インタビュー [インタビュー]岩手の馬スポット、馬っこパーク・いわてが考える、引退馬支援 2021年11月23日 岩手県の中心地、盛岡。 競馬ファンにとっては、盛岡競馬場がある場所として有名なスポットであるが、それだけではなく「チャグチャグ馬コ」という、馬に色とりどりの鈴や衣装を身に着け街中を行進する伝統行事も執り行われている、いわば「馬どころ」でもある。 そんな盛岡市から車を20分から30分走らせ、隣の滝沢市に向かうと、ひとつの... 小早川 涼風
インタビュー [インタビュー]セッカチセージ、エエカゲンニセイジ…ファンに愛された馬たちに囲まれた松田整二オーナーが語る、我が競馬人生。 2021年11月21日 馬名にセッカチセージやエエカゲンニセイジなど”セイジ”の冠号を持つ松田整二オーナー。札幌市で眼科医をされていましたが、現在は引退しセカンドライフを送られています。今回は、馬産地・北海道ならではのオーナーライフと、愛馬を家族のように大切する精神の源を語って頂きました。 G1出走を叶えた、初めての愛馬。セッカチセージとの出... 川原 恵子
「名勝負」を語る 大団円を迎えた、奇跡のベテラン馬カンパニー。 - 2009年・マイルチャンピオンシップに寄せて 2021年11月21日 「大団円」という言葉がある。演劇や小説について使用される言葉で、それらがめでたく収まる場面について指すものだ。だが、この言葉は、本の枠を飛び越えて芸能人やスポーツ選手、競走馬の引退の際に使われることもしばしばある。競走馬の引退に絞れば、アーモンドアイやキタサンブラックなどがその例に当てはまるのだろうか。 今回は、長年に... 鳥野 紗々実
写真で楽しむ競馬 [写真]3連覇を狙うデュランダルvs新進気鋭の素質馬たち。当時のパドック写真で振り返る、2005年マイルチャンピオンシップ。 2021年11月21日 2005年のマイルチャンピオンシップは、2003年・2004年と当時2連覇中であったデュランダルが3連覇達成するかどうかに注目が集まっていました。オッズもその注目が反映される形で、単勝オッズ1.5倍。断然の1番人気となっていました。 2004年マイルチャンピオンシップ優勝時のデュランダル 今回は、王者・デュランダルを中... ふわ まさあき
「名馬」を語る アグネスデジタルは、何故挑戦し、勝つ事が出来たのか…。稀代の「二刀流」馬を支えた底力を考える。 2021年11月15日 大谷選手の活躍で、現在は二刀流という言葉がスポーツの世界でも使われるようになりましたが、今から二十年前に競馬の世界で二刀流という言葉がぴったりと当てはまる馬がいました。 その馬の名は、アグネスデジタル。 『ウマ娘』でもキャラクター化しているため、若い世代の方々にも名前を知られている名馬です。 父Crafty Prosp... わらび餅
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]理想を追い求めるウマ娘! ウマ娘エアグルーヴと、史実馬エアグルーヴ。 2021年11月14日 「鍛え、育て、そして先導する! 敬愛する母の如く」 女帝──この2文字がトレセン学園で一番似合うウマ娘、エアグルーヴ。彼女はある理想を追い求めて、日々副会長としての職務と、トレーニングに励んでいます。 母は数々の偉業を成し遂げたウマ娘で、後進をも育成し、理想を示してくれた存在。その薫陶を受け、自分も母のような存在になり... スオミアッキ
写真で楽しむ競馬 [写真]アドマイヤグルーヴ、スティルインラブ…当時のパドック写真で振り返る、美しき2003年エリザベス女王杯挑戦者たち。 2021年11月12日 2003年のエリザベス女王杯は、「この年の牝馬三冠馬スティルインラブが四冠目を獲るか?」「それとも桜花賞3着オークス7着秋華賞2着と牝馬三冠レースに敗れ続けたアドマイヤグルーヴの雪辱なるか?」という点に注目が集まっていました。オッズもその注目が反映される形で、この2頭が1番人気2番人気を分け合うことに。 さらに他にも、... ふわ まさあき
「名勝負」を語る [武蔵野S]不思議な感覚に陥るほどの、鳥肌モノの追い込み勝利。ワイドバッハと武豊騎手の、2014年武蔵野Sを振り返る。 2021年11月8日 派手な追い込みには、華がある。「大外一気」この言葉を聞いて、皆さんはどんな馬、どんなレースを思い浮かべるだろうか。 ディープインパクトの若駒S、キズナの日本ダービー、ヒシアマゾンのクリスタルC、ハープスターの新潟2歳S……。そうした芝の名レースを思い浮かべる方も多いだろう。ただ、とてつもない追い込みはダートであることが... ひでまさねちか
それぞれの競馬愛 マルシュロレーヌがMarche Lorraineになった日 2021年11月8日 日本時間2021年11月7日午前7時55分。 日本の朝がラヴズオンリーユーと川田将雅騎手が成し遂げた壮挙の余韻に浸る中、私は一人焦っていた。 それまで快適に視聴できていたブリーダーズカップ公式サイト上のライブ動画が、急にカクつき始めたのだ。 マルシュロレーヌの勇気ある挑戦を、追いかけ続けたステイゴールドの血が見せてくれ... 枝林 応一
それぞれの競馬愛 2021年ブリーダーズカップデー、25年越しの奇跡。 2021年11月8日 立冬を迎えた日曜日の朝は、まだ日の出前の薄闇に包まれていた。 窓を開け、闇の中の東の空を見上げた。あの闇の向こう、はるか数千キロの彼方で、「その時」を待つ彼らを想った。ぼんやりとした思考のままに、グリーンチャンネルに合わせる。やわらかな11月の陽光に照らされた、デルマー競馬場が映し出された。 北米最大の競馬の祭典、ブリ... 大嵜 直人