ロータスクラウン賞:佐賀 2000m

2004年に創設された3歳重賞です。
九州の3歳三冠最終競走として親しまれているレースで、「3歳秋のチャンピオンシップ」シリーズの指定競走でもあります。
高知競馬・佐賀競馬の所属馬たちが、中距離戦で覇を競います。

前身となる佐賀菊花賞・九州菊花賞は1990年から2003年までに14回ほど開催されているレースでした。
しかし九州競馬のクラシック体系リニューアルに伴い、開催回次のカウントもリセットされています。
距離は従来2000m開催だったものをリニューアルと同時に1800mへ変更していましたが、その後2018年より再び2000m戦となっています。

ロータスクラウン賞に改名以降、長らく勝ち馬には佐賀所属の牡馬が並びましたが、2014年に高知所属の牝馬・クロスオーバーが勝利すると、2016年ドンプリムローズ、2019年スーパージンガと佐賀所属の牝馬も勝利するようになりました。

基本的には大本命がそのまま期待に応え勝利する展開の多いレースですが、2017年には2着が8番人気馬・3着が7番人気馬(出走馬は8頭)と、波乱が巻き起こりました。牝馬3頭での決着となった2016年も、2着馬は6番人気・3着馬は10番人気と、伏兵の飛躍が目立ちました。相手選びという意味では油断は禁物です。

ロータス(Lotus)とは、蓮のことを指します。一般公募で決まった「ロータスクラウン賞」という名称は、佐賀平野に咲く蓮の花に由来するそうです。
蓮の花言葉は「清らかな心」「神聖」。今年も美しき優駿たちが咲き乱れ、華やかなレースを展開してくれるでしょう。

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