ニュース・ブログ ニュースコラム [追悼]負け続けて愛された馬の行き着いた先。ハルウララ晩年の姿を振り返る 2025年9月9日 2025年9月9日、「負け組の星」と呼ばれたハルウララが疝痛のため息を引き取った。29歳だった。高知競馬で113連敗という記録を作り、テレビや新聞で大いに話題を作ったアイドルホース。競馬ファンを超え、当時の社会を元気づける活躍を果たした。 晩年は、千葉県のマーサファームで過ごしたハルウララ。昨年のハルウララの様子を取材... マイクロマガジン社
ニュース・ブログ ニュースコラム 「ベリー・ベリー・ホース」のダノンデサイル、“欧州の壁”に挑むも悔しい5着。2025年インターナショナルステークスを振り返る 2025年8月21日 2025年8月20日、深夜。ドバイを制した「ベリー・ベリー・ホース」はイギリスへ渡り、インターナショナルステークスに出走した。欧州でも「ベリー・ベリー・ホース」を狙っていた。 ダノンデサイルのインターナショナルステークス出走は歴代で4頭目。過去にインターナショナルステークスに挑戦した日本調教馬は、ゼンノロブロイ(200... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ ニュースコラム [現役引退]さらば、プログノーシス! 夢は次世代へ。プログノーシスが輝いた2023年札幌記念を振り返る 2025年8月13日 ■プログノーシスという名の「記憶に残る名馬」 猛暑が日本全国を襲う2025年7月28日、2021年のデビュー以来、国内外で息の長い活躍を見せてきたプログノーシスの現役引退と、種牡馬入りすることが発表された。 プログノーシスの競走生活は、3歳の3月にデビュー以来7歳春までの丸4年間。G1タイトルには惜しくも届かなかったも... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ ニュースコラム 北の大地から未来へ響く蹄音。ソルジャーフィルド、道営三冠の先に待つ高み 2025年7月30日 2025年7月24日。北の大地・門別競馬場で一つの蹄音が道営競馬の歴史を刻んだ。 その主役はソルジャーフィルド。デビュー6年目の若手有望株、小野楓馬騎手を背に史上8頭目となる道営三冠を成し遂げ、北の3歳ダート王の座を確固たるものとした。 門別競馬場には、独特の魅力がある。 馬産地に直結した立地ゆえ、スタンドでは生産者の... norauma
ニュース・ブログ ニュースコラム 真夏に「キング姐さん旋風」が吹き荒れる…?「真冬の女」R・キング騎手、夏競馬参戦によせて 2025年7月25日 キング姐さんが2025年の夏競馬に参戦する。7月19日の函館開催から登場し、翌日には9番人気のエイシンディードで函館2歳ステークスを制覇した。今年の夏競馬を盛り上げるであろう、楽しみなR・キング騎手の来日。今回の騎乗期間は8月18日までの1か月で、札幌記念、中京記念が行われる8月3週までの騎乗予定となっている。 R・キ... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ ニュースコラム 離陸の準備、完了。ルージュボヤージュが届けたコントレイル産駒の初勝利と、これから 2025年7月18日 2025年7月13日、福島5レースにてルージュボヤージュが1着でゴール坂を駆け抜けた。同馬の父、コントレイルにとって、これが産駒のJRA初勝利。通算10戦目にしての勝ち上がりであった。 コントレイル産駒はこれで10戦1勝2着1回3着3回(2025年7月13日現在)。初出走から1か月で1勝目を挙げた事に加え、産駒の複勝率... 小早川 涼風
ニュース・ブログ ニュースコラム ミルコがいなくなった夏競馬…。渡米するM.デムーロ騎手へ送りたい、応援と激励 2025年7月16日 M.デムーロ騎手が、七夕賞のリフレーミングの騎乗(15着)を最後に、アメリカの西海岸での騎乗のため、日本を旅立った。M.デムーロ騎手のインタビュー記事などを見ていると、渡米期間は当面3か月、それ以降もアメリカに残り、継続して騎乗することもあるとか…。彼が渡米して騎乗する理由について、あれこれ並べてコメントするつもりは無... 夏目 伊知郎
ニュース・ブログ ニュースコラム 白き「道」を駆けて。マルガ、未来への第一歩を踏み出す 2025年7月15日 ソダシという光がターフを去ったあの日から、私はずっと待っている。純白の輝きが再びファンの視線を釘付けにし、ターフを席巻する日が来ることを。 白毛馬は、それだけで私を魅了する。希少性と目を引く美しさを備えたその存在は、一昔前にはただ走るだけで話題になり、そこにいるだけで特別な存在として胸を打った。 だが、彼らは競走馬だ。... norauma
ニュース・ブログ ニュースコラム イスタンブールまで届けたい祈り、叶えたい夢~異国でダービー馬の父となったヴィクトワールピサ~ 2025年7月9日 日本から遥か10,000km以上離れた異国の地トルコから日本のとある名馬の吉報が届いた。ヴィクトワールピサがガジ賞、いわゆるトルコダービーの勝ち馬の父となったのだ。日本馬がトルコでダービー馬の父となるのは10年ぶり2頭目の快挙である。 今回は、ヴィクトワールピサの偉業とともに、トルコ競馬についてご紹介していく。 ヨーロ... ひでまさねちか
ニュース・ブログ ニュースコラム 次はどこへ行こうか、シャフリヤール - 空飛ぶダービー馬の種牡馬引退に寄せて 2025年7月8日 ■シャフリヤール、種牡馬引退のニュースに接して。 2021年の日本ダービー、2022年のドバイシーマクラシックという大きな勲章と共に現役を引退。今春から大きな期待を受けて種牡馬となったシャフリヤールが、生殖能力を失ったとして種牡馬を引退することとなった。 シャフリヤールの退厩時に、藤原英昭調教師は彼が長い戦いの末に種牡... 稲庭うどん