ブログ・手記 [連載・馬主は語る]驚きの事実(シーズン2-8) 2023年3月16日 ダービーウィークに僕は北海道へと飛び立ちました。追分ファームと社台ファームを訪れ、G1レーシングと社台レースホースの今年度の募集馬を取材するのが目的です。毎年恒例となっている一口馬主DBのこの企画も、ここ2年間はzoom取材となっていましたので、久しぶりに実馬を見せてもらうことができます。正直に言うと、実馬を見たからと... 治郎丸敬之
ブログ・手記 [連載・クワイトファインプロジェクト]第25回 予定日1週間を切りました 2023年3月15日 先週もお伝えした通り、3月中にバトルクウ、ガレットデロワが出産予定日を迎えます。今年の4頭のうち3頭がいずれも中央重賞勝ち馬の孫で、なかでもガレットデロワは父エピファネイア、母父ディープインパクトであることから大変注目を集めています。一方で、ダイイチルビーを祖母に持ちクワイトファインとの配合ではトウショウボーイ4×4の... トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト
競馬コラム 坂東“女”武者、情熱の一騎駆け。 - 2006年フィリーズレビュー・ダイワパッション 2023年3月14日 「坂東武者(ばんどうむしゃ)」。昨年の大河ドラマではこのセリフが頻繁に出てきた。 ──坂東武者の世を作る!──坂東武者の名折れでござるぞ! 坂東は現在の関東地方。坂東武者は新しい時代を切り開く武勇に優れた武士というイメージだ。ダイワパッションを思うとき、坂東“女”武者というフレーズが頭に浮かぶ。 ──この年の牝馬クラシ... 林田麟(りんだりん)
「名勝負」を語る 全21戦12勝の三冠馬、ナリタブライアン。その破壊力を一番感じさせた一戦を振り返る。 - 1994年スプリングステークス 2023年3月14日 競馬の楽しみ方にある、過去・現在・未来。 当然のことながら、競馬とは『予想して馬券を買ってレースを楽しむ事』が全てではない。 競馬の楽しみ方は、「過去」「現在」「未来」の3つの視点があると、私は思っている。 「現在」には、馬券を買ってレースを見るだけでなく、ワンデーレジャーとしての競馬場での過ごし方も含まれるだろう。ま... 夏目 伊知郎
競馬を学ぶ [牝系図鑑]テーオーケインズ、レディパステルらを輩出。豊富なスタミナが武器のピンクタートル牝系。 2023年3月14日 サイアーラインや近親交配を中心に語られることが多い血統論だが、牝系を通じて繋がるDNAはサラブレッドの遺伝を語る上で非常に重要な要素を占める。この連載では日本で繁栄している牝系を活躍馬とともに紹介し、その魅力を伝えていく。今回取り上げるのは、テーオーケインズなどを輩出したピンクタートルの牝系だ。 扱いやすく、持続力があ... 貴シンジ
「名勝負」を語る [黒船賞]何度も惜敗を繰り返した遅咲きのダート馬、リバーセキトバ。第1回黒船賞で見せた、地元の意地がこもった激走を振り返る。 2023年3月13日 私はリバーセキトバの現役時代を知らない。それでも、大好きな馬の一頭だ。第1回黒船賞の映像を見た時の感動、雷に打たれたような感じというのは、現在に至るまでなかなか味わえない感覚だった。 1995年に中央・地方の交流が強化され、1997年からはダートグレード競走としてさらなる対戦の場が確立されていく。高知競馬にも交流化の波... 椎茸抹茶
「名勝負」を語る 大衆も立ち向かいたくなる風格の予感。 - 2000年阪神大賞典・テイエムオペラオー 2023年3月13日 通算GⅠ7勝。4歳シーズン8戦8勝。 こんなプロフィールの馬は今後もう現れないかもしれない。これこそ伝説というもの。テイエムオペラオーを語る言葉は尽きることはない。そして、オペラオーを語る上でライバルの存在も忘れてはいけない。後半生のライバルがメイショウドトウならば、前半生のライバルはナリタトップロードだ。 天皇賞(春... 勝木 淳
「名勝負」を語る 薔薇は、雨上がりに咲く。 - 2007年金鯱賞・ローゼンクロイツ 2023年3月12日 久しぶりに訪れた場所の風景が、記憶の中のそれと違っていたりすることがある。それは生まれ育った故郷であったり、よく通った定食屋であったり、あるいは、いつもそこにいた誰かだったりもする。時は、一瞬たりとも止まらず流れていく。変わりゆくことこそが、生きていくことに等しい。けれども、変わりゆくなかで、忘れたくないこともある。 ... 大嵜 直人
「名馬」を語る 消えかかっていた、偉大な血を携えて。ラストインパクトの挑戦を振り返る。 2023年3月12日 1994年──漆黒の馬体、シャドーロールの怪物に魅了されてから幾年もの時が流れた。その間、競馬から多くのロマンと感動をもらったが、それと同じくらいJRA銀行に対価を納めているのも間違いない。 私を競馬の世界に導いてくれたナリタブライアンは、引退して僅か3年でこの世を去った。 残された産駒は2世代のみ。今では血も途絶えか... 真実 良
「名勝負」を語る 静寂に包まれた阪神競馬場で見せた、絶対王者オジュウチョウサン衝撃の走り。 - 2020年・阪神スプリングジャンプ 2023年3月12日 2020年3月14日。スタンドにひとっこ一人いない、静寂に包まれた阪神競馬場。どこか物寂しいその空間に、レコードの赤い文字を刻みつけた馬がいた。彼の名前はオジュウチョウサン。絶対王者が帰還を告げた、2020年阪神スプリングジャンプについて今回は語らせて頂きたい。 阪神スプリングジャンプは、1999年から施行されている障... 鳥野 紗々実