それぞれの競馬愛 PR [キタサンブラック伝説]北村宏司とキタサンブラック。いつかヒロシがふたたび輝く日まで 2023年7月24日 2015年10月25日菊花賞 秋の傾く日差しの中、未知なる距離に挑む若駒たちが一団で駆け抜ける。その馬群のなか、キタサンブラックは懸命に前を追わないように気持ちを静めようと踏ん張っていた。この頃のキタサンブラックは前半で我慢する走りを教え込まれ、いわゆるオーソドックスな競馬を目指した。武豊騎手が表現する「1番手を走る」... 勝木 淳
ブログ・手記 [連載・クワイトファインプロジェクト]第30回 「茶番・愚行」から「大いなる野望」へ 2023年7月19日 これは自虐でもなければ批判でもなく、でも現実として、クワイトファインプロジェクトのことを「茶番」、「愚行」だと思っている競馬サークル関係者(馬主、調教師、エージェント、マスコミ)は圧倒的に多いでしょう。そして、競馬ファンの方々の中にも、一定数は存在していると思われます。 血統の極端な偏りがサラブレッドの将来にどんな悪影... トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト
「名馬」を語る PR 1995年、追憶の宝塚記念。ダンツシアトルとライスシャワー、2頭の名馬を振り返る 2023年7月19日 私の人生には、いつも競馬がすぐそばにあった。 古いアルバムをめくると、まだ1歳に満たない私が訳もわからず京都競馬場の芝生に座っている写真が見つかる。日付を調べると、どうやらその日は断然人気のマックスビューティが敗れた日らしい。 一番古い記憶は、西日を浴びて抜け出したヤエノムテキの姿。四白流星の彼に私の目は釘付けとなった... norauma
「名勝負」を語る メイセイオペラの強さが一躍、知れ渡った1998年マーキュリーC 2023年7月17日 地方競馬所属馬で、中央競馬のGⅠ競走を制覇したのは、1999年フェブラリーステークスを優勝したメイセイオペラのみ。あの時、地方競馬ファンは盛り上がり、これからはどんどん地方競馬所属馬がGⅠを勝つぞ! と思ったものだが…。あれから20年以上経ち、メイセイオペラ以降いまだにその偉業を達成した馬はいない。それだけメイセイオペ... プーオウ
「名勝負」を語る PR [ゴールドシップ伝説]年度代表馬ジェンティルドンナとの初対決。3馬身差で優勝した伝説の一戦──2013年・宝塚記念 2023年7月16日 競馬を愛する執筆者たちが、稀代の名馬ゴールドシップの伝説を描いた新書『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(小川隆行+ウマフリ/星海社新書)。その執筆陣の一人である小川隆行氏が、ジェンティルドンナとゴールドシップが激突した2013年の宝塚記念を振り返る。 第54回 2013年6月23日 宝塚記念(GⅠ) 前年... 星海社
「名勝負」を語る PR [ゴールドシップ伝説]ファンを惑わし、魅了した東京コース唯一の勝利──2012年・共同通信杯 2023年7月15日 競馬を愛する執筆者たちが、稀代の名馬ゴールドシップの伝説を描いた新書『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(小川隆行+ウマフリ/星海社新書)。その執筆陣の一人である和田章郎氏が、ファンを魅了した一線として今もなお親しまれる、2012年の共同通信杯を振り返る。 第46回 2012年2月12日 共同通信杯(GⅢ)... 星海社
「名馬」を語る 歯車が狂い始めてからも、惨敗を目の当たりにしても…。稀代の個性派、ゴールドシップを想い続けるということ。 2023年7月14日 淀駅の大阪方面ゆきホームからは、ほんの少しだけ京都競馬場の芝コースを望むことができる。たった今まで激闘が繰り広げられていたターフからは、まだ熱気がゆらゆらと立ち込めているように映った。 2013年4月28日、15時50分。天皇賞の決着を見届けた瞬間、私はその場から逃げ出すように席を立つと、数分後にはもう帰りの電車に飛び... ハシスポ
競馬を学ぶ [トウカイテイオー伝説]カネヒキリ、オフサイドトラップ、そしてテイオー。怪我から見事に復活、ファンの感動を呼んだ名馬たち 2023年7月13日 トウカイテイオーは中363日ぶりに出走した有馬記念を勝利したあと、翌春にも骨折してしまい、夏に引退が決まった。競走生活を通し、計四度も骨折を体験する馬はそう多くない。1年ぶりに有馬記念を勝ったというだけではない。三度の骨折を乗り越え、不死鳥のごとく復活してきた不屈の闘志にファンは心を打たれたのだ。点ではなく、線で見るか... 星海社
ブログ・手記 [連載・馬主は語る]初重賞挑戦(シーズン2-23) 2023年7月13日 エコロテッチャンはその後、再びダート戦(1200m)を使い、4着に敗れてしまいました。芝のマイル戦が得意だと当初は考えて、盛岡競馬場を求めて来たテッチャンがまさかダート1200m戦を走ることになるとは…。本人も思いも寄らなかったと思いますが、目標とするレースをヴィーナススプリントに定めた以上は、ダート戦から目を背けるこ... 治郎丸敬之
「名勝負」を語る [トウカイテイオー伝説]伝説の第二章=古馬初戦。強すぎた内容と「落とし穴」。1992年・産経大阪杯を振り返る 2023年7月12日 七冠馬シンボリルドルフの初年度産駒として、デビュー当初、いや、デビュー前から大きな注目を集めていたトウカイテイオー。史上初めて無敗で三冠馬となった父の仔、という重荷を背負ってデビューし、その期待に応えて6戦無敗で皐月賞、ダービーを制覇した。期待通りの走りを見せてくれたが、その直後に骨折が判明。偉大な父と肩を並べることは... 星海社