![[リーディング]種牡馬リーディング、再びトップ入れ替わり!騎手部門では土日で勝ちまくった2名がJRA通算200勝に到達](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/06/202606021-scaled.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング ダービートレーナーに輝いた杉山晴紀師が独走状態に
先週は日曜京都8Rの4歳以上2勝クラス芝2000m戦(フィオレストラーダ・松若風馬騎手)、東京11Rの日本ダービー(3歳OP GⅠ 芝2400m戦 ロブチェン・松山弘平騎手)を制した杉山晴紀師。4度目の挑戦でついに悲願のダービートレーナーとなった同師は、この2勝で2位の矢作厩舎に5勝差をつけ、独走態勢に入りつつある。

今週の安田記念には管理馬からガイアフォースがスタンバイしており、2週続けての厩舎GⅠ制覇を目指す。ガイアフォースにとっては12度目のGⅠ出走となるが、果たして今度こその想いは届くか。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 27勝(+2勝) 先週1位
2位タイ 矢作厩舎 22勝(+0勝)先週2位
2位タイ 池江厩舎 22勝(+1勝) 先週3位タイ
4位タイ 藤原厩舎 21勝(+1勝) 先週6位
4位タイ 寺島厩舎 21勝(+0勝) 先週3位タイ
4位タイ 手塚久厩舎 21勝(+0勝)先週3位タイ
7位タイ 福永厩舎 20勝(+1勝) 先週7位タイ
7位タイ 大竹厩舎 20勝(+1勝) 先週7位タイ
9位タイ 加藤士厩舎 19勝(+0勝) 先週9位タイ
9位タイ 鹿戸厩舎 19勝(+0勝) 先週7位タイ
1位が抜け出している以外はタイ順位の厩舎が非常に多く、まだまだ順位の入れ替わりは頻繁に発生しそうだ。とはいえ、首位の杉山晴師だけが抜け出しているのは間違いないため、まずは彼への挑戦者が誰になるかというのが、リーディング争いを見るうえでは重要な焦点になってきそうだ。
■騎手リーディング 2人の騎手がJRA通算200勝に到達
先週は2人の騎手がJRA通算200勝に到達。土曜東京3Rの3歳未勝利芝1400m戦(ワディアルリヤハ・田村康仁師)に騎乗して勝利を挙げたD.レーン騎手と、同7Rの4歳上1勝クラス芝1400m戦(トライアンフパス・宮徹師)を勝った菊沢一樹騎手である。両者ともに土日で挙げた勝利数はかなりのもので、レーン騎手が5勝、菊沢騎手が4勝。この春、GⅠや重賞タイトルを手にしている彼らは絶好調と考えて良く、ここから先もその波を継続できるか楽しみだ。


先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 80勝(+1勝)先週1位
2位 岩田望騎手 63勝(騎乗停止)先週2位
3位 松山騎手 55勝(+2勝)先週3位
4位 横山武騎手 49勝(+1勝)先週4位
5位 川田騎手 47勝(+3勝)先週6位
6位 西村淳騎手 45勝(+0勝)先週6位
7位 丹内騎手 36勝(+0勝)先週7位
8位 戸崎騎手 35勝(+1勝)先週8位
9位 坂井騎手 34勝(+1勝)先週9位
10位 武豊騎手 32勝(+0勝)先週10位
先週の勝利数TOP2は上記の2人だが、実はそれに次ぐ3勝を挙げたのが斎藤新、高杉吏麒、川田将雅の3騎手。川田騎手はこの勝利で西村淳也騎手を追い抜いて5位に浮上してきた。日本ダービーでも相棒のバステールを3着まで導いたように、いよいよ名手の手腕にエンジンがかかってきたか。
また、それ以外の2人は最近、めきめきと頭角を表している若手の有望株。特に斎藤騎手は既にキャリアハイの42勝まであと12と迫っており、このままのペースなら間違いなく過去最多勝を更新しそう。今年は重賞であと一歩という結果も多いだけに、2年ぶりの重賞制覇も期待できるのではないだろうか。
■種牡馬リーディング キタサンブラックが王座奪還!キズナもすぐ後ろに迫る3つ巴状態に
やはりダービーというレースの格は非常に重い。キタサンブラック産駒のバステールが3着に入線したことで、7500万円が加算。これにより、これまで首位だったロードカナロアとの順位はひっくり返った。
さらに、キズナ産駒のパントルナイーフは2着。一挙1億2000万円が加わったことで、2位となったロードカナロアとの賞金差は約700万円。2勝クラスの成績ひとつで入れ替わるところまで来ている。そしてトップとの差も4500万円ほどとなれば、安田記念の結果次第でまた入れ替わりが発生しても全くおかしくない。キタサンブラックはガイアフォース、ロードカナロアはワールズエンドにアスクイキゴミ、キズナはシックスペンスと、いずれも好勝負になっていい実力馬たちがエントリー。来週のこのコーナーでは、またしても3頭の行方を知らせることになるかもしれない。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 キタサンブラック 48勝(+0勝) 先週2位
2位 ロードカナロア 42勝(+4勝) 先週1位
3位 キズナ 63勝(+0勝) 先週3位
4位 エピファネイア 46勝(+6勝) 先週4位
5位 レイデオロ 38勝(+3勝) 先週5位
6位 ドレフォン 42勝(+1勝)先週5位
7位 サートゥルナーリア 37勝(+2勝)先週7位
8位 モーリス 37勝(+2勝)先週8位
9位 ドゥラメンテ 19勝(+1勝)先週9位
10位 リアルスティール 20勝(+0勝)先週10位
皐月賞が終わった時、当該記事でワールドプレミアに関して「仮にロブチェンが日本ダービーで二冠を達成した場合、現在の賞金額のまま推移していればリーディングのTOP10入りを果たすのも現実的となってくる」と記した。
残念ながら上位十傑に加わることはできなかったものの、リーディング13位に進出。産駒の出走頭数がわずかに37で、勝ち馬頭数は4という中からここまでの躍進を果たしているのは類を見ない。

とはいえ、彼の産駒はロブチェンだけではない。夏競馬の間に未勝利戦を突破し、1勝クラスに挑んでいる子供たちがトントン拍子に出世する可能性も十分にある。果たして、秋競馬を迎える前にワールドプレミアはどこまで順位を伸ばせているだろうか。
■生産者リーディング ノーザンファームダービー14勝目の快挙
ロブチェンが日本ダービーを制したことで、生産牧場のノーザンファームは14度目の勝利となった。2位の社台ファームが7勝で、同競走の勝利数はダブルスコアを付けての単独トップとなる。しかし、ダービーを複数回勝利したことがある牧場は、グレード制導入後、彼らを入れても指で数えるほどしか存在しない。ほとんどの牧場が1勝か、その栄冠を掴めていないことからも、改めてダービーというレースの格の高さと、ノーザンファームの凄さがずしりと感じられる数字ではないだろうか。
先週が終了した時点での順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 254勝(+13勝)先週1位
2位 社台ファーム 114勝(+3勝)先週2位
3位 社台コーポレーション白老ファーム 36勝(+1勝)先週3位
4位 三嶋牧場 28勝(+1勝)先週4位
5位 下河辺牧場 26勝(+1勝)先週5位
6位 ケイアイファーム 20勝(+3勝)先週6位
7位 ノースヒルズ 28勝(+0勝)先週7位
8位 ダーレー・ジャパンファーム 30勝(+2勝)先週8位
9位 追分ファーム 23勝(+0勝)先週9位
10位 岡田スタツド 20勝(+0勝)先週10位
先週は11位の辻牧場まで順位の入れ替わりが一切ない平穏な週だった。だが、12位の千代田牧場は、ゴーイントゥスカイのダービー4着もあって賞金を加算。10位の岡田スタツドまでおよそ5000万円の差に迫っている。まだまだ順位の上昇と下降の余地は残されていそうだ。
ダービーが終わった今週は、競馬界にとっていわば正月の週。2歳馬たちも始動するここから、また心機一転、来年の競馬の祭典を目指す戦いが始まる。一発目から景気よく好走を果たす陣営は果たしてどこになるか。ファンである我々も気持ち新たに、優駿たちの戦いを見届けたいと思う。
写真:Horse Memorys、s1nihs、ぼん(@Jordan_Jorvon)
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