ぶれや実力関係もそれなりに重なります。距離適性を超えた力関係のバランスがあるのかもしれません。

もちろん園田FCスプリント8着から園田チャレンジカップを優勝した2015年ヒシサブリナという例もあり、夏の過ごし方や適性の違いに注意する必要はあるでしょう。

この条件での重賞がしばらくぶりということもあって、他地区に遠征したり休養をしたりと、それぞれの夏の過ごし方がどのような成長をもたらしたかが明らかになるレースです。

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