ジャパンカップも終わり、いよいよ暦は師走。競馬界も有馬記念に向けての締めくくりの季節となった。今年は11月から行われている阪神開催も開催の区切りを越え、師走競馬としての再スタート。12月最初の開催のメインレースはG3チャレンジカップとなった。今年は少頭数ながら期待の新星登場に期待が集まった。 レース概況 今年のチャレン...
レース回顧の記事一覧
ステイヤーズステークスは、日本の平地競走で最長距離を誇る。中山内回りコースを2周し、直線の急坂を三度も上らなければならない過酷なレースだ。そのため、『マラソンレース』とも呼ばれるが、年に1度の珍しい条件で行われるため、このレースを愛するファンは少なくない。 そんな特殊な条件下で行われる本レースだからこそ、今年も9歳馬な...
11月の暮れに行われる伝統の2歳重賞、京都2歳ステークス。今年は京都競馬場の改修で阪神芝2000mで行われた。京都2歳ステークスの前身であるラジオNIKKEI杯2歳ステークスと同じ舞台で行われた今年は、10頭のメンバーで争われた。過去にはダービー馬も巣立ったこの舞台からクラシック戦線に名乗りを上げるのは果たしてどの馬か...
京都競馬場の年間のフィナーレを飾る重賞として定着していた京阪杯だが、2020年は京都競馬場の馬場改修工事のため、阪神競馬場で実施されることとなった。過去10年の連対馬からは、後にロードカナロアやビッグアーサーがGⅠを制し、ハクサンムーンやダノンスマッシュがGⅠで2着するなど、出世レースの側面もある。 一方で、毎年のよう...
デアリングタクト、史上初・無敗の牝馬三冠達成。コントレイル、史上初・無敗の父子三冠達成。アーモンドアイ、史上初・芝のGⅠ8冠達成。 この秋、中央競馬では史上初の偉業が3週連続で達成された。さらに、記録を達成したこれら3頭の陣営が、揃ってジャパンカップに参戦することを表明し、その直後から『空前絶後』『百年に一度の戦い』『...
JBCとチャンピオンズCの狭間でメンバーがやや手薄になる傾向にある浦和記念。しかし今年はジャパンダートダービーを制した3歳馬ダノンファラオ、前走の日本テレビ盃で重賞初制覇を飾って勢いに乗っているロードブレス、ダート重賞戦線で安定した成績を残している8歳馬ウェスタールンドの3頭に、デルマルーヴルを加えた4頭が人気を集める...
過去にはワグネリアンやディープブリランテがこのレースをステップにダービーを制し、昨年の勝ち馬コントレイルはご存知の通り、無敗の3冠馬に。 まさにクラシックへの登竜門ともいえる東京スポーツ杯2歳ステークス。今年は10頭の出走となった。少頭数ながら楽しみなメンバー構成、果たしてどの馬がクラシック戦線に名乗りを上げたのか。 ...
創設以来初めて、阪神競馬場を舞台に行われたマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ。 春の安田記念と共に春秋マイルG1の一角を担い、過去にはタイキシャトルやデュランダルなど名マイラーを多く輩出した。 さらに天皇賞など中距離で戦ってきた猛者や短距離界を制圧した短距離王などもこぞって出走するだけあって、毎年ハイレベルなレー...
関西が誇る伝統の2歳重賞「デイリー杯2歳ステークス」。 今年は例年の開催地・京都競馬場ではなく、阪神競馬場の芝1600mで行われた。すなわち12月に行われるG1朝日杯フューチュリティステークスや阪神ジュベナイルフィリーズと同じ舞台であり、次走を見据えた上ではいつも以上に貴重な前哨戦となった。このレースをステップにクラシ...
2020年の福島記念は、5年ぶりに開催最終週に行われることとなり、福島競馬の年間のフィナーレを飾るレースとなった。「ローカル重賞」「多頭数」「ハンデ戦」と、予想を難しくしそうな要素がたくさん詰まったレースではあるが、意外にも過去10年で馬連万馬券や3連単の配当が10万円を超えたレースは共に2回だけ。実はさほど荒れずに、...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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