上がりの速い先行馬がみせた異次元のレース。そこには無限の可能性が感じられた。 無敗馬ファインモーションが挑んだ、伝説のエリザベス女王杯。 競馬を愛する執筆者たちが、90年代後半の名馬&名レースを記した『競馬 伝説の名勝負2000-2004』(小川隆行+ウマフリ/星海社新書)。その執筆陣の一人福嶌弘氏が、今もなお異次元の...
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星海社は、新しいテクノロジーの力を得た新しい才能が放つ新しい輝きを信じて、あなたの「人生のカーブを切らせる」出版社です。星海社新書より『アイドルホース列伝 1970-2021』が好評発売中!
星海社の記事一覧
デビューからコンビを組んできた騎手が、本番では違う馬を選んだ──。 アネモネSでの2着から桜花賞へ乗り込んだ、ワンダーパヒューム。それまでコンビを組んだ四位騎手は5番人気のエイユーギャルに騎乗する。一方で、ワンダーパヒューム陣営は、彼女の母の背中を知る「天才」騎手を手配した。 競馬を愛する執筆者たちが、90年代後半の名...
多くのドラマを生み出してきた菊花賞。 皐月賞、ダービーと好走しながらもタイトルに手が届かなかった、ナリタトップロード。しかし沖調教師は、愛弟子を信じ続けた。テイエムオペラオー、アドマイヤベガと同世代の素質馬が、デビューからコンビを組み続けた渡辺薫彦騎手を背に、菊花賞で3度目の正直を目指した。 競馬を愛する執筆者たちが、...
1973年デビュー、2021年現在も現役──。65歳を迎えてなお、ハイレベルな南関競馬で一線級の活躍を続ける「大井の帝王」的場文男騎手。そのレジェンドが「種牡馬としても活躍出来たはずだった」と惜しむ名馬が、平成の中央競馬にいた。 競馬を愛する執筆者たちが、90年代前半の名馬&名レースを記した『競馬 伝説の名勝負1990...
伝統の一戦、東京優駿。 数々の名勝負のうち、ゴール後の大歓声とコールで有名な年がある。それは、1990年のこと。新進気鋭の若手騎手2名が人気を集めていた。メジロライアンと横山典弘、ハクタイセイと武豊騎手。彼らを追う3番人気に支持されたのは、1971年デビューのベテラン中野栄治騎手騎手とアイネスフウジンだった──。 競馬...
穴馬激走の歴史がある、有馬記念。 平成初期には、多くの名勝負が繰り広げられた。そのなかでも記憶・記録に残ったであろう一戦が、1991年の有馬記念ではないだろうか。大本命メジロマックイーンに対抗したのが、14番人気のダイユウサク。珍しい道のりを歩んできた伏兵が、世紀の大波乱を巻き起こす。 競馬を愛する執筆者たちが、90年...
競走馬の代表的な病気に、屈腱炎がある。 根治が難しく発症すると引退を余儀なくされることが多い。3〜4歳時(旧表記)の圧倒的パフォーマンスから一転、5〜6歳時は満足な走りができなかった「シャドーロールの怪物」ナリタブライアンもまた、賛否両論を招いた短距離・高松宮杯(1200m)に敗れたあと、屈腱炎を発症して引退した。 競...
春のグランプリ「宝塚記念」が終わると、競馬カレンダーも折返して夏競馬が始まる。GⅠレースのない夏競馬はさみしいと感じる人は少なくないが、荒れやすく予想が難しい夏競馬ならではの楽しみ方もある。 その最たるものは、秋の菊花賞で激走する「夏の上がり馬」を見つけること。1990年菊花賞を制したメジロマックイーンこそ、史上最強の...
かつて上半期のグランプリ「宝塚記念」で鮮やかな復活を遂げ、日本馬初の凱旋門賞制覇をめざして海外へ飛び立っていった名馬がいた。2011年の三冠達成に続いて有馬記念も制したオルフェーヴルである。翌春の阪神大賞典の大逸走、天皇賞・春の11着惨敗と、2戦連続でファンの期待を裏切ったあとの快勝劇で、海外遠征への弾みをつけた──。...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~