![[リーディング]騎手部門のリーディングは大激戦!!三つ巴を制するのは果たして 丹内祐次騎手はJRA通算700勝に到達](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/09/202609152-scaled.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 首位を堅守!杉山晴紀厩舎が2勝で弾みをつける
今週も盤石の勝利加算だ。土曜阪神5Rの2歳新馬芝1600m戦(ブラッドバローズ・松若風馬騎手)でこの日最初の勝利を挙げた杉山晴紀厩舎は、阪神11RのチャレンジC(3歳上オープン ハンデ GⅢ 芝2000m戦 ジョバンニ・松山弘平騎手)も制覇。2歳時からGⅠのホープフルSで2着となるなど、早くからその才能を覗かせていた素質馬がついに初タイトルを手にした。

杉山晴厩舎は翌日も中山11Rのセントライト記念でサヴォアフェールが2着となるなど、重賞で管理馬が2日続けて好走。秋のGⅠシーズンを前に実力馬がしっかりと好走しており、厩舎力の高さを改めて感じさせる結果だった。
現在、2位の矢作厩舎とは11勝差。このセーフティリードを維持したまま、年末まで逃げ切り態勢に持ち込めるだろうか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 47勝(+2勝) 先週1位
2位 矢作厩舎 36勝(+0勝)先週2位
3位 斎藤誠厩舎 35勝(+2勝) 先週3位タイ
4位 大竹厩舎 33勝(+0勝) 先週3位タイ
5位 池江厩舎 32勝(+0勝) 先週5位
6位タイ 藤原厩舎 31勝(+0勝) 先週6位タイ
6位タイ 手塚久厩舎 31勝(+0勝)先週6位タイ
8位 鹿戸厩舎 30勝(+0勝) 先週8位
9位タイ 中館厩舎 29勝(+2勝) 先週10位タイ
9位タイ 寺島厩舎 29勝(+1勝) 先週10位タイ
9月も2週目に入ったが、昨年9月、最も高い勝率(31.3%)を記録したのが美浦・黒岩陽一厩舎と栗東・高柳大輔厩舎。このうち黒岩厩舎は今年も好調で、現時点の月間成績は【2-3-0-3】。勝率25%、複勝率62.5%と非常に安定している。
さらに過去10年(2016年~2025年)における月間成績を見ても、9月の勝率、連対率、複勝率が最も高い。先週も3頭を送り出し、1勝2着2回と絶好調だ。「9月男」と呼んでも良い黒岩厩舎の管理馬に、今月は注目かもしれない。
■騎手リーディング 岩田望来騎手がトップに返り咲く!松山弘平騎手も一気加速で、上位3人は三つ巴状態に
上位3人の首位争いが激しい。先週の開始時点でトップだったC.ルメール騎手は2勝を挙げたが、それ以上の勝利数を加算したのが松山弘平騎手と岩田望来騎手。前者はジョバンニでのチャレンジC勝利を含む5勝を挙げ、後者は土日の阪神と中山で4勝とかなりの好調ぶりだ。


これにより、岩田望騎手は再び首位に返り咲き、3位の松山騎手も2位ルメール騎手まで5勝と迫る躍進。夏競馬が始まる前まではルメール騎手の1強態勢に見えていた騎手リーディングだが、ここにきて一気に上位は拮抗してきた。果たして、この混戦から抜け出すのはどのジョッキーか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 岩田望騎手 104勝(+4勝) 先週2位
2位 C.ルメール騎手 103勝(+2勝) 先週1位
3位 松山騎手 98勝(+5勝) 先週3位
4位 横山武騎手 81勝(+1勝) 先週4位
5位 坂井騎手 80勝(+1勝) 先週5位
6位 西村騎手 78勝(+1勝) 先週6位
7位 川田騎手 75勝(+1勝) 先週7位
8位タイ 丹内騎手 62勝(+1勝) 先週9位
8位タイ 戸崎騎手 62勝(+2勝) 先週10位
8位タイ 横山和騎手 62勝(+4勝) 先週8位
先週、かなりの安定感を発揮したのが丹内祐次騎手。土日の中山で開催された全24レース中、22鞍に騎乗した同騎手は、そのうち12頭を馬券圏内に持ってきた。これだけの乗鞍がありながら、半数以上を好走させた手腕には感服である。
土曜11Rのラジオ日本賞では、相棒のユキマルを勝利に導いたことでJRA通算700勝にも到達した丹内騎手。リーディングでもTOP10にランクインしているベテランが、さらなる勲章を積み重ねることに期待したい。

■種牡馬リーディング キズナが父として阪神開催の世代限定牝馬GⅡ・GⅢをコンプリート
先週の日曜阪神11Rを制したモンローウォークはキズナ産駒。直線でもほぼ追われることなく、後ろを瞬く間に離していった同馬は本番の秋華賞でも有力候補になるだろう。
この勝利でキズナ産駒は、通常、阪神で開催される世代限定のGⅡ・GⅢ格である牝馬重賞を完全制覇。今後、GⅠの阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を制することがあれば、阪神開催の世代限定牝馬重賞を総なめすることになる。初年度産駒がデビューしてからまだ10年も経っていない現時点でこの記録を樹立しているのはかなりのハイペースだ。今年の2歳世代にも有力馬が多数スタンバイしており、早ければ来年にも残り2つの重賞を制してしまうかもしれない。引き続き、同馬の産駒成績からは目が離せないところだ。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 キズナ 115勝(+4勝) 先週1位
2位 ロードカナロア 80勝(+2勝) 先週2位
3位 キタサンブラック 73勝(+1勝) 先週3位
4位 エピファネイア 86勝(+2勝) 先週4位
5位 サートゥルナーリア 71勝(+4勝) 先週5位
6位 ドレフォン 65勝(+0勝) 先週6位
7位 レイデオロ 57勝(+0勝) 先週7位
8位 モーリス 57勝(+0勝) 先週8位
9位 ゴールドシップ 26勝(+1勝) 先週9位
10位 リアルスティール 38勝(+0勝)先週10位
日曜中山2Rの2歳未勝利戦を勝利したのはテキサス。同馬の父はBaaeedで、これが産駒のJRA初勝利だった。今年の外国産馬はFlightlineが話題の中心となっているが、実はBaaeedもこれまで3戦し、すべてが馬券内に好走している。同産駒は出走数が少ないためまだ何とも言えないが、Flightline産駒のショウナンガレオンが札幌2歳Sを快勝していることからも、今年は久々に「マル外旋風」が巻き起こるかもしれない。

■生産者リーディング ノーザンファームは23年ぶりにセントライト記念とローズSを同日制覇
先週のセントライト記念を制したジャスティンシカゴと、ローズSを勝利したモンローウォークはどちらもノーザンファームの生産馬。同場にとっては、2003年のヴィータローザとアドマイヤグルーヴ以来となる、セントライト記念とローズSの同日制覇を達成した。番組編成の都合上、近年は日曜と祝日の月曜にそれぞれ割り振られることが多かった2競走だけに、同日に勝利することができなかった。
前回覇者の2頭はこの勝利以降も息の長い活躍を見せ、重賞戦線やGⅠレースで主役を張っていた。今回のジャスティンシカゴとモンローウォークも、先輩たちに続く活躍を遂げることはできるか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 467勝(+7勝) 先週1位
2位 社台ファーム 192勝(+6勝) 先週2位
3位 三嶋牧場 50勝(+1勝) 先週3位
4位 社台コーポレーション白老ファーム 59勝(+1勝) 先週4位
5位 下河辺牧場 47勝(+1勝) 先週5位
6位 ケイアイファーム 42勝(+0勝) 先週6位
7位 ノースヒルズ 47勝(+0勝) 先週7位
8位 ダーレー・ジャパン・ファーム 55勝(+0勝) 先週8位
9位 岡田スタツド 38勝(+1勝) 先週9位
10位 千代田牧場 31勝(+0勝) 先週11位
千代田牧場が、追分ファームを抜いて10位に浮上。先週は日曜阪神10Rの仲秋Sをインヴォーグが制し、土曜阪神10Rの竹田城Sでもペンナヴェローチェが2着に入るなど、上級レースで生産馬の活躍が目立った。セントライト記念に出走したゴーイントゥスカイは6着に終わったが、トライアルを経て、菊花賞でどんな競馬を見せてくれるか楽しみだ。
今週末はシルバーウィークに突入。土曜早朝には米国でフォーエバーヤングが出走を予定しており、そこから中央競馬は3日間開催へ。それが終わったあとも、火曜日には金沢で白山大賞典が、水曜日は浦和でオーバルスプリントがおこなわれる。そして、シルバーウィークが終わった週の日曜日には、秋競馬最初のGⅠ、スプリンターズSが控えている。いよいよ本格化した秋の競馬シーズンを、まずは心地良く楽しむ3日間にしたい。
写真:INONECO、ぼん(@Jordan_Jorvon)
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