1993年7月11日。その日の福島競馬場には、過去最大入場者数を更新する47,391人の競馬ファンと、5頭の逃げ馬が集まっていた。 脇目もふらず、ただひたすらに。前へ前へ。作戦か、暴走か。 この日観衆は、数ある『英雄の在り方』のうち、紛れもないひとつの答えを目の当たりにする。 この日福島に集まった16頭のうち、1番人気...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
地方競馬で行われるダートグレード競走は、やはり中央競馬所属馬が優勢。地方競馬ファン・地方競馬所属馬にとって高いハードルとなります。だからこそ、地方競馬所属馬が活躍した時には、大いに盛り上がり、多くの賞賛を浴びることになります。今回はスパーキングレディーカップであわやの好走をし、その後、中央競馬所属馬相手に活躍していくこ...
何かにつけて、目に映る世界にさまざまな色を付けたがるのが、人の性。 けれども、ほんとうはすべてのものごとには正誤善悪も何もなく、「ただそこに在る」だけなのかもしれない。そこに意味づけを行っているのは、やはり「人」。目に留まる世界の切れ端から、何を、どんな眼鏡をかけて見るか。そしてその眼鏡は、必ず「自分で」選ぶことができ...
「南関名勝負」第2回は2007年の帝王賞を取り上げます。この年は日本がパートⅠ国に昇格したことに伴い、初めてJpnⅠとして行われることになりました。 人気はJRA勢5頭のうち3頭に集中。 そのなかで圧倒的1番人気に推されたのは、前年6歳を迎えて本格化しここまでGI級5勝──さらには短距離からマイル、中距離と距離適性を広...
金沢競馬には「四大重賞」と呼ばれる、歴史と格式のある重賞がある。百万石賞・白山大賞典・北國王冠・中日杯の4重賞が、それにあたる。 上半期最高の重賞、百万石賞(2100m)。唯一の統一重賞、白山大賞典(2100m)。全国屈指の最長距離重賞、北國王冠(2600m)。真冬の金沢最終重賞、中日杯(2000m)。 チャンピオンデ...
「オシャレな馬」という言葉からあなたはどんな馬を思い浮かべますか?ヘアアレンジされた鬣?顔を覆うカラフルな覆面?それとも脚元を彩るバンテージ? 今回は競走馬たちの機能的なオシャレ馬具「メンコ」についてご紹介していきましょう。 基本編に引き続き「総合編」として、メンコをピックアップしていきます! これぞ、トータルコーディ...
土曜日の朝、目覚めると、競馬界が大騒ぎになっていた。 どうやら、禁止薬物が含まれた飼料添加物が出回っていたらしい。様々なメディアが、次々にその事件を報じる。150頭を超える馬が、レース直前に緊急で出走除外になったのだという。令和の競馬が始まってまだ2ヶ月足らずで、大きなニュースが巻き起こってしまったなぁと憂鬱な気分でテ...
「オシャレな馬」という言葉からあなたはどんな馬を思い浮かべますか?ヘアアレンジされた鬣?顔を覆うカラフルな覆面?それとも脚元を彩るバンテージ?今回は競走馬たちの機能的なオシャレ馬具「メンコ」についてご紹介していきましょう。では、メンコとはどんな馬具なのでしょうか?JRAの競馬用語辞典には「馬の覆面のこと。一般に耳おおい...
1.砂の三歳女王決定戦 湿気を帯びた風が、雨を呼ぶ6月。 JRAでは、春の牝馬クラシック路線に区切りがついたこの時期、地方競馬では一足遅れて、牝馬クラシック路線が佳境を迎えます。南関東牝馬三冠路線のラストを飾る、砂の3歳女王決定戦。6月中旬に、川崎競馬場で開催される関東オークス(JpnⅡ)です。1965年に創設されたこ...
土曜日になると、父は難しい顔をして新聞を睨んでいることが多かった。小さい頃は仕事をしていると思っていたのだが、どうやら違う。それが競馬の予想をしているということに気づいたのは、小学校4年生の頃だった。 「競馬?」「せやで、1着はどの馬になるかを当てるねん」 娘が競馬に興味を持ったのがうれしいのか、父は馬柱の読み方やら父...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~