8/16(日) 若鮎賞:盛岡 芝1600m

岩手名物の2歳芝重賞です。
創設は2000年で、2012年に重賞へと昇格しています。
芝初挑戦の馬、マイル戦初挑戦の馬などが集結するため、未知数でチャレンジ性の高いレースになります。

ここから盛岡の芝レース戦線で活躍していく馬も多い、いわゆる「出世レース」だけに、その結果には注目が集まりますが、同時に波乱も多いレースでもあります。
特に2016年勝ち馬メドゥシアナ(9番人気)、2017年勝ち馬ベストロード(8番人気)、2018年勝ち馬マリーグレイス(8番人気)、2019年勝ち馬シーサンプーター(6番人気)は、いずれも当時は未勝利馬。ダート短距離戦などで強い勝ち方をして人気を集めた馬を相手に、未勝利馬が堂々の勝利を収められるのが、この時期の不確定要素の強いメンバー構成ならではの魅力と言えるでしょう。

9月に開催される芝の全国地方交流重賞「ジュニアグランプリ」のトライアルでもあり、そこを見据えた走りをしたいところ。本気でタイトルを狙う陣営から、芝適性をとりあえず試したいという陣営までいますから、馬の適性度に加えて各陣営の本気度も読み取りたいレースです。
目標となる馬になるのは、若鮎賞とジュニアグランプリを制覇して中央・朝日杯3歳Sでも3着に食い込んだネイティヴハートではないでしょうか。中央の重賞も制覇した大先輩の後を継ぐ素質馬の登場が期待されます。

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