2021年の競馬界も、いよいよG1への前哨戦がスタート。先陣を切って行われるのはダート重賞「東海ステークス」。今年は2年ぶりに舞台を中京競馬場に戻して行われた。 連日降り続いた雨の影響で馬場状態は不良。かなり厳しい条件ではあるが、G1への出走権を掛けて15頭が桶狭間決戦に挑んだ。はたして雨中の桶狭間決戦を制してフェブラ...
レース回顧の記事一覧
1960年に中山2000メートルで始まったアメリカジョッキークラブカップは、今年で62回目を迎えた。過去の優勝馬には、タケホープやグリーングラス、ミホシンザン、スペシャルウィークなどが名を連ね、古くからGI優勝馬の始動戦に選ばれている伝統GIIである。 今年は17頭が出走。明け4歳世代から4頭が乗り込む。GI馬の参戦こ...
若駒ステークスは、重賞を除く2・3歳限定オープン(リステッド競走)の中では、屈指の出世レースといえる。過去の勝ち馬から、トウカイテイオーとディープインパクトが後に顕彰馬となり、ハクタイセイ、アンライバルド、マカヒキを加えた5頭が、その年のクラシックを制した。 また、毎年のように少頭数で行われているが、それでも後の活躍馬...
紅梅ステークスは例年京都競馬場芝1400メートルで行われる、3歳牝馬限定のリステッド競走。1998年に紅梅賞から名を改めて始まった本レースからは、これまでに牝馬三冠を達成したスティルインラブ(2003年)、秋華賞などGIを3勝したスイープトウショウ(2004年)などが出世している。近年であれば、2016年に優勝したシン...
以前の愛知杯は、カブトヤマ記念、中日新聞杯とともに、父内国産馬限定の重賞として12月に行われていた。しかし、サンデーサイレンス産駒が大活躍して爆発的に枝葉を広げ、その産駒が種牡馬となってサイアーランキングの上位を賑わすようになり、父内国産馬限定の重賞はその役割を終え、姿を消した。 愛知杯も、2004年からは牝馬限定のハ...
クラシック1冠目皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞「京成杯」。 今やすっかり定着したクラシックの王道コースで行われるダービーロードへのチケット争奪戦。今年は12頭が出走した。過去にはダービー馬エイシンフラッシュなどを輩出した京成杯だが、今年ここからクラシックに名乗りを上げるのは果たしてどの馬か。 今年の京成...
68回目を迎えたハンデの重賞、日経新春杯。同じ関西圏で行われる2月の京都記念、3月の阪神大賞典と共に、天皇賞春から宝塚記念へと繋がる、古馬中・長距離路線伝統の重賞である。過去、このレースをステップとして、ステイゴールド、ルーラーシップ、ミッキーロケット、グローリーヴェイズなどが国内外のGⅠを制覇した。 京都競馬場が改修...
すばるステークスは2017年以降、1月中旬に行われているオープン競走。2019年からはリステッド競走に指定の上、別定戦で行われている。 フェブラリーハンデキャップがGIIに昇格し、フェブラリーステークスと名称が変わった1994年以来、主に、京都競馬場ダート1400メートルで行われてきた。1989年に始まった本レース。実...
今や、出世レースとして定着した感のあるシンザン記念。過去には、シーキングザパール、タニノギムレット、ミッキーアイル等が、ここをステップにGⅠを勝利した。さらに、ジェンティルドンナとアーモンドアイという、牝馬三冠馬であり年度代表馬に2度選出された名牝も、このレースの勝ち馬。また、2着に敗れた馬からも、牡馬三冠を達成し年度...
中山金杯は毎年およそ1月5日、年の初めに行われる名物重賞である。1952年に中山競馬場芝2600メートルの条件で開催されて以来、今年は記念すべき70回目を迎えることとなった。 過去にグルメフロンティア(1998年)やシャドウゲイト(2007年)、ラブリーデイ(2015年)やウインブライト(2019年)などが、後に同じ年...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
-
[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
-
[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
-
[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
-
[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
-
[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
-
[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~