![[リーディング]C.ルメール騎手が首位奪還!レジェンド2人が存在感を見せつけた週に](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/08/202608251-1-scaled.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 週間無敗!中竹和也厩舎が3戦3勝
先週の出走は3頭で、すべてを札幌競馬場のレースにエントリーさせた中竹和也厩舎は、それら3頭がいずれも勝利を飾った。土曜2Rの2歳未勝利芝1800m戦(ヒアカムズザサン・松山弘平騎手)、日曜4Rの3歳未勝利芝1200m戦(レッドアイスピア・河原田菜々騎手)、7Rの3歳上1勝クラスダ2400m戦(ニヒトツーゼーア・河原田菜々騎手)と3勝。このうち河原田騎手と2勝を挙げているが、北海道シリーズでこのコンビは9戦2勝2着2回で、連対率は4割を超えている。
残り少なくなってきた北海道シリーズだが、この2人がタッグを組んできたら注目してみるのもいいかもしれない。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 45勝(+0勝) 先週1位
2位 大竹厩舎 33勝(+1勝) 先週2位
3位タイ 藤原厩舎 31勝(+1勝) 先週3位タイ
3位タイ 手塚久厩舎 31勝(+1勝)先週3位タイ
5位タイ 斎藤誠厩舎 30勝(+0勝) 先週3位タイ
5位タイ 池江厩舎 30勝(+1勝) 先週6位
7位 矢作厩舎 29勝(+2勝)先週8位
8位 鹿戸厩舎 28勝(+0勝) 先週7位
9位 福永厩舎 27勝(+1勝) 先週9位タイ
10位 寺島厩舎 26勝(+0勝) 先週9位タイ
新潟では古賀大生調教師が日曜5Rの3歳未勝利芝1800m戦(フジサン・大野拓弥騎手)を制し、厩舎としての初勝利を飾った。同師が語っていたように初出走から1ヶ月での1着ということはもちろん、間もなく終了する3歳未勝利戦で管理馬を勝たせることができたという意味でも喜びはひとしおだろう。

祖父、父に続き、名伯楽として自身の名を轟かせることができるか、注目だ。
■騎手リーディング わずか1週で再逆転!ルメール騎手が首位を奪還
先週からJRAでの騎乗を再開したC.ルメール騎手は、土日の札幌で3勝をマーク。1Rの2歳未勝利ダ1700m戦(トゥザファイナル・小島茂之師)でいきなり勝利を飾ると、日曜には2Rの2歳未勝利芝1500m戦(デザートスピリット・平岩大典師)、5Rの2歳新馬芝2000m戦(ヴァンドレスト・栗田徹師)と2勝。一気に勝利数を加算して、単独トップに返り咲いた。一方、前週に半年ぶりとなるリーディング首位に立った岩田望来騎手は21鞍で1勝にとどまった。
前週終了時点では岩田望来騎手が92勝、欧州遠征から帰国したルメール騎手が91勝。その差はわずか「1」だったが、復帰初週からきっちり3勝を積み重ねるあたりは、さすが昨年のリーディングジョッキーといったところだろう。
とはいえ、両者の差はわずか1勝。岩田望騎手が初のリーディング獲得へ食い下がるのか、それともルメール騎手がここから一気に突き放すか。秋競馬を前に、騎手部門の争いはますます面白くなってきた。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 94勝(+3勝) 先週2位
2位 岩田望来騎手 93勝(+1勝) 先週1位
3位 松山弘平騎手 86勝(+2勝) 先週3位
4位 横山武史騎手 76勝(+0勝) 先週4位
5位 坂井瑠星騎手 74勝(+5勝) 先週6位タイ
6位 西村淳也騎手 73勝(+2勝) 先週5位
7位 川田将雅騎手 69勝(+0勝) 先週6位タイ
8位 丹内祐次騎手 59勝(+0勝) 先週8位
9位 戸崎圭太騎手 58勝(+0勝) 先週9位
10位 荻野極騎手 57勝(+0勝) 先週10位
リーディング争いとは別のところで驚異的な数字を残したのが横山典弘騎手だ。
先週はわずか8鞍の騎乗ながら4勝を挙げ、勝率50%。ワールドオールスタージョッキーズでも1995年、2009年(当時の名称はワールドスーパージョッキーズシリーズ)に続く3度目の優勝を果たしており、58歳を迎えた現在もその存在感はまったく衰えていない。
また、負けられぬとばかりに存在感を発揮したのが武豊騎手。日曜札幌メインのキーンランドCを筆頭に3勝。ワールドオールスタージョッキーズでも勝利を挙げ、東西のレジェンド2人が大活躍を遂げた週だった。
横山典騎手がワールドオールスタージョッキーズのインタビューで武騎手に呼びかけた「ユタカ、やめらんないね、ジョッキーは」という言葉に、騎手という仕事の尊さとすばらしさを垣間見た。まだまだ盛んな2人の50代ベテランに、来週以降も期待は高まる。
■種牡馬リーディング インディチャンプ産駒が新潟で躍動
先週の新潟2歳Sを制したレッチュベルクはインディチャンプ産駒。これで同産駒は、今年のチューリップ賞を制したタイセイボーグに続き、JRA重賞2勝目を挙げたと同時に、新潟2歳Sで2年連続の連対を果たしたことになる。もしかすると、このレースとは相性が良いのかもしれない。
インディチャンプは現役時代、新潟で走ったことはなかったが、産駒の出走回数が30回を超えている競馬場での勝率は阪神に次いで2位。マイルで活躍したことを考えれば、瞬発力が求められる舞台での好走は納得がいくところである。もしも年末、新潟2歳Sで好走したレッチュベルクとトップチェッカーが仁川のGⅠに駒を進めてくるようなら、血統的にも注目ということになりそうだ。

先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 キズナ 104勝(+5勝) 先週1位
2位 ロードカナロア 72勝(+0勝) 先週2位
3位 キタサンブラック 68勝(+1勝) 先週3位
4位 エピファネイア 79勝(+2勝) 先週4位
5位 ドレフォン 60勝(+0勝) 先週5位
6位 レイデオロ 54勝(+0勝) 先週6位
7位 サートゥルナーリア 62勝(+2勝) 先週7位
8位 モーリス 51勝(+2勝) 先週8位
9位 ゴールドシップ 22勝(+2勝) 先週9位
10位 ドゥラメンテ 26勝(+0勝) 先週10位
首位のキズナは先週も5勝を積み重ね、年間104勝と早くも大台を突破した。一方、2位のロードカナロアは先週未勝利。3位キタサンブラックとの差は依然として大きくなく、こちらの争いも予断を許さない。秋競馬に突入しても、まだまだ上位3頭の競り合いは続いていきそうだ。
■生産者リーディング 本間牧場がおよそ3年半年ぶりにJRAの重賞制覇
先週のキーンランドCを制したサウンドモリアーナは本間牧場の生産馬。5番人気で迎えた一戦だったが、武豊騎手を背に2番手から押し切り、待望の重賞初制覇を成し遂げた。同場のJRA重賞制覇は2022年、グリューネグリーンが制した京都2歳S以来、およそ3年半ぶり。久々の勝利の美酒となった。果たしてここからスプリンターズSに向かい、初のGⅠ勝利をかなえることはできるだろうか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 422勝(+13勝) 先週1位
2位 社台ファーム 177勝(+8勝) 先週2位
3位 三嶋牧場 45勝(+1勝) 先週3位
4位 社台コーポレーション白老ファーム 52勝(+3勝) 先週4位
5位 下河辺牧場 43勝(+1勝) 先週5位
6位 ケイアイファーム 40勝(+0勝) 先週6位
7位 ノースヒルズ 43勝(+1勝) 先週7位
8位 ダーレー・ジャパン・ファーム 51勝(+4勝) 先週8位
9位 岡田スタツド 35勝(+1勝) 先週9位
10位 追分ファーム 35勝(+0勝) 先週10位
リーディング上位陣ではダーレー・ジャパン・ファームも先週13頭の出走で4勝を挙げ、勝率30%を超える好成績を残している。このうち2頭はあとがない3歳未勝利戦を勝ち上がってきたことを考えると、牧場にとっても大きな1勝だったといえるだろう。
今週で新潟・中京開催が幕を閉じ、短いようで長かった暑熱競馬も終了となる。そしていよいよ、競馬は秋の中山・阪神開催が目前。夏を休養にあてた実力馬に、戦い抜いた上がり馬が一同に会する決戦の時はもう間もなくだ。
写真:ぼん(@Jordan_Jorvon)
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