春の浦和開催の名物競走「さきたま杯」。浦和競馬場のダート1400mを舞台に行われる重賞競走で、これまで23回の歴史が刻まれている。このレースの特徴は「地方馬が好走しやすい」という点。過去10年で見ても2011年にナイキマドリード、2016年にはソルテと、地方馬が2勝をあげている。さらに昨年もキタサンミカヅキが3着に粘る...
レース回顧の記事一覧
史上初となる無観客競馬でのオークス開催。それだけでも話題になるであろう一戦に、63年ぶりの大記録を狙う牝馬が参戦した。無敗の二冠達成を目指す牝馬・デアリングタクト。2戦2勝で挑んだ桜花賞を完勝し、単勝1.6倍というオッズが、彼女の偉業達成への期待を表していた。2016年シンハライト以来、連勝を重ねている「オークス1版人...
上半期ダートグレードの大一番帝王賞の前哨戦、平安S。ダート界のトップレベルへの挑戦に向け『新興勢力』同士の争いになる傾向があったレースだが、今年は春先のドバイミーティング中止の影響もあってか、オメガパフュームとゴールドドリームというGⅠ馬が名を連ねた。ダートグレードや海外遠征など選択肢が多いダート界では、フェブラリーS...
春の牝馬チャンピオン決定戦「ヴィクトリアマイル」。このヴィクトリアマイルは2006年に創設されたレースで、第1回の覇者は名牝・ダンスインザムードでした。その後もウオッカ、ブエナビスタ、アパパネと、数多くの名牝が力強く駆け抜け、勝利を飾ったレースです。 そのような華やかなヴィクトリアマイルに、今年は歴史的名牝アーモンドア...
京王杯SCとは不思議なレースだ。安田記念の最有力ステップレースでありながら2000年以降このレースを経由して安田記念を勝ったのはたった4頭(01年ブラックホーク、05年アサクサデンエン、12年ストロングリターン、17年サトノアラジン)。そして、その馬たちの京王杯における着順は3、1、4、9着。京王杯SC→安田記念を連勝...
2020年の川崎記念は、3頭の「歴代王者」が出走。 昨年の勝ち馬ミツバ、一昨年の勝ち馬ケイティブレイブ、2017年の勝ち馬オールブラッシュ。 これに加えて、昨年浦和で行われたJBCクラシックを制したチュウワウィザードを合わせた4頭のJpn-1レースを制した馬が出走した。 また、まだJpn-1レースを制していないものの、...
歴史ある古馬重賞レース「アメリカジョッキークラブ賞(AJCC)」。 1960年に日米友好の一環としてスタートしたAJCCは、2020年で第61回目を迎えました。 2019年は、1年1ヶ月ぶりのレースとなったシャケトラが菊花賞馬フィエールマンを見事に競り落とし、記憶に残る復活勝利を飾りました。 過去には、現在種牡馬として...
伝統の古馬G2競走「日経新春杯」。 1990年代には、カミノクレッセやムッシュシェクル、メジロブライトなど個性的な馬が勝ったレースで、競馬のオールドファンにはたまらないレースともいえます。 この原稿を書いている私自身も、1998年のエリモダンディーの大外一気の末脚は今でも忘れられず、目に焼き付いています。 近年は201...
土曜日唯一の重賞競走ということもあってか、ローカルの小倉競馬場にトップジョッキーが集った。 中でもセンテリュオに騎乗するルメール騎手は、2015年9月の小倉2歳ステークス以来4年半ぶりの小倉競馬場での騎乗となった。他にも武豊騎手、川田騎手、池添騎手など重賞競走にふさわしい騎手が揃って小倉にやってきた。 しかしこの愛知杯...
船橋市古作は下総台地が立ち上がるところにある。 JR西船橋駅より南は東京湾に面した低地が広がるが、反対側の北は分厚い関東ローム層が作る台地になる。松戸へと広がる下総台地と湾口部の低地との境界上に立地するのが中山競馬場。南北に立つスタンドに対し馬場は東側、パドックは西側にあり、冬は下総台地の北西からなめるように吹く風に馬...
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語り継がれし「名馬」たち
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