数多くの名馬を輩出し、有名な「ニックス」となった「ディープインパクト×ストームキャット」の配合。ダービー馬を出し、オークス馬を出し、香港やフランス、ドバイのG1馬を出したこの配合から誕生した、一頭の名マイラーがいる。 キャリアを重ねること、29戦。そのうち重賞3賞を含む8勝。勝ったレースはいずれも上がり3F最速or2位...
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Redfrayの記事一覧
競走馬の強さの評価は、実に難しい。 2歳時から活躍し、早期から一線級の舞台で走ることを可能にする「早熟性」と、古馬になってからも長く活躍し続けられる「頑健性」。人気馬として堂々のレースぶりで勝利を掴む「王道性」と、穴馬として大物食いを果たす「意外性」。 様々な相反する要素が、競走馬の強さを形成する。 しかしそんな相反し...
1994年。この年は、後に「日本競馬史上最も偉大な種牡馬」と評される事となる、サンデーサイレンスの初年度産駒がデビューする年だった。その初年度産駒としてこの世に生を受けたサラブレッド達の中で、父と同じ青鹿毛の毛色を持ち、「最もサンデーサイレンスに似ている」とも言われていた牡馬がいた。2歳夏の新潟でデビューし、朝日杯3歳...
燃え盛るような激しい気性と、類まれなるスピードを持った快速馬ナスルーラ。彼はそのスピードとアメリカ血統との相性の良さを武器に、アメリカ競馬の歴史を作る偉大な開拓者となった──。 そのナスルーラのスピードの部分を最も子孫たちに受け継いでいると言えるプリンスリーギフトの系統。高松宮記念で驚異的なレコードタイムを叩き出し、ス...
2005年10月30日。この日の東京競馬場で行われたメインレース、天皇賞秋(G1)で、波乱が起きた。勝ったのは「牝馬の松永」と呼ばれた名手を背にした、14番人気(単勝75.8倍)の大穴。勝ち馬は、ヘヴンリーロマンスという牝馬だった。 戦後初めての天覧競馬となったこのレースの後、松永はヘヴンリーロマンスをメインスタンドへ...
2018年から日本のダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで種牡馬入りしているアメリカンペイトリオット。ダート競馬の聖地・アメリカで産まれ、競走馬として活躍した彼のキャリアは、砂の上ではなく芝の上で積み重ねられた。 日本でも今後ますますその活躍が期待される、偉大なるDanzig系の後継種牡馬・アメリカンペイトリオ...
かつて、多くの競馬ファンを虜にしたサイレンススズカという快速馬がいた。父に大種牡馬サンデーサイレンス。母の父はアメリカで産まれ、フランスで走った後に種牡馬として成功した芝の短距離馬ミスワキ。本格化後は絶対的なスピードの違いでレースのスタートからゴールまでを支配し続け、破竹の6連勝で天皇賞・秋の大舞台に出走した彼は、あま...
彼がデビューした2015年の1月、中央競馬はまさに「社台グループ王朝の時代」だった。ノーザンファームを筆頭とした社台グループの馬が重賞レースでも平場でも圧倒的な勝利数を重ね、特に芝中距離の王道路線では絶対的な支配力を誇っていた。「血統が絶対的に重要なスポーツ」と言われている競馬という競技において、綺羅星の如く良血繁殖牝...
大種牡馬ノーザンダンサーの後継として、かつて北米で大きな嵐を巻き起こしたストームバード、ストームキャットの親子。そして彼らから代を経て、アメリカの短距離界に嵐を起こす韋駄天が誕生した。 その名はドレフォン。 アメリカの短距離ダート界に現れた稀代の韋駄天は、そのレースぶりさながらのスピードで競走生活を駆け抜け、日本で第二...
2014年、2月23日。東京競馬場で行われたG1レース・フェブラリーステークスで「最低人気馬のG1勝利」というサプライズが起きた。 JRAの長い競馬史の中でもたった4頭しか成し遂げられなかった快挙を達成したその馬の名は、コパノリッキー。 このレースでの勝利を境にダートチャンピオンとなり、長らくその王座を守り続けるこの馬...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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