本題の前に、というか本題とも大いに関連するのですが、母父トウカイテイオーのレーベンスティール号がセントライト記念を制し、初の重賞タイトルを手にしました。ネットにはファンの皆様の喜びの声があふれていましたね。そして、クワイトファインについても言及していただける方も多いので、ますます活動の追い風にしなければなりません。 さ...
ブログ・手記の記事一覧
繁殖牝馬は買っておしまい、ではありません。そのことは誰よりも僕が分かっているつもりです。昨年は繁殖牝馬セールからわずか1か月後に、慈さんからダートムーアが流産してしまったとの電話がかかってきました。ひとときも気が休まることはないのです。スパツィアーレもまず社台ファームから馬運車に乗って、碧雲牧場まで運ばれ、新しい環境に...
前回、前々回と競走馬のセカンドキャリアについて私見を述べましたが、ちょうどJRA3歳未勝利戦が終るタイミングですので、サラブレッドの経済的価値がどのように見積もられていくか、もう少し述べてみたいと思います。 JRAでの登録が抹消されると、(1)同じオーナーで地方移籍、(2)売却され地方移籍、(3)繁殖入り、(4)引退、...
「よく落とせましたね」と皆に言われ、冷静になって考えてみると、たしかに種付け料300万円(当時)のルーラーシップを受胎したスパツィアーレを550万円(税込み)で落札できたのですから、良いお買い物だったと思います。なぜスパツィアーレは激しい競り合いにならなかったのでしょうか。 祖母に名牝ステラマドリッドがいる良血ですが、...
下見をさせてもらった白老ファームの馬たちが登場し、さすが110番のゴールデンドックエーは17歳にして1375万円の値をつけました。1頭でも取れたら回収できると考えるならば安い買い物なのかもしれません。ファナティックは2035万円、アルスフェルトは3300万円です。これぐらいの値がつくとは分かっていましたが、あまりに自分...
前回のコラムにいくつかご意見をいただきましたので、引き続きこのテーマで書きたいと思います。 一般的に、競馬にさほど詳しくない方々から見ると、「中央競馬=現役」で、それ以外は地方競馬であれ繁殖であれ「引退馬=保護すべき対象」と思われるかもしれません。 もちろん、それが誤った認識であることはこのサイトの読者の皆様なら...
朝起きて、準備を済ますと、碧雲牧場の慈さんはすでに迎えに来てくれていました。「昨日もなかなか眠れなかったですよ」と僕が言うと、「いやー、僕もです(笑)」返ってきました。彼も僕も昨日は買えなかったのですから、今日1日が勝負です。ジェイエス繁殖馬セールが開催される静内の会場まで、車でおよそ1時間。今日の狙い馬について話しな...
日高の牧場の生産者さんたちを誘って、軽く食事に行くことにしました。ミックスセールでは、誰も繁殖牝馬を買えなかったようです。生産者同士の声には競馬の源流が感じられ、僕にとっては興味深い話ばかり。ひと昔前、馬が全然売れなくて食卓に肉が出てこなかった時代の貧乏話から、最近流行りの引退馬支援についてまで、理想と現実のはざまで世...
このコラム…というよりウマフリ読者の皆様には、引退馬支援の活動に興味を持たれている方も多いと思います。競馬のニュースを見聞きしていれば、嫌でも「引退馬」関連のニュースを目にすることは多いでしょう。 そして、正直私も不勉強だったのですが、2022年の競馬法の一部を改正する法律の付帯決議(衆・参の農林水産委員会)において...
ようやく3桁万円台が出たのが9番目の馬でした。それでも900万円。すぐ次にまた1550万円と4桁に戻ってしまいます。予算が500万円の僕には場違いな気がしてきました。ひと声で落ちそうかなと思っていた馬が800万円になったり、昨年は主取り(誰も購入希望者がいなかった)の馬が出てきて、500万円で取引された時はさすがに驚き...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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