内田博幸騎手のお話

はじめまして。ウッチーこと内田博幸騎手の大ファンのまゆぞうです!

今回はウッチーについて色々書きたいと思います。

内田博幸といえばよくウチパクなんて呼ばれていますが……地方時代から彼を知っている競馬ファンはウッチーと呼ぶことが多かったりします。

そんなわけで私は『ウッチー派』ですね。

私の本格的な競馬ファンとしてのスタート地点は大井競馬場でした。当時はウッチーと的場文男騎手が大井の看板騎手でした。(的場さんは今も看板騎手ですね)

その頃の私は今と違いギャンブラーだったので騎手にはあまり興味はなかったのですが……勝たせてくれたら好き!みたいなところがありました(笑)

でも初めてウッチーと接した時のことは忘れられません。

今はもう開催していませんが昔の大井競馬は「ジョッキーパーティー」というイベントがありまして、大井競馬場のダイヤモンドターンで大井ジョッキー達とのお食事会をすることができたのです。(また復活してほしい企画ナンバー1です)

そして私はその第1回に参加したのです!私は御神本騎手や柏木騎手というイケメンジョッキーと同じテーブルでした。談笑している最中ウッチーが「そっちはどんな感じ?」と遊びに来てくれたのです!決してミーハーではなかったのですがトップジョッキーの内田が来た!と私は内心ビックリしていました。気さくに話してくれて握手やサインや写真撮影にも快く応じてくれて……すごく興奮したし嬉しい出来事でした。これがウッチーと私のレース以外の初めての出会いでした。

だけどこれがきっかけで彼のファンになったわけではないんですよね(笑)

この後も私はスタンス変わらず大井で競馬を楽しむギャンブラーだったわけです。どっちかというと的場騎手や一緒にご飯食べた御神本騎手寄りだったかも(笑)

そんな私がなぜここまでのウッチーファンになったか……それはウッチーが中央競馬に移籍したから、です。もともと私が最初に好きになった馬はオグリキャップ。それは地方競馬の馬が中央に移籍して大活躍したからです。そして私は安藤勝己騎手も大好きでした。笠松競馬から中央競馬に移籍して大活躍!もうおわかりですね?(笑)そう!私は地方競馬が中央競馬で活躍というストーリーが大好き!ましてや私のホームグラウンドの大井のジョッキーが中央競馬に乗り込む!応援するに決まっているじゃないですか!!

そして彼は移籍し関東リーディングジョッキーになりました。感動ですよね。嬉しかったです。

大井時代から見てきた騎手の大活躍。誇らしかったです。大井競馬が大好きだったから「どうよ?大井のジョッキー凄いでしょ?」って「地方競馬も捨てたもんじゃないんだぜ?」って。心の中で自慢してました。このころから勝てば勝つほどウッチーのファンになっていきましたね。

そんな中、古巣の大井競馬場で落馬し大怪我をしたウッチー。

未だにそのレース動画は見ることが出来ません。ショックでしたが、ウッチーは奇跡の復活を遂げてくれました。また、ウッチーが中央に移籍した後も地方時代の勝負服を大切に飾っているという記事を読み、益々彼が好きになりました。

当時の私はやっぱり中央競馬より大井競馬にばかり通っていたのですがウッチーが復活した日のレースには行きましたね。「おかえり」が言いたくて。パドックでファンから拍手と「おかえり」で迎えられる姿を見たときは本当に嬉しかった。嬉しそうなウッチーの姿も印象的でした。

その後も私は時々中山競馬場に行ってウッチーを応援し勝った時にたまにウィナーズサークルに行ってサインを貰ってご機嫌になったりしていました。ジョッキーパーティーの時のように気さくにファンと接してくれるウッチー。あのころと変わらずファンを大切にしてくれているのが嬉しかったです。

そして私が中央競馬場に通いまくりウッチーを応援しまくるきっかけになったのは……後藤浩輝騎手です。

2015年2月27日彼の生涯は幕を閉じました。ウッチーとのトークイベントで間近で”ゴッティ”を見たり、『怪我からの復帰』や『丁寧なファンサービス』などウッチーとタイプは違えど共通点の多い彼のことは大好きでした。突然の訃報に泣きたくて泣きたくて。家で一人で泣いたら立ち直れない気がして……どうせ泣くなら競馬場で競馬ファンの人と一緒に。そう思って献花台に行くために中山競馬場に行きました。数少ない中央競馬友達と会い一緒に泣いてきました。その日に私の運命を変えた出来事がありました。

最終レースが終わり調教師の先生の引退セレモニーがありその場にウッチーもいました。終了後はいつものファンサービス。私にとっては久々のウッチーとの交流でした。その時、友達からウッチーファンのグループの皆さんを紹介していただきました。今思うとこれが運命の出会い。すぐのその皆さんのお仲間に入れてもらい、そこから毎週競馬場に通い一緒にウッチーの応援をする日々となりました。それをきっかけにウッチーファン以外の競馬ファンのお友達もたくさんできました。それまでは一人ぽっちで競馬場に足を運んでいた私が今は一人で競馬を楽しむことができないくらいにたくさんのお友達が(笑)

全部ゴッティーがくれたものだと思いました。大好きなウッチーとの交流、たくさんの競馬仲間との出会い。私が競馬から離れないように、悲しくならないように、ゴッティーが愛した競馬をもっと好きになるように……

今も私はたくさんのお友達と競馬を楽しんでいます。競馬が益々大好きになりました。好きになりすぎて困るほどに(笑)

そしてウッチーのことも更に大好きに……!!

だから私にとってゴッティーは恩人でもあるのです。

毎週競馬場に足を運ぶようになってウッチーの人柄の良さも実感してます。本当に神対応!!

中央ジョッキーの中でもトップクラスでしょう。

レースに勝った時にウイナーズサークルでサインをしてくれる騎手もいれば、してくれない騎手もいますし、次に騎乗があったりすると断る騎手が多いのです。(当たり前ですが)

でもね、ウッチーは絶対にファンサするんです。全員とはいかなくてもサインはするし、どうしても時間なくてサインできないときは握手。ここまでするのウッチーぐらいではないかと思います。本当に素晴らしい人柄です!!!

さて、印象深いエピソードを2つ紹介したいと思います。

昨年船橋競馬場のマズルブラストという馬が引退しました。長くたくさん走った馬でファンも多く、引退の日には記念撮影会があったのですがマズルに騎乗したことのあるウッチー(と、戸崎騎手)も参加していました。地方時代の勝負服で!!(中央交流で地方馬に騎乗する時は着用してくれます)撮影会終了後にやはりファンサに応じる安定の神対応のウッチー。船橋競馬場ということもあって地方競馬ファンに囲まれるウッチー。私が「やっぱりその勝負服が一番似合いますね」と声をかけたら周りのおっちゃん達も「そうだそうだ」と皆さん賛同してくれたんです。その時ウッチーは「そうでしょ」と言わんばかりに最高の笑顔で胸をはってポンポンと勝負服を叩いたんです。もうね、キュンキュンきましたよ。素敵すぎて。やっぱりウッチーは自分の勝負服が大好きで大事に思ってるんだ、と、大井ファンからしたら最高に嬉しい瞬間でした。

もう一つのエピソードは、昨年の有馬記念。

ご存知ゴールドシップのラストランでウッチーは最後の手綱を取りました。結果は残念だったけどゴールドシップの魅力を存分に引き出してくれたレースをしたと思います。引退式では男泣きしてましたね。私もそれ見て号泣でした。

そして……有馬記念が終わり観客もほとんど帰ってしまった後、私たちはウッチーを待っていました。年末の寒い中ウッチーに最後の挨拶をしたくて。しばらく待って芯から体が冷えた頃、ウッチー登場!!やっぱり神対応だと感じました。残ってるファン全員にサインして写真撮って会話してくれて。ウッチーが帰る時にファン全員で内田コールをしたのです。「内田!内田!」周りに残っていた競馬ファンも一緒にコールしてくれて大コールになりました。その時本当に嬉しそうで喜んでくれて何度も振り返って手を振ってくれました。あの一体感は今思い出しても幸せな瞬間です。

この人がファンが多いのは人柄もあるんだろうなぁとしみじみ思いました。

ウッチーも今年で46歳。

全盛期のように大きなレースで勝つことは少なくなりましたがまだまだ大活躍中。さらには1000勝も達成!

これからも私はずっとずっとウッチーが大好きで応援していきます!

私の自慢の騎手です。

内田騎手
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写真:ラクト、まゆぞう

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