[大阪杯2021]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜大阪杯編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

日曜日は育成シナリオでも目標レースに設定されることが多いG1大阪杯の出走馬から、ウマ娘に関わる血統の馬を紹介したいと思います。

大阪杯とは?

2017年よりG2からG1に昇格し、名実ともに春の中距離馬の大目標となったレース。
G1に昇格した第1回はアプリでも優秀なサポート性能を誇るキタサンブラックが勝利をおさめているほか、G2時代にはトウカイテイオー・メジロマックイーン・ダイワスカーレットなど、多くのウマ娘のモデルとなった馬が勝利しています。
それゆえに育成目標として設定されているウマ娘も多く、プレイヤーにとっては馴染み深いレースではないでしょうか。

今年の大阪杯で注目を集めているのは、コントレイルとグランアレグリアという2頭のスターホース。

コントレイルは父がディープインパクト。2005年に無敗の三冠を達成したこの名馬の名は、ウマ娘でしか競馬に関わったことのない人でも知っている人が多いのではないでしょうか。コントレイルは昨年そのディープインパクトやウマ娘では生徒会長として登場するシンボリルドルフと同じく無敗の三冠を達成し、既に歴史的名馬と言っていいほどのお馬さんです。

グランアレグリアは昨年の安田記念、スプリンターズS、マイルCSを制した牝馬。この馬の魅力は何と言ってもその圧倒的な末脚。短距離、マイルで示したその圧倒的なスピードを2000mと言う中距離の舞台でも発揮できるかが注目されています。こちらも、父はディープインパクトです。

今日はそんな強力な2頭に挑むウマ娘関連血統馬を紹介します。

レイパパレ

レイパパレは母の祖父が「チケゾー」こと、ウイニングチケットです。
ウマ娘ウイニングチケットは、その真っすぐな熱血ぶりで推している方も多いかと思います。

ウイニングチケットと言えばウマ娘でもライバル関係が描かれているビワハヤヒデ、ナリタタイシンとともに「BNW」の一角として1993年のクラシックを盛り上げました。当然3頭とも種牡馬としても期待されていたのですが、時代はサンデーサイレンスと言うそれまでの競馬史をひっくり返すほどの大種牡馬がいた時代。そんな中にあっての種牡馬としての戦いは非常に厳しいものでした。
ウイニングチケットも1999年のフェアリーS(G3)を勝ったベルグチケットなどスポット的に良い馬を出すことはありましたが、その血を大きく広めるほどの活躍馬を出すことは叶わいませんでした。それはビワハヤヒデ、ナリタタイシンも同じで、今日ではこの3頭の名を血統表で見つけ出すこともなかなか難しい状況です。

そんな折、彗星のように現れたのがこのレイパパレです。レイパパレはこれまで5戦5勝の負け知らずの牝馬。これまでG1級の強敵との対戦はありませんが、どのレースも余力をもって勝利していて、競馬ファンの間でも「これは大物かもしれない」と噂されるほど未知の魅力はたっぷり。
ウイニングチケットの血を広める可能性を持った馬なので、チケゾーファンはもちろん、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンのファンの方にも応援してほしい1頭です。

アーデントリー

実績面ではこのメンバーではやや見劣りますが、このアーデントリーは父エイシンフラッシュ、母の祖父サクラバクシンオーと、ウマ娘に登場する競走馬2頭の血を受け継いでいるサラブレッドです。

アーデントリーはこれまで4勝をあげていますが、その4勝の単勝人気は7番人気、3番人気、7番人気、12番人気と人気薄での好走が多い生粋の穴馬。最近2戦も12番人気1着、14番人気2着と立て続けに人気薄で好走しており勢いを感じさせます。

これがG1初挑戦となりますが、調子の良さでこの舞台でも「アッ」と言わせる可能性は秘めています。

ハッピーグリン

ハッピーグリンは、母の父がアグネスタキオンです。ウマ娘でアグネスタキオンを育成していると大阪杯が目標レースに入ってくるくらいですから、血統的な面から見る適性は十分にあると言えそうです。

この馬は笠松から中央入りしたオグリキャップと同じように地方自治体が運営する地方競馬から国が運営する中央競馬に移籍してきた馬。ハッピーグリンの場合は、ホッカイドウ競馬で走っていた馬でした。

近走は、適性距離よりもやや長めと思われる距離を走ったり10か月近い休養を挟んだりしたこともあって結果を残せていませんが、休養明け2戦目で適性距離に戻った今回は突然の激走があっても驚けない実力馬です。

このレースは前述のとおり、コントレイルとグランアレグリアという、既に歴史的名馬と言える2頭の対決に注目が集まるレースで、スポーツと言う観点からも見ごたえのあるレースになることは間違いありません。

「ウマ娘」で競馬に興味を持った方は是非このレースから競馬を見始めてみるのもいいかもしれません。

開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
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