![[うまんまパークブログ]第2回〜ホーストラストに伺って来ました〜](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/09/IMG_1366-1.jpeg)
ウマフリ読者のみなさま、こんにちは。
うまんまパーク代表の佐久間拓士です。
第2回のブログでは、うちの馬たちのお話をしようと思っていたんですが、先日、鹿児島にあるホーストラストにお伺いさせていただいたので、せっかくのブログですからその時のお話をさせていただければと思います。

皆さんは、ホーストラストをご存知でしょうか。
鹿児島県の北部に位置し、山を切り拓いたような広大な土地に複数の放牧地を設け、その中で複数の馬たちを放し飼いのような状態にする「馬本来の生き方」にフォーカスを当てた飼育方法を行っている養老牧場です。
鹿児島のホーストラストは、小西英司さんが理事長を務めていらっしゃいまして、北海道では小西さんの想いに賛同した酒井政明さんがのれん分けのような形でホーストラスト北海道を運営していらっしゃいます。
実は、私の個人所有の牝馬もホーストラスト北海道でお世話になっているんです。受胎率が悪くなったため繁殖を引退させたんですが、もともと広い放牧地で放牧されてた馬を茨城に持ってくるのは可哀想だと思い、そのままホーストラスト北海道に預託をしています。
そんな経緯もあって7月にはホーストラスト北海道、8月に鹿児島のホーストラストに視察の意味合いも兼ねてお伺いさせていただきました。この界隈でやっていくにはやはり一度、ホーストラストを見ておかないといけないですからね。

ホーストラストさんのベースは昼夜放牧です。馬の怪我などアクシデントの防止を最重要視するのなら舎飼に代表されるようなある程度人間の管理下に置くという飼育方法が必要ですから放牧中の怪我や事故は少なからずあるようですが、ある種、「天命に任せる」というイメージが近いのかなとも感じました。
ホーストラストでは「終生飼育」、つまり最期の看取りまでを行っていると聞いていました。同じように引退競走馬を繋養している立場としては、老齢馬の扱いや管理はどのようにしているのか、大変興味深かったので実際に見させていただきました。昼夜放牧がベースとはいえ、繋養されている馬の中には舎飼になっている馬もおり、寝起きも人の介助がないとできないような馬もいました。ホーストラストでの舎飼は、人間で言うと老人ホームのような感覚にも近いのかもしれません。「天命に任せる」とは言いつつも、最期の瞬間まで馬たちをしっかりと扱っており、手厚いケアをしているなという印象を受けました。

理事長を務める小西さんは今年で70歳を迎えるそうですが、「最終的な行き先がない馬がいるんだったら全て受け入れるくらいの気持ちでいる」ということをおっしゃっており、「もっとこんな風にしたい」、「こういうことをやりたい」という熱意を次から次へと話してくださいました。
良くも悪くも自分じゃなきゃできていないとハッキリおっしゃっていて、強い気持ちを持って取り組んでおられる姿に大きなエネルギーを感じました。私なんかは「いつどうやって終わらそうかな」と思っていましたが、まだまだだなぁと思わされましたし、何より馬に対してのパッション、バイタリティの強さに感服しました。

うまんまパークでは現在、放牧と言えばサンシャインパドックを使った放牧に留まっていますが、今回ホーストラストにお伺いしてみて、ぜひ集団放牧にもチャレンジしてみたいと思いました。
やはり、広い放牧地に放してあげることは、馬のメンタルケア、安らぎの部分で非常に良い影響があると感じます。
幸い、うまんまパークには角馬場もありますし、他場からきた馬たちとの擦り合わせの仕方なども聞けたので、参考にしてみたいと思います。

私自身の個人としては、できるのなら引退競走馬たちの生活を事業として成り立たせたいという気持ちがあります。
ホーストラストのように多くの馬ではなくても、1頭でも2頭でも事業として飼育できるというモデルを提示して1人でも多くの人が、1頭を養える環境が増えてくれたらいいなと思っています。そのためには、生産者さんや馬主さんをはじめ、我々のような競走馬たちに密に関わっている人たちが先頭に立って動くのが理想で、競馬ファンの皆さんに支援を募ったりするのは最後の手段なんじゃないかと思っています。
このような問題にはすぐに“これ”という答えは出ませんけど、今回の訪問はすごく勉強になりましたし、これからの一つの指針となったような気がしています。何より「馬に対する純粋な思い」を小西さんと共有できて本当に良かったなと思います。
また時間を作ることができたら、いろいろな牧場さんにお伺いして意見の交換が出来たらいいなと思います。

さて、うまんまパークでは9月末まで馬洗い体験を実施しています。
少し涼しくなってきて過ごしやすい陽気になって来ましたので、まだ体験していらっしゃらない方はぜひお申し込みのうえ、ご来場いただけますと幸いです。
2026年も残すところあと4分の1程度ですが、後半のうまんまパークはイベントが盛りだくさんです。10月には恒例のハロウィンパーティ、今年も馬たちに仮装してもらおうかなと企画していますよ。

11月にはチャリティオークション、こちらも年2回開催が恒例になっていますね。4月の回では中央、地方問わず、様々な競馬関係者からご提供をいただいた品を出品させていただきまきた。今回も乞うご期待です。

12月は年末のイベントとして、うまパ祭を開催予定です。ふれあい体験や子どもたちも楽しめる企画の開催のほか、ワークショップやキッチンカーなども出店いただく、うまんまパーク最大のイベントです。昨年末は残念ながら天候不良によって中止になってしまったので、今年こそはぜひ開催したい思いです。みなさまお誘い合わせのうえ、ご来場ください。

細かい日程は決まり次第、SNSで告知しますのでぜひチェックをお願いします。
次回の更新もお楽しみに。
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