「名勝負」を語る 2000年の自分に贈る言葉…。花びら散らすピンクのメンコ。 - チアズグレイスの桜花賞 2024年4月5日 20世紀最後の一年、西暦2000年は私にとって苦い一年として海馬に刻まれている。年月を重ね、萎縮が進んだであろう私の海馬は、ウマフリの原稿依頼をきっかけに当時の自分を蘇らせた。 2000年3月、私は大学を出た。中学時代からそこそこの成績を収め、現役で大学に進み、なんとなくとぼとぼと歩み、人生の分岐点を迎えた。大学までは... 勝木 淳
「名馬」を語る エスプリシーズ - 川崎記念を圧勝した、生え抜きの川崎馬 2024年4月3日 2024年から日本のダート競馬は新時代へと移り変わり、川崎記念も4月に開催されるようになりました。 もともと川崎記念といえば、1月末から2月頭に行われた年内最初のGⅠ級競走として親しまれてきたレースです。過去には多くのダート名馬が勝ってきた伝統の一戦。川崎記念後にドバイを目指した馬も多く、ほとんどの勝ち馬は中央競馬所属... プーオウ
「名馬」を語る 二番人気に花束を。三冠牝馬スティルインラブが戦い抜いた3歳シーズンの蹄跡を振り返る 2024年4月2日 ──スティルインラブ。 2000年5月2日生まれの彼女は、日本競馬の歴史を塗り替えた大種牡馬・サンデーサイレンスを父に持つ。母はプラダマンテ(母の父ロベルト)、半兄に1996年のラジオたんぱ賞を勝ったビッグバイアモンがいる血統である。生産者は北海道・下河辺牧場、馬主は㈱ノースヒルズマネジメント。管理は栗東の松元省一厩舎... 高橋薫
それぞれの競馬愛 たった3度の出会いでたくさんの景色を見せてくれた、私の名馬フィニッシュアップの思い出 2024年3月31日 競馬は私たちに、さまざまなドラマを見せ、感動を与えてくれる。他馬を寄せ付けない圧倒的な強さを見た時、ライバルとの接戦を制する熱い勝負を見た時、強き者しか掴めない大記録の達成に立ち会った時──。 多くの人が感動を覚える瞬間といえば、やはり大きな舞台での出来事が多いだろう。大きなレースになれば実力屈指の馬たちが揃い、観戦す... あさい(だしまき)
「名馬」を語る 2歳女王戴冠、アーモンドアイとの出会い、低迷期…。感動の復活を遂げた名牝、ラッキーライラック 2024年3月30日 スポーツでは時々『復活劇』というものが話題になる。競馬ももちろん例外ではなく、古くはオグリキャップ引退・トウカイテイオー復活の有馬記念や近年ではマカヒキの京都大賞典、ステラヴェローチェの大阪城Sなど、復活劇を演じる馬というものはそれぞれの時代に存在する。今回はそんな復活劇を遂げた馬の1頭……2歳女王の座から長いトンネル... 鳥野 紗々実
「名馬」を語る 走りに走って栄光を掴め! 史上最多キャリアでの栄光、ショウワモダン 2024年3月29日 昭和の日本競馬は、競走馬のトレーニング施設が充実していなかったため、ある意味レースも調教のひとつとして考えられていたフシもあったと聞く。 しかし、昨今では、美浦・栗東トレセンの設備が充実し、トレセン以外でも育成牧場の拡充など、競走馬がトレーニングをする施設が増えた。そのため、昭和の時代とは大きく変わり、1頭あたりの出走... 真実 良
「名馬」を語る 嵐の中を駆け抜けた人気者。道悪巧者・モズベッロの現役時代を振り返る 2024年3月29日 2023年6月30日、日経新春杯の勝ち馬モズベッロの現役引退が発表されました。名前の由来はオーナーの冠名『モズ』+イタリア語で『ハンサム』。その名の通り、力強いストライド走法と筋肉質な馬体を持つ"ハンサム"な馬でした。 そして、モズベッロを語る上で欠かせないのが"雨"。 モズベッロは荒れた馬場や雨中の競馬でめっぽう強く... zakkey(ザッキー)
「名馬」を語る 高知で咲き、高知で生涯を終えた名馬。2017年黒船賞覇者、ブラゾンドゥリス 2024年3月26日 少し肌寒く感じるようになった11月頭のこと、寂しいニュースが飛び込んできた。ブラゾンドゥリスが亡くなったとの報。2022年のことである。2017年に黒船賞を制すと、その後は高知競馬へと転入。引退後は当地で誘導馬となり、今後の活躍が期待されていたところだった。 父ノボジャック、母ブライアンズソノ、母の父マヤノトップガンと... 中川兼人
「名勝負」を語る 夢というダイナミズムと自制する私たち。ナリタブライアンの高松宮杯挑戦 2024年3月24日 「もしも織田信長が本能寺から脱出していれば」 秀吉による豊臣の世は来なかったかもしれない。であれば、今日の大阪の街並みは違った景色になっていただろう。下水を町境とし、下水を挟んで背中合わせに町が整備された背割下水(通称太閤下水)など大阪は東京にはない折り目がある。直線と直角が大好きだった秀吉の痕跡はいたるところにある。... 勝木 淳
「名馬」を語る 「先んずれば即ち馬を制す」。「一流」の勝負根性を持つスプリント王、ローレルゲレイロ 2024年3月23日 1.「一流」の血統 その馬の近況を知ったきっかけは『週刊Gallop』2024年2月4日号であった。この号の巻頭トピックニュースは『ロンジンワールドレーシングアワード』の表彰式。勿論、主役は日本馬歴代最高のレーティング135ポンドを獲得し、世界ランク1位となったイクイノックスである。この素晴らしいニュースが巻頭に置かれ... 縁記台