競馬場を楽しむ モツ煮に惹かれて〜中京競馬場参り〜 2018年7月27日 「牛に引かれて善光寺参り」という言葉がある。 心の貧しい老婆が、庭に干していた布を引っかけていった牛を追いかけているうちに善光寺にたどり着き、そこで信心にめざめた、というようなお話だ。私の場合は「牛」ではなく、とある記事だった。緒方きしんさんによる、川崎競馬場の訪問記。 まず、モツ煮の写真にヤラれた。そしてスマートフォ... 大嵜 直人
「名勝負」を語る pick その葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて 2018年6月22日 宝塚記念には、不思議な魅力がある。ダービーも終わり、新馬戦とローカル競馬へと心が切り替わる、その前のエアポケットのような施行時期。まるでその年の春競馬の置き土産のようで、私の心を躍らせてくれる。 梅雨空の下で渋ることの多い馬場状態。阪神・内回りというクセのあるコース。短い直線と、2,200mという非根幹距離。 梅雨時期... 大嵜 直人
「名勝負」を語る 「おかえりなさい」と「ありがとう」〜2002年 安田記念に寄せて 2018年6月2日 入梅の報が各地から届き始め、蒸し暑さという感覚を身体が思い出し始めるこの時期になると、私はあの年の安田記念を思い出す。「おかえりなさい」と「おめでとう」が交錯したあの勝利に、人の出会いの儚さと別れの美しさを思い、杯を傾けたくなる。 2002年6月2日、東京競馬場。第11レース。GⅠのファンファーレが鳴り響き、順調にゲー... 大嵜 直人
「名勝負」を語る 汝の貧乏を、一本のガランスにて塗り隠せ ~1997年 東京優駿に寄せて 2018年5月26日 18頭中の、7番人気。 直前でシルクライトニングが発走除外になったため最終的には6番人気となったが、それが1997年の日本ダービーにおいて、皐月賞馬・サニーブライアンへファンが下した評価だった。 皐月賞を制した愛馬への評価を見て、当時36歳だった大西直宏騎手はどんな想いでダービーを迎えたのだろう。 そしてどんな意思を持... 大嵜 直人