![[今週の競馬]今週から5週連続の府中GⅠシリーズ! 土曜は西で京都新聞杯が開催](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/05/202605034.jpg)
今週から6月の1週目まで、東京競馬場ではGⅠ競走が5週連続で開催される。第1弾は3歳マイル王者を決める戦いであるNHKマイルカップ。スピード、スタミナどちらも必要とされる府中のマイルで、果たしてどのような熱戦が繰り広げられるか。来週以降、同条件での実施が予定されているヴィクトリアマイルや安田記念を見据えるうえでも一つの重要なファクターとなるであろう。
一方、土曜日の東京ではマイルから中距離路線での飛躍を目指す馬たちが戦うエプソムカップ、京都では西からのダービー最終切符を賭けた京都新聞杯が開催。どちらもこの後の各路線において見逃せないレースとなりそうだ。
○NHKマイルカップ 3歳マイル王者決定戦
NHKマイルカップ(G1)
日曜東京11R 15:40発走
芝1600m(左)サラ系3歳 オープン 定量
本賞金 1着13000 2着5200 3着3300 4着2000 5着1000(万円)
■レースの歴史、位置付け
当初は『NHK杯』として日本ダービーの前哨戦として芝1800mで開催されていたが、レース体系の変更に伴って1996年に距離を芝1600mに短縮したうえでGⅠへ昇格し、競走名も現名称に変更となった。2001年、外国産馬にクラシックレースへの出走が解放されるまでは、唯一3歳馬が春シーズンに出走できるGⅠ競走であり、「マル外ダービー」としてしも親しまれていた。近年は世代のマイル王を決める戦いとして機能している。
■前年のレース模様
朝日杯フューチュリティステークスを制したアドマイヤズームが1番人気に推され、彼をニュージーランドトロフィーで下したイミグラントソングが2番人気で続く。レースはコートアリシアンが出遅れる波乱の幕開けでスタートし、1番人気のアドマイヤズームは道中で落鉄するというアクシデントもあって直線で伸びない。そんな中、きれいに馬群をさばいた9番人気のパンジャタワーが最後は混戦を断ち勝利。2着こそ3番人気のマジックサンズだったが、3着に12番人気のチェルビアットが入ったことで、3連単は135万馬券の大波乱となった。

■今年の出走馬
昨年の朝日杯フューチュリティステークスの1着から4着馬がすべて参戦。それにアスクイキゴミ、レザベーションといったトライアルレースを制してきた馬たちもエントリーしており、2歳時からGⅠの舞台で戦い抜いてきた馬たちに新興勢力が挑むという構図となっている。果たして、強い相手との戦いを数多く経験してきた組が制するのか、それとも新星が表れるのか、注目だ。
また、ハッピーエンジェルの父ジョーカプチーノには、クロフネに続くレース史上2頭目の父仔制覇もかかっている。
○エプソムカップ 中距離路線の飛躍を目指すものたちの戦い
エプソムカップ(G3)
土曜東京11R 15:45発走
芝1800m(左)サラ系4歳以上限定 オープン 別定
本賞金 1着4300 2着1700 3着1100 4着650 5着430(万円)
■レースの歴史、位置付け
1983年にエプソム競馬場と東京競馬場が姉妹提携を結んだのを機に、翌84年から交換競走として創設。施行時から一貫して東京芝1800mで行われている。2025年に開催時期が1か月前倒しとなり、これまでは安田記念の翌週に開催されていた同競走が、今度は安田記念のステップレースとして機能するようになった。
■前年のレース模様
有馬記念馬レガレイラの兄であるドゥラドーレスが1番人気。妹に続いて重賞ウィナーになるとの期待を多くの人からかけられていた。
レースはやや引っかかったシュトラウスがハイペースで引っ張り、前の馬には厳しい激流に。直線に入ったところでドゥラドーレスが抜け出すかに思われたが、大外から内へ切れ込むように伸びてきたセイウンハーデスが一気に抜け出して先頭へ。そのまま後続を突き放して、稍重ながらコースレコードを記録する好タイムで重賞初制覇を飾った。

■今年の出走馬
復活を狙うステレンボッシュが最大の焦点だろうか。前走の中山牝馬ステークスでは7着に敗れながらも、後方から追い上げる脚には復調の気配を感じさせるものがあった。ここを制して、再びGⅠの舞台へ主役候補として臨むことはできるだろうか。
また、サクラファレルやジュタといった、3勝クラスを勝ち上がってきた4歳世代にも注目は集まる。層の厚さを証明できるか。
○京都新聞杯 ダービー最終東上便
京都新聞杯(GⅡ)
土曜京都11R 15:30発走
芝2200m(右)サラ系3歳 オープン 別定
本賞金 1着5400 2着2200 3着1400 4着810 5着540(万円)
■レースの歴史、位置付け
1953年10月に京都芝2400メートルを舞台に、菊花賞の前哨戦として創設された「京都盃」が前身。1967年から菊花賞トライアルに指定され、1971年に「京都新聞杯」に改称された。
1984年から1999年までは芝2200メートルで行われていた。しかし、2000年に菊花賞の開催時期がこれまでの11月から10月に繰り上げられたことで、5月の京都開催に移設。これにより、正式なトライアルに指定されているわけではないものの日本ダービーの前哨戦として生まれ変わり、収得賞金の加算を狙う3歳馬たちが参戦している。
ちなみに、GⅡ戦となったのは2001年からで、現行の2200m開催となったのは2002年から。2013年にはキズナが、このレースをステップに日本ダービーを制している。
■前年のレース模様
未勝利、条件戦を連勝してきたトッピボーンが1番人気で、それにキングスコール、エムズ、ショウヘイと人気が続いていく。
レースはゆったりしたスローペースでナグルファルが引っ張り、直線は究極の瞬発力勝負に。最後は好位から抜け出したショウヘイがエムズ以下を突き放し、2着に2と1/2馬身差をつけてフィニッシュ。夢舞台への道筋をつないだ。

■今年の出走馬
クロノジェネシスの初仔、べレシートが日本ダービーへの権利を得るべく望んでくる。前走の共同通信杯では4角最後方から鬼のような末脚を見せ、のちの皐月賞馬ロブチェンに先着。その後右脚がこの舞台でも光るか注目だ。

一方、きさらぎ賞で2着になったエムズビギンや、毎日杯を3着としてきたカフジエメンタールもエントリー。果たして、東上最終便の切符をつかむのは誰になるか。
NHKマイルカップが終わればヴィクトリアマイル、そしてオークス、ダービーと3歳馬の祭典に道は続き、最強マイラー決定戦の安田記念へと向かっていく。新緑の大舞台を目指す実力馬たちは、果たしてどのような競馬を見せて暮れるか。
写真:INONECO、ぼん(@Jordan_Jorvon)
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