![[リーディング]騎手部門で半年ぶりに首位交代!前週までのトップ・C.ルメール騎手は帰国初週に王座奪還なるか](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/08/202608182-scaled.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング キーンランドCへ弾み!好調の長谷川浩大師が週間3勝の好調
土曜中京3Rの2歳新馬芝1200m戦(セイウンマイラヴ・田山旺佑騎手)でこの週最初の勝利を挙げた長谷川浩大厩舎は、札幌10Rの知床特別(3歳上2勝クラス 芝1200m戦 ハリウッドメモリー・横山和生騎手)も制し、出走機会2連勝を飾った。翌日曜も中京4Rの3歳未勝利芝2000m戦(ダーコ・田山旺佑騎手)が勝ち、この週は出走させた5頭中3頭が1着という素晴らしい成績を収めた。

同厩舎はこの1ヶ月で7勝。月間の厩舎部門では杉山晴紀厩舎に次ぐ勝利数を堀宣行厩舎と共に挙げており、好調の波に乗っていると言えるだろう。今週はキーンランドCにナムラクララを出走させる予定。かつて姉ナムラクレアが勝利した道を、妹もなぞらえていくことはできるか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 45勝(+3勝) 先週1位
2位 大竹厩舎 32勝(+0勝) 先週2位
3位タイ 斎藤誠厩舎 30勝(+0勝) 先週3位タイ
3位タイ 藤原厩舎 30勝(+0勝) 先週3位タイ
3位タイ 手塚久厩舎 30勝(+0勝)先週3位タイ
6位 池江厩舎 29勝(+1勝) 先週6位
7位 鹿戸厩舎 28勝(+2勝) 先週9位
8位 矢作厩舎 27勝(+0勝)先週7位タイ
9位タイ 寺島厩舎 26勝(+0勝) 先週8位タイ
9位タイ 福永厩舎 26勝(+1勝) 先週10位
先週の土曜札幌1Rで勝利したブルーフリーディーン(小林美駒騎手)を管理する小林真也師は、これが現役139人目となるJRA通算100勝。6年目となる調教師生活で節目の数字に到達した。近年ではミステリーウェイやサンライズアムールといった重賞馬に加え、ローベルクランツやサイモンザナドゥ、ダブルジョークといった今後の活躍が期待できる馬をコンスタントに送り出していることも注目したい。
■騎手リーディング ついにリーディング首位交代!そして、今週からルメール騎手が復帰
先週、岩田望来騎手は日曜中京7Rの中京記念(GⅢ 3歳上OP 芝1600m戦 ラヴァンダ・中村直也師)を筆頭に3勝。これで今年の勝利数を92とし、C.ルメール騎手を抜いてトップに躍り出た。騎手リーディング首位が入れ替わるのは2月1週以来半年ぶりとなる。

しかし、ルメール騎手はワールドオールスタージョッキーズを控えている今週から、満を持して日本での騎乗に復帰する予定。その差はわずか「1」で、早ければ土曜日の札幌2Rで再び首位交代、という可能性もある。果たしてこれが、長らく続く「岩田望来時代」到来のきっかけとなるか。はたまた、ルメール騎手が「ルメールの大返し」と言わんばかりに天下を取り返すか。今週は、そんなところに着目するのも良いだろう。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 岩田望騎手 92勝(+3勝)先週2位
2位 C.ルメール騎手 91勝(欧州騎乗)先週1位
3位 松山騎手 84勝(+3勝)先週3位
4位 横山武騎手 76勝(+1勝)先週4位
5位 西村淳騎手 71勝(+4勝)先週6位タイ
6位タイ 川田騎手 69勝(+2勝)先週6位タイ
6位タイ 坂井騎手 69勝(+1勝)先週5位
8位 丹内騎手 59勝(+0勝)先週8位
9位 戸崎騎手 58勝(+2勝)先週9位
10位 荻野極騎手 57勝(休養)先週9位
先週、田辺裕信騎手と共に週間トップタイとなる5勝を挙げたJ.コレット騎手。日本での騎乗を開始してからおよそ1ヶ月が経過したが、13勝と健闘している。JRAでの通算勝利数も、昨年この時期に来日し、同じく中京を主戦場としていたA.バデル騎手と同じになった。

日曜中京11Rでは9番人気だったセルズパワーを同着1着までエスコートし、2週前には8番人気ジャスティンルマンを勝利に導いているように、人気薄での活躍も多い。今週は世界の名手が集うワールドオールスタージョッキーズに注目が集まりそうだが、中京、新潟で騎乗を予定している彼にも引き続き熱い視線を傾けたい。
■種牡馬リーディング ハーツクライ産駒の成長力を見せる勝利!リーディング争いはロードカナロアが2位に浮上
先週日曜の札幌記念を制したシェイクユアハートはハーツクライ産駒。これが3つ目の重賞タイトルとなった同馬だが、その戦績はまさに年を重ねて強くなるハーツクライの血が存分に出ているとも感じ取れるもの。
代表産駒のドウデュースやリスグラシューがそうであったように、まだまだ競走馬としての成長曲線を描いていると考えられるような走りだった。もしかすると、晩年にハーツクライが残した最後の大物となるかもしれない。リーディング上位の種牡馬たちに比べて産駒はさほど多くないなか、36位という順位につけているのも、改めて偉大さを感じる。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 キズナ 99勝(+3勝) 先週1位
2位 ロードカナロア 72勝(+6勝) 先週3位
3位 キタサンブラック 67勝(+0勝) 先週2位
4位 エピファネイア 77勝(+6勝) 先週4位
5位 ドレフォン 60勝(+1勝)先週5位
6位 レイデオロ 54勝(+1勝) 先週6位
7位 サートゥルナーリア 60勝(+3勝)先週7位
8位 モーリス 49勝(+3勝)先週8位
9位 ゴールドシップ 20勝(+0勝)先週9位
10位 ドゥラメンテ 26勝(+1勝)先週10位
キタサンブラックとロードカナロアの2、3位争いを3週間にわたって追い続けてきたが、先週0勝だったキタサンブラックにかわり、6勝を挙げたロードカナロアが2位に浮上した。
しかし、依然として2頭の賞金差は約6000万円とわずか。そして、ロードカナロアと首位キズナの差もおよそ1億3000万円ほどで、2頭で2、3位争いを繰り広げている間に、いつの間にか首位キズナとの差がなくなっている可能性もある。
こう考えると、まだまだ種牡馬のリーディング争いに決着がついたとは言い難い。三つ巴から誰が差を広げるのか、引き続き追いかけたいところだ。
■生産者リーディング 森永聡氏が2年連続のJRA重賞制覇
日曜中京7Rの中京記念を制したラヴァンダを生産した森永聡氏。これで昨年のアイルランドトロフィーに続き、2年連続でのJRA重賞勝利となった。過去にはオヤコダカやヨハネスボーイといった、ホッカイドウ競馬で活躍した馬を多く輩出していた同氏。いよいよJRAのGⅠを制することも夢ではなくなってきたのではないだろうか。

なお、グレード制導入以後、中京記念で生産者と馬主が同名である馬の勝利は、1988年にこのレースを制したトップコート以来2例目である。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 409勝(+14勝)先週1位
2位 社台ファーム 169勝(+6勝)先週2位
3位 三嶋牧場 44勝(+2勝)先週3位
4位 社台コーポレーション白老ファーム 49勝(+1勝)先週4位
5位 下河辺牧場 42勝(+2勝)先週5位
6位 ケイアイファーム 40勝(+5勝)先週6位
7位 ノースヒルズ 42勝(+0勝)先週7位
8位 ダーレー・ジャパンファーム 47勝(+1勝)先週8位
9位 岡田スタツド 34勝(+1勝)先週10位
10位 追分ファーム 35勝(+0勝)先週9位
札幌記念を制したシェイクユアハートの生産者は社台ファーム。これが同競走6勝目となるが、意外にも社台レースホース名義以外の勝利はエアグルーヴ以来2頭目である。また、これまで8勝を挙げてトップの勝利数を誇っているノーザンファームも、牧場系列のクラブで飾った勝利は2回のみで個人馬主で挙げた1着の方が多い。
これにより、札幌記念ではクラブ系が強い社台ファームと、個人馬主で勝利を積み重ねているノーザンファームという、真逆の成績が打ち出される面白いデータとなった。来年、札幌記念にこの牧場の生産馬が出走してきたら、ここに着目してみるのも面白いかもしれない。
夏競馬の天王山と言える札幌記念を終え、お盆も終了。季節はここから一気に秋へ向かっていく。とはいえ残暑が続く昨今の気象状況からも、まだまだ熱中症に対する警戒を緩めてはいけない。引き続き、気を引き締めて対策にあたりたいところだ。
とはいえ、2歳重賞も本格化し、1か月半後にはGⅠのスプリンターズS、そして凱旋門賞が控えている。スケジュールを見ると、ワクワクせざるを得ないシーズンなのは間違いない。先週のシックスペンス、シュトラウスに続き、今週もフィンガー、サトノレーヴと海外競馬に挑戦する馬たちがいる。それを無事に見届け応援するために、我々ファンも健康でい続けたいものだ。
写真:ぼん(@Jordan_Jorvon)
![[対談・治郎丸敬之×緒方きしん]片目のサラブレッド・福ちゃんがついに初出走!「革命」のデビュー戦を振り返る](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/08/202608112-1-300x225.jpg)
