[POG2022-2023]注目馬紹介~一口クラブ・キャロットファーム編~

一口馬主の400口以上のクラブとして、初めてダービー馬を輩出した名門キャロットファーム。
大レースで「緑、白二本輪、白袖赤一本輪」の勝負服を見かけない事が無いと言っても過言では無いでしょう。

そんなキャロットファームの期待馬を今回は特集していきます。

テンペスト

牝馬
父:ロードカナロア
母: シーザリオ
母父: スペシャルウィーク
生産牧場: ノーザンファーム
厩舎:国枝栄(美浦)
募集額:7,000万円(一口17.5万円)

2005年に日本のオークス、そして米国のアメリカンオークスを制した名牝シーザリオの最後の産駒から紹介します。日本競馬界において、競走馬としても繁殖牝馬としても輝かしい成績を残したシーザリオ。産駒には、菊花賞&ジャパンカップを制したエピファネイア、2015年朝日杯FSの覇者リオンディーズ、皐月賞&ホープフルSの勝ち馬サートゥルナーリアなど錚々たる顔ぶれが並びます。

父ロードカナロア×母父スペシャルウィークは全兄サートゥルナーリアの他に、2019年の中京記念を制したグルーヴィット、2021年の京王杯2歳Sの勝ち馬キングエルメスなどがいます。スピード力豊かに早い時期から動けてくるのは無いでしょうか。

募集時のカタログ写真からは、この一族の気品が漂っており、走るサラブレッドのお手本になるような雰囲気すら感じます。名前の意味は「嵐。シェイクスピアが単独で執筆した最後の戯曲」。シーザリオ最後の産駒がターフを圧巻する姿はもうすぐです。

ライジングホープ

牝馬
父: リアルスティール
母: ライジングクロス
母父: Cape Cross
生産牧場: ノーザンファーム
厩舎:松下武士(栗東)
募集額:2,800万円(一口7万円)

続いてはライジングホープを紹介します。

まず牝系を紐解くと母は2006年に英国GⅡのパークヒルSを制し、英オークス2着、愛オークス3着など活躍をしました。産駒には2015年フラワーカップで2着となり、牝馬三冠皆勤賞で善戦したアースライズがいます。母父のCape cross(ケープクロス)は種牡馬となってからクラシックディスタンスで活躍する馬を多く輩出しており、本国ではロジユニヴァースの母父として名を残しています。

その欧州血統に配合されたのが、期待の新種牡馬リアルスティール。2015年のクラシックシーズンでは皐月賞、菊花賞で2着。日本ダービーでは4着と善戦しました。その後、ドバイターフで念願のGⅠ制覇。2016年の天皇賞(秋)2着、2017年の毎日王冠制覇などスピード力十分の現役生活でした。

配合的な所や募集カタログの姿を見ると父系のディープインパクトの面影を見る事も出来ますし、2,000m前後での活躍を期待する1頭ではないでしょうか。

プレドミナル

牡馬
父: エピファネイア
母: クルミナル
母父:ディープインパクト
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:藤原英昭(栗東)
募集額:8,000万円(一口20万円)

3頭目はプレドミナルです。

母も当クラブの所属馬として2015年の桜花賞2着、オークス3着と活躍しました。繁殖にはいってからは、
・2017年産 イルミナル[0-3-1-3]
・2018年産 ククナ[2-3-3-3]アルテミスS2着、クイーンC3着、シンザン記念4着
・2019年産 アライバル[1-2-0-1]スプリングS、新潟2歳Sともに2着
と非常に堅実な子供たちを競馬場に送り込んでいます。ここまで全馬、異なる父親でありながらこの安定感は驚くばかりです。プレドミナルは父がエピファネイアに変わり、サンデーサイレンスの4×3の奇跡の血量。大爆発があっても何ら不思議ありません。

父エピファネイア×母父ディープインパクトといえば、代表格は中距離重賞の常連アリストテレス。また、今春引退したオーソクレースもすぐに頭に浮かぶ存在です。

カタログ写真から見られる通り、厚みの増した肩回りやトモの発育は素晴らしく馬体の造りは良血馬そのものです。父母共に果たすことが出来なかった春のクラシックタイトルを狙える逸材ではないでしょうか。


まだまだ本来ならば紹介したい期待馬が多くいるのですが、以上3頭に注目して紹介させて頂きました!

この記事が皆様のPOG戦略のお役に立てれば幸いです。

※記事内のクラブの名称はクラブ法人名を使用しています。
※記事内の数字は2022年6月3日現在の内容です。
※記事内の写真はクラブ募集時の写真となっています。
※本記事はクラブ様からのご厚意で制作させて頂いております。転載等はご遠慮下さい。

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