巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。
実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。
そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。
初回となる今回は土曜日の阪神メインレース毎日杯に出走するウマ娘血統馬を紹介したいと思います。
毎日杯とは？
阪神芝1800mで行われる3歳限定（ウマ娘プリティーダービーで言うところのクラシック級）のレース。
毎年皐月賞やダービーを目指す有力馬がしのぎを削るレースで、ウマ娘プリティーダービーに登場する馬の中ではテイエムオペラオーが1999年のこのレースを制し、返す刀でクラシック最初のレース皐月賞も制しています。
近年も2018年にこのレースを制し、その年の有馬記念を勝ったブラストワンピース（フジキセキのひ孫にあたる）など、後のG1ホースを数多く輩出している、注目度の高いレースです。
それでは、ウマ娘的観点から注目馬をご紹介していきましょう！
ルペルカーリア
ウマ娘的観点から今年の毎日杯を見ると、最も注目すべきは何と言っても、このルペルカーリアでしょう。
この馬は父方のひいおじいさんがグラスワンダー、母方のおじいさんがスペシャルウィーク。
ウマ娘プリティーダービーでも同期の良き友として、また良きライバルとして互いに高めあった2頭両方の血を引くお馬さんです。
ウマ娘を知らない競馬ファンにとっても、日本競馬史上指折りの名レースとして知られる1999年有馬記念でハナ差のつばぜり合いを演じたこの2頭いずれもの血を引くルペルカーリアは、ロマンあふれる垂涎の血統と言えるでしょう。
また、シンプルにお父さんとお母さんの成績を見てもルペルカーリアは世代トップクラスの良血と言える馬。
父は日本だけでなく香港でもG1を勝利した近年最強マイラーのモーリス、母は日本のオークスとともにアメリカンオークスも制し、現地の実況で「ジャパニーズスーパースター」と呼ばれた名牝シーザリオと言う、アプリに登場するウマ娘で例えるならば、勝利を宿命づけられたキングヘイローのような一流の血統を持っています。
そんなルペルカーリアも戦績的にはまだ2戦1勝と、ここで勝っておかないと皐月賞やダービーと言った大舞台への出走は叶わない状況。ここは是が非でも勝利をおさめたい1戦です。
レヴェッツァ
もう1頭ご紹介したいのが、このレヴェッツァ。
この馬の父ドゥラメンテの母方の祖母が、ウマ娘でも「女帝」と称されるエアグルーヴです。
史実のエアグルーヴは、20年以上前に活躍した牝馬。
1年に多い馬で100頭以上の子孫を残せる種牡馬と違い、1年に1頭しか仔馬を産めない牝馬が20年経った今でもこんな風に影響力を持った血統になるなんてことは、実は簡単ではありません。
そんな中エアグルーヴは、天皇賞（秋）を制覇。
母親としても前述の2冠馬ドゥラメンテを送り出したアドマイヤグルーヴ、香港のクイーンエリザベス2世カップを制し種牡馬になってからもコンスタントに活躍馬を輩出しているルーラーシップを産み、今なおその子孫・その血脈が競馬界を動かす存在になっています。まさに「女帝」と呼ぶにふさわしい馬なのではないでしょうか。
このレヴェッツァもルペルカーリアと同じくまだ1勝しかできていないため、皐月賞やダービーに出走するにはここでの勝利が必須条件。"エアグルーヴ推し"の方は、この馬の勝利を願ってみるのはいかがでしょうか。
この他にこのレースに出走を予定しているウマ娘関連の血統を持つ馬は、下記の通りです。
- ダディーズビビット：祖母がヒシアマゾンの姉
- ロジローズ：母ロジフェローズの母方の祖父がシンボリルドルフ
今週も、競馬を楽しんでいきましょう！
開発：Cygames
ジャンル：育成シミュレーション
プラットフォーム：iOS/Android/PC
配信：日本
利用料金：無料（一部有料コンテンツあり）
URL：
・AppStore
https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827
・GooglePlay
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