「エスポくん」 佐藤哲三騎手(当時)が勝利騎手インタビューでエスポワールシチーをあだ名で表現したことから、この名前は競馬ファンの間に広まった。幾多の名馬のなかでも愛称が『クンづけ』だった馬はあまり記憶にない。 ステキシンスケクン、ヨシカワクン、最近ではハヤブサナンデクン、船橋のグランプリクンなど馬名にクンがつく、いわゆ...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
平成6年、WBA・IBF世界ヘビー級王者マイケル・モーラーとのタイトルマッチに挑んだとき、ジョージ・フォアマンは45歳だった。試合は「モーラー圧倒的有利」という下馬評どおりに進み、フォアマンは苦戦を強いられる。しかし迎えた10ラウンド、フォアマンはモーラーの一瞬の隙を突いて、必殺の右ストレートを炸裂させた。「象をも倒す...
国内外問わず、子どもにも大人にも大人気コンテンツのポケットモンスター、通称「ポケモン」。 今回は、競馬界に数多く存在している「ポケモン馬」を集めてみました。 あなたのお気に入りのポケモン馬、ぜひ見つけてみてくださいね! モンスター編 カシノピカチュウ ポケモンといえば、やはり1番人気はピカチュウではないでしょうか? カ...
──強かった。 この一言に、尽きる。 アーモンドアイは、あまりにも強かった。 逃げるキセキを2番手から追いかけ、直線で差し切る。3歳牝馬ながら、歴戦の古馬のような横綱相撲。文句なしの完勝だった。 そして何より人々の度肝を抜いたのが、そのタイムである。 「2.2 0.6」という記録は、芝2400mの世界レコード。従来の日...
偉大でもあり、なおかつ残忍でもある織田信長を父に持ってしまった織田信雄の話相手はロウソクしかなく、父を超えるために思いついた方法は2つ。 ──1つは父に認めさせること、そしてもう1つは父を殺すこと── 小説『狂気の父を敬え』のような例は極端としても、世の男性にしてみれば、身近な存在である父親を超えてみたいという思いを持...
その偉大なる戦績から気に留めることも少ないかもしれないが、エルコンドルパサーはいわゆる「マル外」だった。 「マル外」とは、すなわち外国産馬。つまりは、日本国外で生を受けたサラブレッドを指す。 昭和末期から平成初期の競馬を見てきたファンにとって、〇の中に「外」の文字で示される外国産馬の表記は、様々な感情をともなった懐古を...
『番狂わせ』という単語で、どんなことをイメージするだろうか? もちろん内容は人それぞれだと思うが、おそらく当然だと思われていた結果が覆されることになるシーンを思い浮かべることだろう。そしてその多くは、スポーツでの出来事なのではないだろうか。 1980年のレークプラシッドオリンピックのアイスホッケー。アマチュアメンバーで...
2019年10月1日、地方競馬に新しく4人の新人騎手が誕生した。 地方競馬教養センター騎手課程の98期生だ。これだけならニュースなどで見たことがある人も多いのではないだろうか。 今回、私はその中でも岩手競馬の新人女性騎手である関本玲花騎手(以下:関本騎手)に魅力を感じ、デビュー週の盛岡へと足を運んだ。以前、競馬場実習時...
「馬券だけで生活したい」「雑誌などで予想を取り上げてもらえるような存在になりたい」と考える競馬ファンは、意外と多いのではないだろうか。少なくとも一時期まで、僕はそうだった。しかし、「ある馬」の「あるレース」を見てその考えは変わることになる。 今回は僕にとって、そんな転機となったサラブレッドを紹介したいと思う。 その馬は...
かつて内国産馬、馬産地保護政策からクラシック5レース(桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞)と天皇賞には、外国産馬は出走できなかった。 NHKマイルカップがマル外ダービーと呼ばれた時代が懐かしく、そのNHKマイルカップを勝ったクロフネは外国産馬開放元年の象徴的存在だった。 2001年、外国産馬に日本ダービーと...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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