「名勝負」を語る 戸崎騎手、もう一頭の「ベリー・ベリー・ホース」エポカドーロ/3歳クラッシック初戴冠となった2018年皐月賞 2025年4月16日 SNS界隈を湧かせた「ベリー・ベリー・ホース」 最近は、深夜遅くまでテレビを見ることが少なくなった。ましてや、深夜遅くにテレビを見ながら爆笑することなど、ほぼ皆無だ。 2025年ドバイワールドカップデーの深夜2時。眠気が一気に吹き飛ぶシーンをテレビで見た。腹の底から声を出して笑い、そして無性にうれしくなった。戸崎騎手に... 夏目 伊知郎
インタビュー [インタビュー]馬の魅力を多くの人に伝えたい! サンケイスポーツ・三浦凪沙記者 - 『知れば知るほど楽しくなる!ウマに恋する競馬ガイド』 2025年4月14日 現在、好評発売中の書籍『知れば知るほど楽しくなる!ウマに恋する競馬ガイド』(小学館クリエイティブ)。競馬初心者が競馬を好きになるための入門書としても、競馬を既に知るファンが競馬をさらに知るためのガイドブックとしても人気を集め、発売約2週間で重版が決まった。著者は、サンケイスポーツ・三浦凪沙記者。父で横浜DeNAベイス... 緒方きしん
「名勝負」を語る 府中4コーナーから見届けた、シーキングザパールの凄まじい末脚 - 1997年ニュージーランドトロフィー 2025年4月11日 私と競馬友と、府中の4コーナー。 「気分転換に、メシでもいっとく?」 「そうしよっか!」 私と長年の競馬友は、そう言って東京競馬場のスタンド前を東に向かって歩き出すことが多い。向かう先は、だいたいメモリアルスタンドの地下フードコートだ。 吉野家、キャロットおざわ、よし野、ハロンボウなど選択肢が多いフロア。我々はめいめい... 稲庭うどん
競馬を学ぶ [血統研究]主要な種牡馬とGⅠ活躍馬の血統比較から、現代日本競馬における『アツい血統』を探る 2025年4月6日 『遺伝に着目した血統研究』と題し、X(旧Twitter)にて調査結果を公開しているK.Arakiです。第2回の今回は、JRAの平地GⅠレースにおいて、近年、結果をだしているアツい血統を、データから探っていこうと思います。 アツい血統を探るために、今回は以下の2つの血統表を比較することにしました。 ①主要な種牡馬66頭の... K.Araki
「名馬」を語る ジャックドール 桜舞台を駆け抜けた金色の春風 2025年4月5日 桜舞う仁川のコーナーを優駿が駆け抜ける、春一番の中距離G1、大阪杯。このレースで思い出に残る馬はと聞かれると、私はジャックドールを挙げる。 正直に告白すると、G1馬を贔屓しがちな私にとって、ジャックドールは贔屓馬というよりも強力なライバル枠の馬であった。G1馬の横から、彼はいつも一着をハイジャックしてゆく……言うなれば... 大守アロイ
「名勝負」を語る 栗毛の暴れん坊! オルフェーヴルが大人になった日/2013年・産經大阪杯 2025年4月4日 「春」は大阪杯から… 大阪杯は春の到来を告げるレースだ。 産經大阪杯の名称でGⅡの格付けだった時代から3月末週か4月の第1週に組まれ、遡れば1981年から、その時期に施行されている。阪神競馬場のバックストレッチが桜色に染まり、花曇りで薄水色の空の下を、錚々たるメンバーが駆け抜けるのが大阪杯。歴代の出馬表には、超一流のオ... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る ジャスタウェイ - ドバイで末脚を爆発させた名馬。ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何ものでもない 2025年4月4日 Just a Way ~その道~ ジャスタウェイの馬名の意味を調べると、「その道」とある。英語の綴りでは「Just a Way」とのことで、これを生成AIに翻訳させると「一つの道」「一つの手段」と返ってくる。 私が、この「ジャスタウェイ」は人気漫画・アニメの「銀魂」に登場してくるキャラクター(?)と同名であることを知っ... ムラマシ
「名勝負」を語る [日経賞]明暗分かつ2頭の菊花賞馬。2023年、雨の日経賞を振り返る 2025年3月30日 長い中山の地下道を抜けると雨降りだった。雨粒が空を覆う。レインコートを鞄から出した。 川端康成氏の「雪国」の冒頭をもじったこのナイスな文は、間違っても友人に「なんか書き出しでかっけー感じにできねぇかなー」と相談して編み出したものではなく、私が考えたものだ。私が考えた私独自の私なりのリスペクトを込めたナイスな文だ。すごい... あべゴブリン
「名馬」を語る 受け継がれし「王」の系譜 - ビッグアーサー 2025年3月28日 1.「通字」の名馬たち 日本には名付けにおいて「通字」という文化がある。名前を付ける際に先祖から代々継承する文字のことだ。近年の大河ドラマの主人公でも、「徳川家康」の「家」は徳川将軍家に代々受け継がれた通字であるし、「北条義時」の「時」は父「時政」から継承し、息子「泰時」ら子孫にも受け継がれた。 競走馬でも名付けにおい... 縁記台
それぞれの競馬愛 ウイニングチケット - 北の大地で過ごすダービー馬へ会いに行った日を思い起こして 2025年3月21日 北海道の冬を知っているだろうか。浦河の冬を見た事があるだろうか。 札幌近郊に住む私にとって、それは死活問題である。北国の冬の運転と言うとのは、文字通り命がけ。何年運転していても、ひと冬に1度くらいは「あ、事故になってしまうかな…」と思う瞬間がある。 馬産地見学もメジャーになりつつある昨今だが、札幌から静内まで約2時間。... 千春巻