平成以降、京都競馬場で宝塚記念がおこなわれたのは3回。メジロライアンがまさかの先行策で宿敵メジロマックイーンに完勝し、悲願のGⅠ初制覇を成し遂げた1991年。屈腱炎による長期休養を乗り越えたダンツシアトルが、驚愕の日本レコードで駆け抜けた1995年。そして、渋った馬場を問題にしなかったディープインパクトが、雨を切り裂く...
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2024年は阪神競馬場リフレッシュ工事に伴う開催日割の変更のため、京都競馬場で行われる宝塚記念。宝塚記念が京都競馬場で開催されたことは、過去に7度ある。 京都競馬場で宝塚記念が最初に行われたのが1966年の宝塚記念であった。勝ったのは牝馬のエイトクラウン。エイトクラウン以降、牝馬による宝塚記念制覇は2005年のスイープ...
今週は春のG1開催最終週。日曜に京都で宝塚記念が開催されます。注目のニュースをご紹介いたします。 2006年以来の京都開催! 第65回宝塚記念 リフレッシュ工事による日割変更のため、先週のマーメイドステークスと同じく2006年以来の京都開催となりますG1宝塚記念。ファン投票1位のG1 3勝馬ドウデュースを筆頭に、ジャス...
「ダートムーアの受胎が確定しました!」と碧雲牧場の慈さんから報告がありました。受胎していること自体はだいぶ前に確認できていたのですが、そこから消えてしまったり、流れてしまったりする馬もいますので、夏から秋に最終妊娠鑑定が行われます。そこできっちり受胎していることが分かれば、あとは来年の出産を待つのみです。まずはひと安心...
毎日のように牧場から届く、福ちゃんの幸せな日々を眺めていると、福ちゃんは片目が見えないことをつい忘れてしまいがちになります。他の仔馬たちと同じように走り回り、母ダートムーアの乳房を吸い、草を食み、天使のような寝顔で眠っています。小眼球症という病気があることを知らずに遠くから見れば、普通の馬と何ら区別がつかないのではない...
18年ぶりに京都で開催されたマーメイドSは荒れるハンデ重賞としても知られ、前走条件戦組の活躍が目立つレース。 一方で、エアグルーヴとアドマイヤグルーヴ(二冠馬ドゥラメンテの母)の母娘をはじめ、2023年の世界No.1ホースとなったイクイノックスの母シャトーブランシュなど、名馬の母を数多く送り出してきたという、違った側面...
G1の連続開催もひと段落し、先週から函館開催がスタート。重賞は日曜に京都でG3マーメイドステークスが開催されます。注目のニュースをご紹介いたします。 2006年以来の京都開催! 第29回マーメイドステークス 今週の重賞は1レースのみ。リフレッシュ工事による日割変更のため2006年以来の京都開催となりますハンデ戦、G3マ...
プロローグ 「何度目になるんかなあ。リオ(パラリンピック)の前年やから2015年の……そう、ちょうど今くらいの時季やったから、丸9年になるんかな。それから少ない年でも1年に2度、多い年やったら3回くらいは往復してますもんね」 東京パラリンピック馬術競技で、日本人として21年ぶりに入賞(7位)を果たした宮路満英選手(66...
暑さ寒さも彼岸までということで、朝晩が涼しくなってくる10月が近づいてくると、来シーズンの種牡馬の予約が始まります。昨年度はタイミングを逃してしまい、すでに一杯で予約できなかった種牡馬もいましたので、今年は先手で攻めていきたいと思っています。生産の世界に足を踏み入れてまだ2年目の若輩者であり、1年を通しての全体の流れが...
毎年、数えきれないほど多くの馬たちが生まれる牧場において、強くて速いサラブレッドをつくるために、一定数の不受胎や流産、奇形の問題は許容されてきたのです。もちろん、大手の牧場も海外からサンデーサイレンスなどの血が入っていない繁殖牝馬を導入して血の更新に努めていますが、爆発的に増えるサンデーサイレンス系に対しては、付け焼き...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~