黒潮盃:大井 1800m
1967年に創設された、歴史ある重賞です。
長年にわたり4月開催の「南関3歳牡馬クラシックの前哨戦」として位置づけられてきましたが、1999年からは夏の3歳限定戦として開催されるようになりました。
2004年から地方競馬全国交流競走として門戸を開放し、一時期は中央馬の参機しないレースとしては最高賞金額のレースでもありました。
春のクラシック競走と秋の戸塚記念を結ぶ重要な一戦です。
初年度の覇者はヒカルタカイ。
南関の牡馬三冠馬であり、中央への移籍後は天皇賞(春)・宝塚記念を制した名馬です。
その後も、大阪杯やマイラーズカップを制覇したゴールドイーグル、宝塚記念や帝王賞を制覇したカツアール、セントライト記念を制覇しジャパンカップで2着に食いこんだホスピタリティ、大阪杯を制覇したステートジャガーといった名馬が、ここを制覇して活躍を収めています。
夏開催に変更されてからも、帝王賞やかしわ記念を制したボンネビルレコードをはじめとした南関を背負う名馬が多数登場。近年ではのちに中央移籍しオープン競走ラジオ日本賞で2着、リステッド競走ブラジルCで3着などの活躍を収めたクロスケがここを制覇しています。
また、ここを夏の目標として遠征してくる他地域の馬も多く、笠松のマルヨフェニックス(2007年)、兵庫のオオエライジン(2011年)、北海道のリンノレジェンド (2019年)といった馬がここを勝利しています。
各地のクラシック戦線を戦い抜いた馬たち、そして夏のあがり馬が激突する伝統の一戦。
アツい夏を、さらにアツく盛り上げます!