[連載・クワイトファインプロジェクト]特別編2 バトルクウの2022が誕生

バトルクウが、4月11日に牝馬を出産しました。毛色は未確定(血統登録の段階で確定)ですが、おそらく黒鹿毛か鹿毛かと思います。初産であることや北海道の冬の気候の影響などもあり予定日を3週以上すぎましたが、まずは無事に産まれてきてくれました。

ママテイオーノユメも一足先に出産しましたが、こちらも牝馬でした。
もちろん、2頭とも無事に産まれたのは喜ばしいことですし、昨年のこともありますから、最初の関門である血統登録までの約3ヶ月、ちょうど離乳までの期間でもありますので、まずはそこを無事に乗り切ってほしいと思います。

今年の種付ですが、バトルクウは引き続きクワイトファインを種付予定です。また、昨年惜しくも不受胎でしたイットーイチバンもすでに種付を行っておりますので、どちらも無事に受胎してくれれば来年も2頭の産駒を送り出すことが出来ます。

牡馬誕生の夢は、来年産まれてくる仔馬に託したいと思います。
今は、桜花賞馬シスタートウショウの血を受け継ぐ牝馬を無事に競走馬に育てることに全力を注ぎたいと思います。

とは言え、来年以降のことを考えると正直なところ不安要素しかありません。クワイトファインのプロジェクトは元々1年限定で始まっており、クラファンからコミュニティを通じた皆様からのご支援でこうして3年目を迎えられること自体が奇跡に近いことです。しかし、来年も牡馬が誕生しなければプロジェクトの存続は極めて難しいものとなります。
そして、プロジェクトの究極の目的である「血統の偏りをどう是正していくのか」、そのことについて競馬サークルを巻き込んだ議論が全く出来ていないことには、自分の力不足を痛感しています。

そういったマイナス要素も含め、可能な限りの情報を公開、共有し、皆様からの批判を甘んじて受けるとともに、それを次世代の皆様に引き継ぐことで、少しでも競馬を、血統を、よりよいものにしていきたいと考えています。

引き続き、応援のほどよろしくお願い致します。

写真:メイタイファームスタッフ

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